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オルビスの無人店舗を徹底解説!概要や特徴的なサービス、売上の影響を解説

こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。

オルビスの無人店舗「ORBIS Smart Stand」は、化粧品業界初の革新として注目を集めています。

「省スペースで店舗を運営したい」

「人件費を抑えつつ売上を確保したい」

「購入する商品は決まっているので、販売員のアドバイスは不要」

「男性でも入りやすい化粧品店が欲しい」

無人店舗を導入すると、店舗と顧客双方のニーズに応える新しい購買体験が叶うでしょう。

本記事では、オルビスの無人店舗「ORBIS Smart Stand」の仕組みや特徴的なサービス、実際の店舗で利用されている無人決済システム、売上の影響について解説しています。

無人店舗の導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

オルビスの無人店舗「ORBIS Smart Stand」とは

オルビスの無人店舗「ORBIS Smart Stand」は、株式会社TOUCH TO GOの無人決済システムを導入しており、事前の顧客登録を必要としない仕組みを利用した無人店舗です。

以下の内容について、それぞれ解説します。

  • 無人店舗の概要
  • 無人店舗の展開状況
  • 無人店舗の目的

無人店舗の概要

オルビスの無人店舗「ORBIS Smart Stand」は、2023年5月12日に東京都立川市の商業施設「グランデュオ立川」に1号店をオープンしました。

この店舗は、株式会社TOUCH TO GOの無人決済システムを導入しており、事前の顧客登録を必要としない仕組みを利用した無人店舗として、化粧品業界では初の導入事例となりました。

無人店舗の特徴は次のとおりです。

  • 約7平方メートルの小規模スペースでも出店が可能
  • 天井のカメラや棚のセンサーで顧客が手に取った商品をリアルタイムに認識
  • レジでの商品読み取りなしで会計が可能なセルフレジ方式
  • キャッシュレス決済に対応

小規模スペースでの店舗は商品数を絞る必要がありますが、人件費がかからない分、利益が出やすいというメリットがあります。

顧客の立場では、必要なものをサッと購入できる手軽さが魅力といえるでしょう。

無人店舗の展開状況

オルビスの無人店舗は順調に拡大しており、以下の店舗が開設されています。

  • グランデュオ立川店(東京都立川市):2023年5月12日オープン(1号店)
  • 盛岡フェザン店(岩手県盛岡市):2024年2月20日オープン(2号店)
  • イオンモール鈴鹿店(三重県鈴鹿市):2024年3月20日オープン(3号店)
  • イオンモール水戸内原店(茨城県水戸市):2024年4月19日オープン(4号店)

オルビスは3年で10〜15店舗の展開も視野に入れています。

無人店舗の目的

オルビスが無人店舗を展開する目的は次のとおりです。

  • 販売職の人手不足解消
  • 人件費の削減
  • 新たな顧客層の開拓

オルビスでは十分な集客ができているにも関わらず、販売員の不足により閉店せざるを得ないケースもあったとされています。

しかし、無人店舗により販売員が常駐しなくても営業を継続できるようになりました。

「店員に話しかけられるのは面倒」「欲しい商品は決まっているので、カウンセリングは不要」と感じる顧客へのアプローチや、男性顧客など化粧品店に入りづらい層のニーズにも対応しています。

関連記事>>無人店舗の事例7選|市場規模やメリット・課題も詳しく解説

商品を手に取るだけで決済完了!無人決済店舗システム「TOUCH TO GO」

TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムを導入すると、商品をスキャンせずに決済できるため、さらに簡潔な「完全自動決済」が実現します。
人件費の削減を検討されている方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。

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オルビスの無人店舗における特徴的なサービス

オルビスの無人店舗は、販売だけでなく以下の特徴的なサービスを提供しています。

主なサービスを以下のとおり紹介します。

  • オンラインカウンセリング
  • 自由に使えるテスター
  • LINE公式アカウント

オンラインカウンセリング

オルビスの無人店舗は「無人販売店舗×カウンセリング」という新しい顧客体験価値を提供しています。

店内に設置されたオンラインカウンセリングブースでタブレットを操作すると、遠隔で美容部員に相談できます。

平日10時から15時まで、最大15分間のカウンセリングサービスを無料で提供しているため「オルビスの商品を初めて使うので、スタッフに相談したい」という方でも、安心して無人店舗を利用できます。

自由に使えるテスター

自由に使えるテスターがオルビスの無人店舗に用意されており、スキンケアなどの主要アイテムを試せます。

「自分のペースでゆっくりとテスターを試したい」と思う方に適しています。

LINE公式アカウント

オルビスの無人店舗に設置されているQRコードを読み取ると、専用のLINE公式アカウント「ORBIS Smart Guide」を通じて買い物サポートを受けられるのが特徴です。

そのため「無人店舗での買い物の仕方が分からない」という方にも迷わず利用できる環境が整っています。

関連記事>>無人店舗のメリットや課題とは?事例と開業準備のポイント

オルビスの無料店舗で利用している無人決済システムは?

オルビスの無人店舗では、TOUCH TO GO社の無人決済システム「TTG-SENSE MICRO」を採用しています。

このシステムには以下の特徴があります。それぞれ見ていきましょう。

  • 事前登録不要のシステム
  • カメラとセンサーによる顧客や商品の認識
  • 自動決済

事前登録不要のシステム

オルビスの無人店舗では、事前の顧客登録を必要としない無人決済システムを導入しています。

化粧品業界では初となるシステムです。

利用者は通常の店舗と同じように入店し、欲しい商品を手に取るだけで買い物ができます。

特別な操作や手続きが不要なため、初めての利用者でも戸惑うことなく買い物を楽しめる設計になっています。

また、商品は自分のバッグに入れたままでも問題なく、スムーズに決済できるのが特徴です。

カメラとセンサーによる顧客や商品の認識

TTG-SENSE MICROは、天井に設置されたAIカメラと商品棚に設置されたセンサーを組み合わせた高度な認識技術を採用しています。

このシステムは顧客の動きをリアルタイムでトラッキングし、どの商品を手に取ったかを正確に把握します。

顧客が商品棚から商品を取る際、センサーがその動きを検知し、どの商品が何個取られたかを即座に認識するのです。

この技術により、レジでの商品スキャンが不要となり、買い物プロセスが大幅に効率化されています。

また、AIカメラによる監視機能は不正行為の防止にも役立ち、無人店舗でありながら高いセキュリティを確保しています。

自動決済

TTG-SENSE MICROの自動決済プロセスは非常にシンプルで直感的です。

顧客は選んだ商品を持ってレジ前に立つだけで、システムが自動的に購入商品を認識し、ディスプレイに表示します。

商品のバーコードをスキャンする必要がなく、レジ打ちの手間も省けるため、決済がスピーディに完了するのが特徴です。

支払方法は主にキャッシュレス決済(クレジットカードや電子マネーなど)に対応しており、決済完了後すぐに退店できます。

このシステムにより、混雑時間帯でもスムーズに買い物ができるため、顧客の待ち時間を大幅に削減できます。

また、遠隔監視システムにより、問題が発生した場合はコールセンターがリアルタイムでサポートする体制も整っているのです。

関連記事>>無人店舗へのレジ導入のメリットと課題を徹底解説

オルビスでの無人店舗の導入による売上の影響は?

オルビスによると、無人店舗にリニューアルしたグランデュオ立川店では、有人店舗だった時と比較して売上額は減少しています。

しかし、この売上の減少は同社が当初から想定していた結果であり、戦略的な判断によるものです。

無人店舗への転換に際して、在庫管理などの観点から取扱商品数を従来の半分以下の約90種類に絞り込んだのが主な原因と言われています。

売上額は減少したものの、収益性の面では改善が見られています。

人件費や固定費などの削減により、店舗のランニングコストが有人店舗の4分の1程度に抑えられており、売上が減少しても利益が向上しているのです。

オルビスでは今後2026年までに無人店舗を15店舗まで増やす方針を掲げています。

まとめ

オルビスの無人店舗の仕組みや特徴的なサービス、利用されている無人決済システムや売上の影響について解説しました。

オルビスの無人店舗「ORBIS Smart Stand」は、省スペースかつ非接触での購買体験を提供し、化粧品販売の新しいスタイルとして注目されています。

販売員が不在でもスムーズに購入できる仕組みやオンラインカウンセリング、自由に使えるテスターなど、さまざまなニーズに応える工夫が詰まっています。

人手不足への対策や新規顧客層の取り込みにも有効です。

無人店舗の導入を検討する企業にとって、有力な選択肢となるでしょう。

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