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自販機のうどんはどこで食べられる?仕組みについても解説

戦後のノスタルジックな自動販売機と共に、高速道路のサービスエリアや公共施設などでよく見かけるうどん自動販売機。自動販売機でありながら、手打ちのような新鮮なうどんを提供することから、今もなお根強い人気があります。

 

しかし、「うどん自動販売機を見たことがない」「もうどこにも存在しないだろう」と考える人も少なくありません。しかしながら、全国に点在する秘境で、知る人ぞ知る場所でうどん自動販売機は依然として活躍しています。

 

YouTubeやSNSを覗いてみると、多くの人たちがその魅力を取り上げ、知ることができます。このようなうどん自動販売機の仕組みや設置場所について、ご紹介いたします。

 

自販機でうどん?カップ麺じゃないの?

「自販機うどん」と聞くと、多くの人が普通、カップ麺をイメージするのではないでしょうか。しかしながら、今回ご紹介するのは、カップうどんではなく、実際に自販機で調理される「うどん」です。

 

お金を入れ、ボタンを押すだけで簡単に提供されるこの自販機うどんは、ハンバーガーやポテトと並んで、全国で人気を博すことができました。これらの食品自動調理販売機は、昭和40年代後半から昭和50年代にかけて開発され、「オートレストラン」や「オートスナック」などの軽食スペースに設置されていました。

 

元々は深夜に長距離を走るトラックドライバー向けに提供されていましたが、あたたかい食事を手軽に購入できる点が個人にも好評でした。しかし、コンビニやファーストフード店の台頭や治安上の問題も影響し、年々その数は減少し、現在ではその設置台数は劇的に減少しています。

 

懐かしのうどん自販機は今も現役

数が減ったとはいえ、うどん自販機を含む昭和時代の懐かしいフード自販機が、なお現役で活躍している地域もございます。元々うどん自販機には多くの熱烈なファンがおり、その数が減っている分、残る場所はまさに聖地と化しているのです。

 

ここ数年の「昭和のレトロブーム」の影響や利便性から、高速道路のPA・SAの店舗や軽食コーナーを撤去し、代わりにうどん自販機などのフード自販機を導入し、自動化を進めるケースも増えております。

 

昭和の懐かしいフード自販機が、現代でも愛され続ける理由は、そのレトロな雰囲気や味わい、そして地域の人々との結びつきにあるのかもしれません。数は減っているかもしれませんが、その存在感は今もなお強く、昭和時代の面影を感じさせてくれる大切な存在として、多くの人々に支持されています。

 

うどん自販機の仕組み

昭和レトロ感が漂ううどん自動販売機の外観は、シンプルな作りで、大きな自動販売機には「そば・うどん」といった文字が目立って描かれています。また、機械の正面部分には割り箸が用意され、簡単に取り出すことができます。

 

使用方法は飲み物の自動販売機と同様で、お金を入れるとうどんが提供されます。ただし、カップ麺の自動販売機とは異なり、購入後に容器にお湯を注ぐ必要はありません。うどん自動販売機では、調理された状態のうどんが取り出し口から出てきます。

 

仕組みについて興味がある方へ。自動販売機内には、茹でたうどんと具材がカップにセットされた状態で冷蔵保存されており、お金を入れると一部にお湯が注がれ、回転しつつ湯を切ります。その後、スープを加えれば出来上がりです。

 

調理時間はわずか25秒で、カップ麺を凌駕するスピードで、熱々のうどんが楽しめます。現在のうどん自販機のほとんどは、茹で上がったうどんを提供する富士電機めん類自動調理販売機ですが、湯切りをする際に回転せず、傾けるタイプのうどん自販機(川鉄めん類自動調理販売機)も存在します。ただし、その稼働台数はかなり少なくなっています。

 

うどん自販機ごとに味が違う

うどん自販機の中のうどんは、具や味が自販機によって異なることがあります。当時のうどん自販機では、メンテナンス業者が既にいないため、商品が補充される際、ほとんどの場合、オーナーが食材を購入し、調理していることが多いため、場所によって内容が異なる場合があります。

 

実は、自販機ごとに味や具材が異なることが、長年ファンに支持され続けている理由の一つともいえるかもしれません。

 

うどん自販機は設置されている?

うどん自販機の人気が高まっており、その魅力に触れてみたいと考える方も多いことでしょう。そこで今回は、うどん自販機が設置されているスポットをご紹介いたします。

 

サービスエリア

昔は、今のように道の駅やトラックステーションがなかったため、一般道のサービスエリアは長距離を運転する人々にとって重要な休憩場所でした。 そのため、うどん自販機は交通量の多い国道や峠道などのサービスエリアで今でも見られ、最近では道の駅にも設置されています。

 

ドライブイン

長距離トラックの運転手たちが休息をとる場所として知られるドライブインには、一般道のサービスエリアと同様に、懐かしい雰囲気を漂わせるうどん自販機が設置されていることがあります。

 

このうどん自販機は、運転手たちが疲れを癒し、心身をリフレッシュするために利用することができる貴重な存在です。長時間の運転や疲れた体を癒すために、暖かいうどんを食べることは、彼らにとってほっと一息つく瞬間となるでしょう。

 

また、うどん自販機が設置されていることで、地元の味や文化を感じることができるため、地方を走る運転手たちにとっても、心温まるひとときとなることでしょう。

 

一般的にはカップめんや飲料の自販機が多い中、依然としてうどん自販機が稼働している場所もあります。

 

ゲームセンター

1970年代から80年代にかけて全国で見られたオートレストランは、無人の飲食店として人々に利用されていました。当時は、主に長距離トラックのドライバーや深夜に食事を摂る人々をターゲットにした施設で、主要国道沿いに多く展開されていました。最初は電子レンジや給湯器で調理される形式でしたが、後には自動販売機で天ぷらそば(うどん)を提供するようになりました。

 

オートレストランは進化し、一部ではゲームセンターも併設される施設が現れましたが、現在でもうどん自販機が設置されている場所が存在します。この施設は「お店から出ずに食事ができる」「手頃な価格で美味しい」という理由から、ゲームをしない方々にも人気を集めています。特に、観光地や交通量の多い場所などで見かけることがあり、旅行者や地元の人々に利用されています。

 

まとめ

自販機のうどんはどこで食べられるか、そしてその仕組みについて解説しました。自販機のうどんは、多くの場所で利用することができます。公共施設や商業施設、観光地などさまざまな場所に設置されており、気軽に手軽に食べることができます。

 

さらに、その仕組みについても触れました。自動調理マシンを使用し、お金を入れてボタンを押すだけで、熱々のできたてうどんが提供される仕組みです。

 

自販機のうどんは、非常に古くから稼働していることも有り、懐かしさから人気がありますが、場所を選ばず手軽に利用できる点や、自動調理マシンの仕組みによる効率的な提供方法など、さまざまな利点があります。

 

今後もその利便性や懐かしさに期待が寄せられる中、自販機のうどんはますます多くの人々に愛されることでしょう。

 

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