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こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
オフィスでの生産性やモチベーションを維持するためには、適度な休憩が欠かせません。そのために重要なのが、心身ともにリフレッシュできる快適な休憩スペースの存在です。
ただ「休める場所」を用意するだけではなく、従業員が自然と足を運びたくなるような工夫が求められます。
この記事では、オフィスの休憩スペースにおすすめの設備を4つ紹介します。心地よく過ごせる休憩スペース作りのポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
オフィスに休憩スペースを設ける義務はある?
オフィスに休憩スペースを設けることは、生産性向上や従業員満足度の観点から推奨される取り組みですが、企業規模によっては法律で義務づけられているケースもあります。
具体的には、「労働安全衛生規則 第618条」において、常時50人以上の労働者を使用する事業場には、負傷者や病人のための「休養室」を設ける義務があると定められています。
この休養室は、体調を崩した従業員が一時的に休めるスペースであり、静かでプライバシーが確保された環境が求められます。
ただし、ここで言う「休養室」は、食事や会話、仮眠などに使う「休憩スペース」とは用途が異なります。
休養室はあくまで体調不良時の一時的な安静のためのスペースであり、一般的なリフレッシュ目的での使用は想定されていません。
一方で、「休憩室」や「リフレッシュスペース」などの設置は義務ではありませんが、近年は働き方改革やウェルビーイングの観点から導入する企業が増加しています。
従業員が安心して働ける環境を整えるうえで、法的義務の有無にかかわらず、適切な休憩スペースを設けることは大きな意味を持つといえるでしょう。
オフィスの休憩スペースが重要な理由
オフィスの休憩スペースは、単なる「ひと息つく場所」以上の役割を果たします。
仕事の合間にリフレッシュできる環境があることで、心身の疲労回復はもちろん、生産性や集中力の向上にもつながります。
適度な休憩を挟むことで頭がリセットされ、新たなアイデアが生まれやすくなることもあるでしょう。
また、リラックスした雰囲気の中で同僚と気軽に会話できる場としても機能するため、部署や役職の垣根を越えたコミュニケーションが生まれやすくなります。
このように得られるものが多いことから、オフィスの休憩スペースは従業員の健康管理だけでなく、企業全体の活気や生産性を支える大切な要素といえるのです。
オフィスの休憩スペースの呼び方と役割の違い
一口に「オフィスの休憩スペース」といっても、実際にはさまざまな名称や機能の空間が存在します。
それぞれの名称には目的や使い方に違いがあるため、自社の状況に応じて適切に設計・運用することが重要です。
「休憩室」「リフレッシュスペース」「カフェスペース」の違い
もっとも一般的なのが「休憩室」です。
休憩室は、従業員が業務の合間にリラックスするための空間で、従業員が自由に過ごすことができる空間です。
椅子やテーブルを設ける程度のシンプルな構成でも機能します。
一方「リフレッシュスペース」は、やや広義の呼び方で、より積極的に心身を整えることを目的とした空間を指す場合が多いです。
また「カフェスペース」は、その名のとおり社内のミニカフェのような空間です。
コーヒーマシンや軽食が提供され、社員同士のカジュアルな会話や、簡単な打ち合わせの場としても活用されます。
近年はコミュニケーション促進の一環として、このような空間を整備する企業が増えています。
「休養室」は静養専用のプライベート空間
上記とは別に、労働安全衛生規則に基づいて設置が義務づけられるのが「休養室」です。
休養室は体調を崩した従業員や、ケガをした人が横になって安静に過ごすための空間で、リフレッシュ目的の「休憩室」とは明確に区別されます。
休養室には、カーテンや仕切りなどのプライバシー対策が必要で、ベッドや布団、必要に応じて医療用品が備えられている場合もあります。
利用目的が限定されるため、原則として健康な従業員が自由に使用する空間ではありません。
休憩スペースの導入にあたっては、自社の人数や業種、働き方に合わせて適切な機能設計を検討することが大切です。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
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オフィスに休憩スペースを設置するメリット
オフィスに休憩スペースを設置することには、従業員と企業双方にとって多くのメリットがあります。以下で、主なメリットを詳しく解説します。
生産性向上・集中力アップ
業務時間中の適切な休憩は疲労を回復させ、集中力を高める効果があります。長時間連続して作業を続けると集中力は低下し、ミスも増えがちです。
休憩スペースで短い時間でもリフレッシュすることで脳がリセットされ、作業効率の改善が期待できます。
オンとオフの切り替えを意識的に行うことでストレス軽減にもつながり、心身の健康を維持する上での重要な役割を果たします。
コミュニケーションの活性化
休憩スペースは従業員間のコミュニケーションを活性化させる場としても機能します。
部署や役職を超えた従業員が気軽に交流することで、普段の業務では生まれにくい自然な会話や情報交換が生まれます。
さらに、共通の話題で盛り上がったり趣味の話で親睦を深めたりすることで、チームワークの向上にもつながります。
良好な人間関係は円滑なプロジェクト進行に不可欠であり、組織全体の活性化に大きく貢献します。
従業員の満足度向上
オフィス環境が快適であることは、従業員の満足度を高める重要な要素です。
特に、休憩スペースは従業員が心身をリフレッシュできる場所であり、その質が満足度に大きく影響します。
また、快適な休憩スペースを設置することで「会社が従業員のことを大切に考えている」というメッセージを表現することにつながり、従業員のエンゲージメント向上にも期待できます。
従業員が満足して働ける環境を作ることは、企業全体の成長につながるだけでなく、優秀な人材の確保にも有効です。
アイデアの創出
休憩中にリラックスした状態で会話をしたり、普段とは違う環境に身を置くことで、新しい発想が生まれることがあります。
特に、煮詰まった状況を打開したいときや、新しいアイデアが必要な場合、休憩スペースでの交流が役立ちます。
オフィス環境を少し変えるだけでも、従業員の創造性を刺激して、斬新なアイデアを生み出すきっかけになるかもしれません。
企業ブランディング
企業のオフィス環境は、採用活動における重要なアピールポイントの一つです。
従業員が快適に働けるオフィス環境は企業イメージ向上につながり、求職者にとって魅力的な企業として認識されます。
また、環境に配慮した素材を使用したり、地域社会との連携を意識したデザインを取り入れたりすることで、企業の社会貢献への姿勢をアピールすることも可能です。
狭いオフィスでも快適に使える休憩スペースのレイアウトの工夫
オフィスのスペースに余裕がない場合でも、工夫次第で快適な休憩スペースをつくることは十分に可能です。
ここでは、限られた面積を活かしながら、居心地の良い空間に仕上げるためのレイアウトや演出のアイデアを紹介します。
狭小スペースでも実現できるレイアウトの工夫
まず意識したいのは、「区切り方」と「家具の選び方」です。
たとえば、ローパーティションやパーテーション付きソファなどを活用することで、視線をほどよく遮り、限られたスペースにも安心感のあるパーソナル空間を演出できます。
完全に壁で仕切るのではなく、あくまでオープンでありながら“別の空間”としての印象を与えるのがポイントです。
家具は、機能性と省スペース性を両立したものを選びましょう。
壁際に沿って設置できるベンチシートや、折りたたみ式のテーブル・チェアを採用すれば、利用しないときはスペースを空けることができます。
また、キャスター付きの家具を導入することで、状況に応じたレイアウト変更もしやすくなります。
コンパクトな空間ほど、余白を意識した配置が重要です。通路や出入り口付近に物を置きすぎないことで、狭さを感じにくい動線を確保できます。
リラックスできる空間演出のポイント
限られたスペースであっても、配色や素材、照明を工夫することで印象は大きく変わります。
たとえば、ベースとなる色を白や淡いグレーなどの明るいトーンにすることで、空間に開放感が生まれます。
そこに「木目」や「グリーン」など自然素材を取り入れることで、温かみと落ち着きのある空間に仕上がります。
照明は、業務スペースと同じ白色の蛍光灯ではなく、ややトーンを落とした暖色系の間接照明などを使うと、リラックス効果が高まります。
特に、天井ではなく壁際やテーブル上から照らす照明は、空間全体の印象を柔らかくしてくれるためおすすめです。
また、観葉植物を置くだけでも雰囲気が和らぎ、従業員の心理的な緊張がほぐれやすくなります。
スペースが狭い場合でも、卓上タイプや吊るすタイプのグリーンであれば邪魔になりません。
このように、見た目の印象と使い勝手の両面から工夫を重ねることで、スペースの広さに関わらず、従業員にとって快適な休憩スペースを用意できるようになります。
オフィスの休憩スペースにおすすめの設備4選
オフィスの休憩スペースをより快適にするためには、適切な設備の導入が不可欠です。ここでは、特におすすめの設備を4つ紹介します。
オフィスコンビニ
オフィスコンビニは、手軽に軽食や飲み物を購入できる便利な設備です。
従業員は外出することなくオフィス内で必要なものを購入できるため、休憩時間を有効に活用できます。
また、多様な商品をラインナップすることで、従業員のニーズに応じた品揃えが可能です。
最近では、健康志向の商品を扱うオフィスコンビニも増えており、従業員の健康管理にも役立つでしょう。
以下の記事で、オフィスコンビニの特徴やメリット・デメリットを紹介しています。あわせてご覧ください。
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コーヒーサーバー
コーヒーサーバーは、休憩スペースの定番とも言える設備です。その最大のメリットは、従業員がいつでも手軽に温かい飲み物を楽しめるという点にあります。
コーヒーはカフェインを含んでおり、疲労回復や集中力向上に効果があるため、午後の眠気対策やリフレッシュに役立ちます。
また、コーヒーだけでなく紅茶や緑茶、ココアなど、さまざまな種類の飲み物を用意できるサーバーであれば、従業員の好みに合わせて多様な選択肢を提供できます。
設置場所は、従業員が利用しやすく、なおかつ手入れしやすい場所を選ぶと良いでしょう。
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ソファー
ソファーは、休憩スペースにリラックスできる空間を作り出すために欠かせない設備です。オフィス用の椅子に長時間座っていると、身体が凝り固まって疲労を感じやすくなります。
ソファーがあれば、ゆったりとくつろぎながら休憩を取ることができ、心身ともにリフレッシュできます。
また、複数人が座れるソファーを設置することで、従業員同士が気軽にコミュニケーションを取れる場も作れます。
休憩スペースのデザインに合わせて、自社の雰囲気にあったソファーを選びましょう。
大型モニター・プロジェクター
大型モニターやプロジェクターは、休憩スペースに「エンターテイメント性」や「情報共有の機能」を追加するのに役立ちます。
従業員が休憩時間にニュースや映画を鑑賞したり、スポーツ観戦を楽しんだりすることで、気分転換できます。
また、社内イベントの映像を流したり、研修動画を上映したりして、従業員の学習機会を提供するのもよいでしょう。
さらに、プレゼンテーションの練習やチームでのミーティングなど、ちょっとした会議スペースとしても活用できます。
大型モニターやプロジェクターを設置する際は、複数の従業員が視聴しやすいように、適切な距離と角度を考慮することが大切です。
仮眠スペースを設ける場合の注意点
集中力を維持しながら働くためには、短時間でもしっかりと休息を取ることが重要です。
なかでも、昼休みや休憩時間に仮眠を取れる環境があると、午後のパフォーマンス向上に大きく貢献します。
ただし、仮眠スペースをオフィスに導入する際には、快適性とプライバシーに配慮した設計が欠かせません。
ここでは、仮眠スペースを設置する際に気をつけたいポイントを紹介します。
導入時に必要な設備と配慮
仮眠スペースには、横になれる設備や仕切りによる安心感が求められます。
スペースに余裕がある場合は、簡易ベッドやリクライニングソファの設置が理想的です。
一方、限られたスペースでの導入には、仮眠用チェアやフットレスト付きのリラックスチェアなど、座ったままでも身体を伸ばせるタイプの家具を選ぶのもよいでしょう。
また、パーテーションやカーテンで視線を遮ることは、落ち着いて休むために欠かせません。
隣接するエリアとの仕切りがあるだけでも、他人の目を気にせず仮眠を取りやすくなります。
快適性を高めるための環境設計
仮眠スペースは、ただ眠るだけの場所ではありません。短時間でもしっかりと休める環境を整えるためには、音・照明・温度といった周囲の条件にも配慮が必要です。
まず、騒音を軽減するために静かなエリアに設けるか、防音パネルを取り入れる工夫が効果的です。
業務エリアから離れた場所や、会話が少ないエリアを選ぶことで、外部の音を気にせず休める空間が確保できます。
照明は、目を閉じたときにまぶしさを感じない暖色系の間接照明がおすすめです。
光を落とした空間は自然とリラックスしやすくなり、短時間の仮眠でも効果を得やすくなります。
また、「エアコンの風が直接当たらないようにする」「室温が安定するように調整する」など、温度管理にも配慮することで、より快適な仮眠スペースを確保できます。
オフィスでの休憩スペース作りのポイント
休憩スペースを設置するだけでなく、従業員が快適に利用できる空間にするためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、オフィスでの休憩スペース作りのポイントを4つ紹介します。
利用人数と目的にあったスペースを確保する
休憩スペースの広さは、利用する人数と目的に合わせて適切に確保する必要があります。従業員数に対して狭すぎると休憩時に混雑し、リラックスできない可能性があります。
また、休憩スペースの目的によって必要な広さも異なります。例えば、昼食をとるためのスペースや、仮眠を取るためのスペースなど、目的に合わせた広さを確保しましょう。
スペースが限られている場合は、間仕切りを設置して複数のエリアに区切るなど、工夫することで快適な空間を作ることができます。
オン・オフの切り替えができる場所を選ぶ
休憩スペースは、仕事の空間とは明確に区別された場所であることが重要です。オフィスの一角に簡単な椅子とテーブルを置いただけでは、従業員は十分にリラックスできないでしょう。
休憩スペースは、業務に取り組む部屋から離れ、落ち着いて休憩できる静かな場所に設置する必要があります。
また、照明の色や明るさ、インテリアなども、リラックスできるものを選ぶと良いでしょう。オンとオフをしっかり切り替えることで、従業員はより効率的に仕事に取り組むことができます。
従業員の意見を聞く
従業員が快適に休憩できる空間を作るためにも、従業員の意見を積極的に取り入れましょう。
どのような設備があれば便利なのか、どのような空間デザインが好ましいのかなど、アンケートやヒアリングを通じて従業員のニーズを把握するのがおすすめです。
また、実際に休憩スペースを利用した従業員のフィードバックも参考に、改善を重ねることが大切です。
従業員の意見を取り入れることで、より満足度の高い休憩スペース作りにつながります。
利用についてのルールを決める
休憩スペースを気持ちよく利用するためには、「利用に関するルール」を設ける必要があります。
例えば、以下のようなルールを定めることで、従業員全員が快適に利用できるようになります。
- 利用時間
- 使用後の清掃
- 騒音を立てない
- 飲食
ルールを決めたら、従業員に周知して定期的に見直すことも重要です。休憩スペースを利用する従業員全員がルールを守ることで、快適で気持ちのよい空間を作ることができるでしょう。
まとめ
オフィスの休憩スペースは、従業員が心身をリフレッシュし、生産性やモチベーションを維持するために欠かせない場所です。
今回紹介したおすすめの設備を取り入れることで、ただ休むだけの空間ではなく、自然とリラックスできる快適なスペースを作れます。
重要なのは、働く人々が「ここで過ごしたい」と感じる環境を整えることです。設備選びだけでなく、レイアウトや雰囲気づくりにも工夫を凝らすことで、より活気のあるオフィス作りにつながります。
ぜひ本記事を参考に、従業員が気分転換できる休憩スペースの設置を検討してみてください。
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