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音声POPとは?機能や販促効果、選び方のポイントを解説

2026.01.29

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こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。

売場で商品を見ていると、音声に呼び止められるように足を止めた経験はないでしょうか。人手不足が続く小売店では、「音声POP」というアイテムが店員に代わって商品をアピールできる手段として注目されています。

一方で、「本当に効果はあるのか」「どんな音声POPを選べばいいのか」などの疑問を感じる方も多いはずです。

そこで今回の記事では、音声POPの基本的な仕組みや販促効果、選び方、導入時に失敗しやすいポイントを解説します。音声POPの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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監修者プロフィール

阿久津 智紀
株式会社TOUCH TO GO 代表取締役社長
阿久津 智紀
2004年にJR東日本へ入社。駅ナカコンビニNEWDAYSの店長や、青森でのシードル工房事業、ポイント統合事業の担当などを経て、ベンチャー企業との連携など、新規事業の開発に携わる。
2019年に株式会社TOUCH TO GOを設立。無人決済店舗システムを提供し、次世代型小売の拡大に取り組んでいる。

音声POPとは?

音声POPは、売場で商品をアピールするために使われる販促ツールです。まずは、音声POPがどのような仕組みで動いているのか、基本的な部分から見ていきましょう。

音声POPの仕組み

音声POPの仕組みはシンプルで、本体にあらかじめ録音された音声を再生するだけです。

人が近づいたタイミングで自動的に音声が流れるタイプや、ボタンを押すことで再生されるタイプなどがあり、売場や商品特性に合わせて使い分けられています。

多くの音声POPは小型・軽量につくられており、商品棚や什器に取り付けやすい点も特徴です。また、電池式の機種が主流のため、コンセント工事が不要で、設置後すぐに運用を始められます。

大がかりな設備投資をせずに導入できることから、小規模店舗でも使いやすい販促ツールとして広く活用されています。

小売店で音声POPが使われる理由

音声POPが小売店で使われている大きな理由のひとつが、人手不足への対応です。すべての商品に対して店員が声かけを行うのは現実的ではなく、忙しい時間帯ほど接客にばらつきが出てしまいます。

音声POPを設置すれば、店員がその場にいなくても、一定のメッセージをお客様に届けられます。

また、売場では多くの商品が並ぶため、目立たない商品は手に取られにくくなります。音声による呼びかけは、視覚情報だけでは気づきにくい商品に注意を向けてもらうきっかけになります。

さらに、音声POPは伝える内容をあらかじめ決めておけるため、接客品質を一定に保てる点もメリットです。売場全体の情報発信を安定させたい店舗にとって、扱いやすい販促ツールといえるでしょう。

音声POPの販促効果

音声POPは、売場でお客様の行動に働きかける販促ツールです。ここでは、音声POPがどのような形で売場に影響を与えるのか、代表的な販促効果を見ていきましょう。

売場への注意喚起

音声POPのもっともわかりやすい効果が、注意喚起です。売場では多くの商品や情報が並んでいるため、視線だけで商品を認識してもらうのには限界があります。

音声による呼びかけは、通路を歩いているお客様の意識を一瞬で売場に向ける力があります。

とくに、人感センサー付きの音声POPは、お客様が近づいたタイミングで音声が流れるため、「今ここに何かある」という気づきを自然につくることができます。

新商品や期間限定商品など、まず存在に気づいてもらうことが重要な商品に対しても効果的な役割を果たします。

店員に代わる商品説明

音声POPは、店員に代わって商品説明を行う役割も担います。商品の特徴やおすすめポイントを音声で伝えることで、接客の一部を自動化することが可能です。

忙しい時間帯や人手が足りない状況では、すべてのお客様に十分な説明を行うのは難しくなります。音声POPを活用すれば、価格や使い方、他商品との違いなど、最低限伝えたい情報を常に発信できます。

また、あらかじめ内容を決めて録音しておくため、説明のばらつきが出にくい点もメリットです。誰が対応しても同じ情報を届けられるため、売場全体の接客品質を一定に保ちやすくなります。

購買意欲を高める

音声POPは、商品への理解を深めることで、購買意欲を高める効果も期待できます。ただ商品を並べるだけでは伝わりにくい魅力も、音声によって補足することで、お客様の関心を後押しできます。

たとえば、「今売れている商品」「スタッフおすすめ」「使い方が簡単」といった一言が加わるだけでも、商品に対する印象は大きく変わります。

購入の決め手が見つからず迷っているお客様にとって、音声による後押しは行動を促すきっかけになります。

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音声POPの人感センサー機能とは

音声POPの中でも、とくに多くの店舗で採用されているのが人感センサー付きのタイプです。ここでは、人感センサーがどのように音声再生と連動しているのか、その仕組みと特徴を見ていきましょう。

人感センサーで自動再生される仕組み

人感センサー付きの音声POPは、センサーが人の動きを検知すると、自動的に音声を再生する仕組みになっています。お客様が売場の前を通ったり、商品棚に近づいたりしたタイミングで音声が流れるため、操作をしなくても自然にアピールできる点が特徴です。

多くの場合、赤外線センサーによって人の動きを感知し、一定の範囲内に人が入ると音声が再生されます。再生が終わると待機状態に戻り、次に人が近づいた際に再び音声が流れるため、繰り返し使うことが可能です。

人感センサーが反応する条件と検知範囲

人感センサー付きの音声POPは、機種ごとに反応する距離や範囲が決まっています。そのため、設置前に感知距離を把握しておくことが大切です。

たとえば、代表的な音声POPである「呼び込み君」は、人感センサーの感知距離が約0〜3mとされています。商品棚の前や通路に面した位置に設置することで、お客様が近づいたタイミングで音声が再生されやすくなります。遠くから反応しすぎにくいため、狙った売場に絞ってアピールしやすい点が特徴です。

一方、通路が狭い売場や人通りが多い場所では、音声が頻繁に流れすぎてしまうこともあります。設置する高さや向きを調整し、売場環境に合った使い方を心がけることが大切です。

なお、人感センサーは音声POPだけでなく、無人店舗や無人決済システムでも活用されている技術です。無人店舗におけるシステムについて、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

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音声POPの録音と再生方法

音声POPは機種によって録音や音声の差し替え方法が異なるため、代表的な2つの方法を押さえておくと安心です。

運用イメージに合わせて選べるよう、以下の表にまとめました。

比較項目 内蔵マイク方式 SDカード/MP3方式
主な用途
  • タイムセール
  • 今日のおすすめ

など

  • 定番商品
  • ブランド紹介
  • BGM併用

など

作業時間 1分(その場で完結) 15分〜(PC作業が必要)
複製 困難(1台ずつ録音が必要) 容易(データをコピーするだけ)

それぞれの方法について、さらに詳しくみていきましょう。

内蔵マイクで録音する方法

内蔵マイクで録音するタイプの音声POPは、本体に付いている録音ボタンを使って、その場で音声を登録できます。特別な機材やパソコンを使わずに録音できるため、現場で手軽に音声を変更できる点が特徴です。

売場の状況に合わせてメッセージを変えたい場合や、短いコメントをすぐに差し替えたい場合に向いています。一方で、録音環境によっては周囲の雑音が入りやすく、音質が安定しにくい点には注意が必要です。

SDカードやMP3で音声を差し替える方法

もうひとつは、SDカードなどの外部メディアを使って音声データを再生する方法です。パソコンであらかじめ録音した音声ファイル(MP3など)を用意し、音声POP本体に差し込んで使用します。

この方法では、音質を安定させやすく、ナレーションやBGMを含めた音声も再生しやすくなります。複数店舗で同じ音声を使いたい場合や、ブランドイメージを統一したい場合にも向いています。

ただし、対応しているファイル形式や再生順は機種ごとに異なるため、導入前に仕様を確認しておくことが大切です。

音声POPの代表的な製品

音声POPにはさまざまな機種がありますが、ここでは特に小売店でよく使われている代表的な製品を紹介します。どれも人感センサー付きで、売場や通路でのアピールに向いたモデルとなっています。

呼び込み君

「呼び込み君」は、音声POPの中でも知名度が高く、多くの小売店で使われている製品です。人感センサーを搭載しており、お客様が近づくと自動で音声やメロディが再生される仕組みになっています。

大きな特徴は、あらかじめ音声やBGMが録音された状態で使える点です。録音作業を行わなくても、設置するだけですぐに運用を始められるため、導入のハードルが低い製品といえます。

売場の入口付近や通路沿いなど、まず注意を引きたい場所で使われることが多い音声POPです。

関連記事>>呼び込み君とは?販促に効果的な理由や使用時の注意点を解説

G-vo(ジーボ)

「音声POP ジーボ」は、比較的コンパクトな設計で、売場に設置しやすい音声POPです。人感センサーによって自動再生される点は「呼び込み君」と共通していますが、本体に録音機能が搭載されている点が大きな特徴です。

録音ボタンを押すだけで、スタッフ自身が商品説明やおすすめポイントをその場で録音でき、LEDランプで録音状態を確認しながら操作できます。

また、スピーカーが側面に配置されている設計のため、前面に広告や価格表示を設置しやすく、限られたスペースでも使いやすい音声POPとなっています。

音声POPを選ぶ際のポイント

音声POPにはさまざまな種類があり、どれを選ぶかによって得られる効果も変わってきます。ここでは、小売店で音声POPを導入する際に押さえておきたい、基本的な選び方のポイントを紹介します。

売場の課題に合った製品を選ぶ

まず大切なのは、自店の売場でどんな課題を解決したいのかを明確にすることです。

たとえば、「通路を歩くだけで素通りされてしまう」「新商品に気づいてもらえない」などの課題がある場合は、注意喚起に強い音声POPが向いています。

一方で、商品の特徴や使い方を伝えたい場合には、具体的な説明を流せる音声POPが効果的です。店員が説明しきれない部分を補う目的で使うなら、内容を自由に変えられるタイプのほうが使いやすいでしょう。

このように、売場の悩みと音声POPの役割を結びつけて考えることが、失敗しない選び方の大きなポイントとなります。

価格帯とコスト面で考える

音声POPは、機種によって価格帯に幅があります。導入しやすい価格のものから、多機能なモデルまでさまざまですが、価格だけで判断しないことも大切です。

安価な機種は手軽に導入できますが、音量調整や再生条件の自由度が限られる場合もあります。一方で、高価な機種であっても、売場の課題に合っていなければ十分な効果は得られません。

初めて導入する場合は、まず1台から試して効果を見ながら追加を検討してみましょう。初期費用だけでなく、運用のしやすさや使い続けられるかという視点でコストを考えることが大切です。

関連記事>>音声POPの価格相場|機能別の違いや失敗しない選び方を解説

必要な機能から選ぶ

音声POPには、以下のようにさまざまな機能が搭載されています。

  • 人感センサー
  • 録音機能
  • 音量調整
  • 再生タイミングの設定

ただし、すべての機能が必要とは限りません。たとえば、「設置してすぐ使いたい」場合は、あらかじめ音声が入っているタイプが向いています。

反対に、「商品ごとにメッセージを変えたい」「キャンペーンごとに内容を更新したい」場合は、録音や差し替えが簡単な機種が必要です。

あまり売場の運用に合わない機能が多いと、使われなくなってしまうこともあります。必要な機能を絞り込み、無理なく使える音声POPを選び、継続的な活用につなげることを意識しましょう。

まとめ

音声POPは、売場でお客様の注意を引き、商品理解や購買行動を後押しする販促ツールです。人手不足が続く小売店において、店員に代わって情報を伝えられる点は、大きなメリットといえるでしょう。

今回紹介したように、音声POPにはさまざまな種類や特徴があります。まずは自店の売場に合った形で無理なく導入し、効果を確認しながら活用していくことが、音声POPを上手に使いこなすポイントです。

売場作りの選択肢の一つとして、音声POPの活用を検討している方は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

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