こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
無人店舗は、AIやIoT、顔認証などの最新技術を活用し、店舗のスタッフなしで運営される店舗です。
店舗のスタッフを常駐させないことで、人件費の削減や労働力不足への対策につながり、さらに24時間営業も容易です。
最近では日本国内外でさまざまな成功事例が登場しており、市場は今後も拡大していくと予想されています。
本記事では、無人店舗の事例を紹介するとともに、無人店舗の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
目次
無人店舗とは
無人店舗とは、店員が常駐せず顧客のみで買い物が完了する「自動化」された店舗のことです。
ここでは、無人店舗が人気な理由と、市場規模について詳しく解説していきます。
無人店舗がトレンドとなっている理由
無人店舗は、近年急速に普及が進んでいる新しいビジネスモデルです。
従来の有人店舗では、店員が接客やレジ業務などをおこなう必要がありましたが、無人店舗では、これらの業務を自動化することで、人件費削減や24時間営業を実現しています。
無人店舗がトレンドとなっている具体的な理由として、以下の3つが考えられます。
技術革新
近年、AIやIoT、画像認識技術などの技術革新が急速に進んでいます。
これらの技術を活用することで、無人店舗の運営に必要な自動化やセキュリティ対策が実現可能になりました。
消費者ニーズの変化
消費者のライフスタイルは多様化しており、24時間営業や利便性の高いサービスを求める声が高まっています。
無人店舗は、これらのニーズに対応できる新しいビジネスモデルとして注目されています。
労働力不足
労働人口の減少が深刻化する日本では、多くの企業にとって人手不足の解消が重要な課題となっています。
無人店舗は人材を確保する必要がないことから、人手不足の解消につながるという点でも注目されています。
無人店舗の市場規模
無人店舗の展開や有人店舗の省力化は年々進んでおり、2022年度の市場規模は前年度比13.4%増の606億円となっています。
また、無人店舗の運営を支援するIT技術やサービス市場は、2022年度で3.5億円、2027年には97億円と予想されています。
出典:ミック経済研究所、「無人店舗市場向けソリューション・システム市場の実態と将来展望 2023年度版」を発刊
このような調査結果や、さまざまな場面でAIやIoTの技術が活用されている流れからも、無人店舗の市場は今後ますます拡大していくと考えられます。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
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無人店舗のメリット
ここからは、無人店舗のメリットを3つ紹介します。
人件費削減と効率化につながる
無人店舗の最大のメリットは、人件費を大幅に削減できることです。
従来の店舗では、店員の給与や福利厚生などの費用がかかりますが、雇用を最小限におさえられる無人店舗では、これらの費用を大幅に削減できます。
さらに、自動化されたシステムによってレジ精算や在庫管理などの業務が効率化され、従業員の負担軽減にもつながります。
24時間営業が可能になる
無人店舗は店員を確保する必要がないことから、営業時間の制限がなくなります。そのため、24時間営業の店舗も運営しやすくなり、営業時間外での利益損失を回避できます。
また、消費者にとっても自分の都合にあった時間帯に買い物できることから、利便性が大きく向上します。
データ活用によるサービス向上を目指せる
無人店舗に導入するシステムには、顧客の行動データや購買データなどを収集できる製品が多くあります。
収集したデータを分析することで顧客のニーズを把握し、より最適な商品やサービスの提供につなげやすくなります。
たとえば、顧客の購買履歴から人気商品や季節ごとの需要を分析したり、滞在時間や商品閲覧時間などのデータから性別・年齢別の興味関心を分析したりといったことも可能です。
このようなデータの分析・活用によって、顧客満足度向上や売上増加につなげやすくなるのも、無人店舗の大きなメリットといえるでしょう。
無人店舗が抱える課題
メリットの多い無人店舗ですが、その一方で課題となる部分もあります。
ここでは、無人店舗が抱える課題を紹介します。
技術的な課題への対応が必要
無人店舗にはIT技術の導入が不可欠なため、技術的な課題への対応が求められます。
具体的な課題として挙げられるのが、以下の3点です。
セキュリティ対策
無人店舗では、盗難や不正利用などのリスクが高いため、セキュリティ対策が非常に重要です。
顔認証システムや監視カメラなどの導入によって、セキュリティ対策を強化する必要があります。
システムトラブルへの対応
無人店舗では、システムにトラブルが発生した場合、顧客対応や店舗運営に大きな影響を与えます。
システムの安定稼働を確保するために、定期的なメンテナンスやバックアップ体制の構築が不可欠です。
技術への継続的な投資
無人店舗に導入される技術は常に進化しています。最新技術に対応した無人店舗を運営するには、システムのアップデートや新しい技術の導入など、継続的な投資が必要です。
消費者認知度の向上
無人店舗は比較的新しいビジネスモデルであるため、消費者からの認知度が低いという課題があります。
新規顧客を獲得するためにも、無人店舗の安全性や利便性を理解してもらうための広報活動や、顧客体験の向上などが欠かせません。
また、無人店舗を利用しづらいと感じる顧客に向けて、利用方法や決済方法などを分かりやすく説明し、消費者の不安を解消することも大切です。
無人店舗を実現する無人決済システムTOUCH TO GO
「TOUCH TO GO」は、最新技術を活用した無人決済システムです。店舗内にいる顧客の動きや手に持っている商品を、カメラとセンサーが自動で認識・追跡します。
さらに、決済エリアに立つだけで商品と金額を自動で表示するため、バーコードスキャンなどの商品登録が必要なく、精算にかかる時間を短縮できます。
また、TOUCH TO GOは店舗側にとってもメリットが多く、人件費をはじめとする運営コストの削減や、店舗の回転率向上などにつながります。
TOUCH TO GOでは、以下の3つのシステムを提供しており、用途や目的、店舗の規模などにあわせたサービスをお選びいただけます。
- TTG-SENSE:レイアウトフリーで、面積が200㎡までの大型店舗・利用者が多い店舗にも対応可能
- TTG-MICRO:パッケージ型の無人店舗で、7㎡・15㎡から空きスペースの面積にあわせて設置可能
- TTG-MONSTAR:「券売機」「セルフ後会計レジ」「セミセルフ・セルフレジ」の3役を1台で担うクラウドPOS型券売機
TOUCH TO GO製品の詳細については、以下のリンクからご覧ください。
製品詳細ページ>>TTGのプロダクトページ
無人店舗の事例を紹介
ここからは、「TOUCH TO GO」を活用した無人店舗の事例を紹介します。
実際にどのような店舗で活用されているのか、詳しくみていきましょう。
株式会社ファミリーマート ファミマ!!サピアタワー/S店
「株式会社ファミリーマート ファミマ!!サピアタワー/S店」は、ファミリーマートの無人店舗1号店として、はじめてTOUCH TO GOを導入した店舗です。
事前のアプリインストールや顔認証などが不要で、飲料1本から気軽に購入できることが、ファミリーマートの考え方と合致しているところが導入の決め手となりました。
さらに、自動販売機では品揃えが限定されますが、TOUCH TO GOのシステムであれば通常のコンビニに近い品揃えを実現できる点も魅力です。
導入後は、従来店舗の半分のスタッフで運営できるようになり、大幅な店舗運営コストの削減効果につながっています。
関連記事>>株式会社ファミリーマートのみなさんにお話を伺いました。
株式会社紀ノ國屋 KINOKUNIYAキノクニヤ Suttoスット目白駅店
高級スーパーマーケット「紀ノ國屋」の無人店舗は、「スッと寄るだけで楽しい紀ノ国屋」をコンセプトに、2020年10月にオープンしました。
上質な雰囲気が漂う店内では、紀ノ国屋ならではのこだわりの商品を手に入れられる点も大きな魅力です。
ほかでは見つからない厳選された紀ノ国屋オリジナルの食料品なども揃っており、「高級スーパーの無人店舗」という特別なショッピング体験を提供しています。
目白駅構内(改札外)に設置されていることから、駅利用者が気軽に立ち寄れるスーパーとして多くの人に利用されています。
関連記事>>10/16(金)「KINOKUNIYA Sutto(キノクニヤ スット)目白店」オープン!
ハイランドリゾート株式会社 FUJIYAMA BAZAARハイランドリゾート店
「FUJIYAMA BAZAARハイランドリゾート店」は、ハイランドリゾート ホテル&スパ内にある土産店です。
AI技術を活用した「無人決済スマートストア」として、日用品から地域の名産品、お土産、ホテルオリジナル商品まで幅広い商品を観光客に向けて販売しています。
こちらの店舗では「TTG-SENSE」を導入することで、人材確保の課題からこれまで実現しなかった24時間営業も可能になりました。
関連記事>>ハイランドリゾート株式会社 FUJIYAMA BAZAARハイランドリゾート店
ANA FESTA株式会社 ANA FESTA GO羽田B1フロア店
「ANA FESTA GO羽田B1フロア店」では、羽田空港内でお土産やANAオリジナルグッズ、お弁当、飲料などを販売しています。
空港内の土産店ではこれまで有人での接客が一般的でしたが、セルフレジの普及や顧客の購買スタイルの変化に対応するために、新たな技術の導入が求められていました。
TOUCH TO GOシステム導入後は「搭乗までの限られた時間内ですぐに購入できて便利だった。また利用したい」といった声もあげられており、多くの顧客にその利便性が評価されています。
関連記事>>ANA FESTA株式会社のみなさんにお話を伺いました。
株式会社JR東海リテイリング・プラス TOKYO BANANA express
株式会社JR東海リテイリング・プラスが運営する「TOKYO BANANA express」は、東京駅の東海道新幹線16・17番線ホームにある無人店舗です。
こちらの店舗はTOUCH TO GOの「TTG-SENSE」を活用した無人店舗で、顧客が手にとった商品を上部カメラ陳列棚に設置したセンサーが判別します。
「東京ばな奈「見ぃつけたっ」」や「シュガーバターサンドの木」など、東京土産の定番商品の無人販売を実現しています。
関連記事>>株式会社JR東海リテイリング・プラス TOKYO BANANA express
遠鉄観光開発株式会社 ホテルコンコルド浜松
静岡県浜松市にある「ホテルコンコルド浜松」では、ホテル内の土産店に「TTG-SENSE MICRO」を導入しています。
新型コロナウイルス感染症の影響でスタッフ不足になり、閉店していた土産店ですが、TOUCH TO GOの「無人で運営できる」「手の届く価格である」「お客様の操作が楽」という点に魅力を感じ導入に至りました。
導入後は商品の補充程度の手間で店舗を運営できるようになり、メンテナンスコストの削減につながっています。
関連記事>>遠鉄観光開発株式会社のみなさんにお話を伺いました。
TTG×三菱商事エネルギー(太陽鉱油千葉新港SS)
千葉県千葉市にある「千葉新港サービスステーション」では、パッケージ型の無人店舗「TTG-SENSE MICRO」を導入した「フード&カフェ」コーナーを設置しています。
「TTG-SENSE MICRO」は極小地に適した無人決済システムで、自動販売機しか設置できないような小規模なスペースでも、ドライバー向けに食料品やカフェサービスの提供が可能となります。
サービスステーションという、大型トラックが立ち寄りやすい場所に無人店舗を設置することで、食事や休憩場所を探すことに苦慮していたドライバーの健康面のサポートにつながっています。
関連記事>>「TTG-SENSE MICRO」初稼働!太陽鉱油 千葉新港SS店内に10月1日OPEN~わずか7平方メートル の極小スペースを店舗化する無人決済システム~
まとめ
今回紹介した事例のように、無人店舗はさまざまなジャンルで導入が進んでおり、今後さらに市場は拡大していくと予想されています。
多くのメリットがある無人店舗ですが、その反面で課題となる一面もあり、システムの選び方や運営方法が成功のカギとなります。
これから無人店舗を開業しようと考えている方は、ぜひTOUCH TO GOのプロダクトをチェックしてみてください。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
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