こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
イオンのセルフレジは、現金からキャッシュレス決済まで多様な支払い方法に対応し、買い物の効率化を実現しています。
しかし、「どんな支払い方法が使えるの?」「操作でトラブルが起きたらどうしよう?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、イオンセルフレジで利用可能な7つの支払い方法から、実際の使い方、よくあるトラブルの対処法まで詳しく解説します。
セルフレジの導入を検討している事業者の方にとっても、ユーザー目線での運用ポイントが参考になるはずです。
目次
イオンセルフレジで使える支払い方法7選
イオンのセルフレジでは、現金からキャッシュレス決済まで幅広い支払い方法に対応しており、お客様のニーズに合わせた柔軟な決済が可能です。
従来の現金支払いはもちろん、クレジットカード、電子マネー、バーコード決済など多様な選択肢を用意しています。
ここでは、各支払方法の特徴を詳しく解説します。
1. 現金支払いは紙幣・硬貨両方に対応している
一般的なセルフレジでは、現金決済に非対応なケースも多いですが、イオンのセルフレジでは、基本的に現金での決済が可能です。
紙幣・硬貨ともに対応しており、お釣りも自動で計算・排出されます。
ただし、まいばすけっとなど一部店舗のセルフレジでは現金支払いができない場合があるため、事前に確認が必要です。
キャッシュレス決済に比べて支払い時間は長くなりますが、現金派の方でも安心してセルフレジを利用できます。
2. クレジットカードは主要5ブランド利用できる
イオンのセルフレジでは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Dinersの主要5ブランドのクレジットカードに対応しています。
Visaのタッチ決済など、コンタクトレス決済にも対応しており、カードを挿入することなくタッチするだけで決済が完了するのが特徴です。
クレジットカード払いなら、各カード会社のポイントも貯まるため、現金払いよりもお得に買い物できるメリットがあります。
3. 電子マネーは8種類から選択できる
イオンのセルフレジでは、WAON、iD、QUICPay、Suica、PASMO、ICOCA、SUGOCA、nimocaなど8種類以上の電子マネーに対応しています。
交通系ICカードは全国相互利用サービス対象の10種類が使用可能で、Apple PayやGoogle Payにも対応しています。
電子マネーなら支払いがスピーディーで、事前にチャージしておけば残高不足の心配もなく、スムーズな決済が可能です。
4. バーコード決済は3つのサービスに対応している
イオンのセルフレジでは、AEON Pay・Alipay・WeChat Payの3つのバーコード決済サービスが利用可能です。
PayPayについては関東と山梨県の32店舗でのみ利用可能で、全国展開はされていません。
バーコード決済なら、スマートフォンのアプリを起動してバーコードを表示するだけで決済が完了し、各サービスのポイント還元やキャンペーンの恩恵も受けられます。
(出典)
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5. AEON Payなら会員コード1回スキャンで支払いできる
AEON Payの特別機能として「会員コード1回スキャンでかんたん決済」が提供されています。
事前にAEON Payの支払い設定をオンにしておけば、iAEONアプリの会員コードをスキャンするだけで支払いが完了する便利なシステムです。
セルフレジでは支払い選択時にAEON Payを選択するだけで決済でき、時間短縮にもつながります。
カード払いとチャージ払いの両方に対応しており、最後に表示した支払い方法が優先適用されるのが特徴です。
6. イオンギフトカードも使用できる
イオンギフトカードはセルフレジでも使用可能です。
支払い時にセルフレジの画面で支払い方法として「ギフトカード」を選択し、指示に従ってカードをスキャナーにかざすだけで決済が完了します。
ただし、JCBギフトカードなど他社発行の商品券はセルフレジでは使用できず、有人レジでの対応が必要です。
すべてのセルフレジがイオンギフトカードに対応しているわけではないため、利用前に店内の案内表示を確認する必要があります。
7. WAON POINTで1ポイント1円支払いができる
貯まったWAON POINTは「1ポイント=1円」としてセルフレジで支払いに利用できます。
支払い方法選択画面で「ポイント利用」ボタンをタップし、カード読み取り後に利用するポイント数を1ポイント単位で設定可能です。
現金支払いを選択してWAON POINTカードまたはイオンカードを読み取れば、支払いと同時にポイントを貯められます。
電子マネーの「WAONポイント」とは異なり、WAON POINTは直接支払いに使用できる便利なサービスです。
関連記事>>セミセルフレジのメリット・デメリット|導入のポイントや事例も紹介
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セルフレジとセミセルフレジの使い方4ステップ
イオンでは、フルセルフレジとセミセルフレジの2種類が導入されており、それぞれ操作方法が異なります。
小売業界では業務効率化と顧客満足度向上を両立させるため、店舗の特性に応じてこれらのシステムの使い分けが重要です。
以下でそれぞれの特徴を解説しますので、参考にしてください。
1. フルセルフレジは商品スキャンから支払いまで自分で操作
フルセルフレジでは、顧客が商品のバーコードスキャンから袋詰め、支払いまでのすべての工程を自分で行います。
画面の案内に従って操作すれば、特別な知識がなくても簡単に利用できる設計です。
完全無人化により人件費削減効果が最も高く、24時間営業店舗や人員不足に悩む事業者にとって有効なソリューションです。
ただし、操作に慣れていない顧客には時間がかかる場合があり、適切なサポート体制の構築が導入成功の鍵となります。
2. セミセルフレジは店員スキャン後に自分で支払い
セミセルフレジでは、店員が商品のスキャンを行い、顧客は支払い操作のみを担当します。
商品の重量確認や割引適用などの複雑な処理は店員が行うため、トラブルが少なく安心して利用できるのが特徴です。
操作に慣れた店員がバーコードスキャンを行うと、フルセルフレジよりも1台あたりの処理時間が短縮される傾向があります。
特に商品点数の多いスーパーなどでは、従来の有人レジと比べて大幅な待ち時間短縮効果が期待できる効率的なシステムです。
3. 支払い方法選択画面でタッチして決済
支払い画面では、利用したい決済方法をタッチパネルで選択します。
現金、クレジットカード、電子マネー、バーコード決済など、豊富な選択肢から最適な方法を選べます。
多様な決済手段への対応は、顧客の利便性向上だけでなく、キャッシュレス決済推進による業務効率化にも貢献します。
決済方法によっては、カードや電子マネーを指定された場所にかざすだけで決済が完了するため、スピーディーな会計処理が可能です。
事業者にとっては現金管理業務の軽減効果も期待できます。
4. レシート発行で完了
決済完了後、レシートが自動で発行されます。
WAON POINTを貯める場合は、この段階でカードまたはアプリのバーコードをスキャンします。
レシート発行機能は、購入履歴の管理や返品対応において重要な役割を果たすものです。
最新のセルフレジシステムでは、電子レシートの発行にも対応しており、顧客の環境意識の高まりやデジタル化ニーズに応えられます。
事業者にとっては、レシート用紙のコスト削減や在庫管理の効率化といったメリットも期待できる機能です。
イオン レジゴーアプリの特徴4つ
イオンが提供するレジゴーアプリは、より効率的な買い物体験を実現する革新的なサービスです。
小売業界では、顧客の利便性向上と店舗運営の効率化を両立させるウォークスルー決済システムが注目されており、レジゴーはその先進的な事例として多くの事業者から関心を集めています。
(参考)
1. 自分のスマホでバーコードスキャン
専用のレジゴーアプリをダウンロードし、自分のスマートフォンで商品のバーコードをスキャンできます。
買い物カゴに入れる前にスキャンすれば、事前に商品を登録できるシステムです。
店舗側にとっては専用端末の貸し出し業務が削減され、顧客にとっては衛生面での安心感が得られるメリットがあります。
アプリ版と貸出版の機能差はなく、年齢確認商品は精算時に従業員確認が必要です。
導入事業者にとっては、顧客の利便性向上と接触機会の削減を同時に実現できる効果的なソリューションです。
2. 買い物しながら商品登録が可能
店内を回りながら商品をスキャンし、リアルタイムで合計金額を確認できます。
予算管理がしやすく、計画的な買い物が可能です。
従来の支払い方法ではレジに行くまで合計金額を把握するのが困難でしたが、レジゴー画面に常に合計金額が表示されるため、買いすぎを防げます。
一度スキャンした商品でも画面上で簡単に削除できるため、金額を見ながら購入判断ができる優れた機能です。
事業者にとっては、顧客満足度向上と客単価の最適化に貢献する重要な機能といえます。
3. 専用カートでスマホ固定して利用
レジゴー対応店舗では、スマートフォンを固定できる専用カートが用意されています。
両手が自由になるため、商品選びに集中できるのが特徴です。
カートには専用端末やスマホを固定できるホルダーが付いており、商品をカゴに入れるときに取り付けた端末での読み取りが可能です。
この仕組みにより、顧客は片手でスマホを持ち続ける必要がなく、快適な買い物体験が実現されます。
店舗運営者にとっては、顧客の利便性向上による滞在時間の延長や満足度向上が期待できる設備投資です。
4. 最終的にセルフレジで決済完了
商品選びが終わったら、専用のセルフレジで決済を行います。
事前に登録した商品情報が反映されるため、再度スキャンする必要がありません。
レジゴー専用レジで「支払い」ボタンを押してバーコードを読み取ると、買い物した商品データが転送され、現金、クレジットカード、WAONなどの各種電子マネーで支払いできます。
支払い完了後は会計済みチェック用の二次元バーコードが表示され、レジゴーゲートにかざして会計終了です。
事業者にとっては、レジ処理時間の大幅短縮と人件費削減効果が期待できるシステムです。
関連記事>>セルフレジで万引きが発生しやすい理由|事例・手口と対策方法も解説
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セルフレジ利用時のトラブル対処法5選
ここではセルフレジ利用時によくあるトラブルと、その対処法をご紹介します。
事業者にとって、これらのトラブル対応策を理解することは、顧客満足度向上と運営効率化の両立に不可欠です。
1. バーコード読み取りエラーは店員に依頼
バーコード読み取りエラーは、セルフレジ運営において最も頻発するトラブルの一つです。
商品のバーコードが汚れや破損により読み取れない場合、顧客は無理に何度も試さず店員に声をかける必要があります。
事業者側では、バーコード不良商品に対する迅速な対応体制の構築が重要です。
スタッフによる手動入力機能の整備、近くへのサポート要員配置、明確な呼び出しシステムの導入により、顧客の待ち時間を最小限に抑制できます。
また、定期的なバーコード品質チェックと商品管理の徹底により、根本的なエラー発生率の削減も可能です。
2. 割引商品は店員による承認操作が必要
見切り品や特売商品などの割引適用商品は、不正防止の観点から店員による承認操作が必須となります。
セルフレジシステムでは、割引商品を検知すると自動的に「店員をお呼びください」と表示される仕組みが一般的です。
事業者にとっては、割引商品管理システムと承認フローの明確化が重要な運営ポイントです。
スタッフの承認権限設定、割引率・金額の手動入力機能、承認ログの記録システムなどを整備すれば、適切な価格管理と不正防止を両立できます。
3. 量り売り商品は事前に価格バーコード貼付
量り売り商品(肉・魚・野菜等)の処理は、セルフレジ運営における重要な課題の一つです。
顧客は事前に専用計量器で重量測定し、価格バーコードを貼付してからセルフレジに向かう必要があります。
事業者側では、計量システムの導入と顧客への操作案内の充実が不可欠です。
計量エリアの設置、操作手順の明確な表示、スタッフによるサポート体制の構築により、スムーズな運営を実現できます。
また、計量器とPOSシステムの連携により、正確な価格算出と在庫管理の自動化も可能となり、業務効率化に大きく貢献するでしょう。
4. 決済エラー時は店員がサポート対応
決済エラーは、セルフレジ運営において売上機会損失に直結する重要な課題です。
クレジットカードの磁気不良、電子マネーの残高不足、QRコード決済の読み取り不良などが主な原因となります。
事業者にとっては、多様な決済手段への対応と迅速なトラブル解決体制の構築が必須です。
決済端末の定期メンテナンス、複数の決済オプション提供、スタッフの決済トラブル対応研修などにより、決済完了率の向上を図れます。
5. 商品の重量チェックで異常時は確認要請
重量チェック機能は、セルフレジにおける不正防止の核となるセキュリティシステムです。
登録商品と実際の重量に大きな差がある場合、システムが自動的に確認を要請します。
事業者にとっては、重量センサーの適切な調整と運用が重要な管理ポイントです。
感度設定の最適化により、誤検知を減らしつつ確実な不正防止を実現できます。
また、重量異常発生時の対応フローの明確化、スタッフの対応研修、顧客への操作案内の充実により、セキュリティ確保と利便性向上を両立できます。
重量データの分析により、商品管理の精度向上と在庫ロス削減も期待できるでしょう。
まとめ
イオンのセルフレジは、現金から最新のキャッシュレス決済まで7つの支払い方法に対応し、お客様のニーズに合わせた柔軟な決済環境を提供しています。
フルセルフレジとセミセルフレジの使い分け、レジゴーアプリによる効率化、適切なトラブル対処により、スムーズな買い物体験を提供できるでしょう。
セルフレジの導入は、人件費削減と顧客満足度向上を同時に実現する有効な手段です。
多様な決済手段への対応、直感的な操作性、確実なトラブル対応機能を備えたシステム選択が成功の鍵となります。
関連記事>>【20選】おすすめセルフレジを比較紹介!価格や選び方、メリット・デメリットも解説
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