こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
お店の売上を少しでも伸ばしたいと考えたとき、すぐにできる販促施策のひとつが「レジPOP」です。
レジ周りは、来店した顧客さまが必ず立ち止まる場所だからこそ、ちょっとした工夫で思わぬ購買につながる可能性があります。
しかし、ただPOPを設置すれば売れるわけではありません。ターゲットに合った内容やデザイン、伝え方にこだわることで、初めてレジPOPは効果を発揮します。
この記事では、レジPOPの基本から効果的な作り方、実際の活用アイデアを詳しく解説していきます。
レジ横のスペースを最大限に活かし、売上アップを目指していきましょう。
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目次
レジPOPが売上アップに効果的な理由
レジ周辺に設置するPOPは、売上アップに非常に効果的だといわれています。
ここでは、その理由を具体的に見ていきましょう。
待ち時間に自然と目に入る
顧客がレジに並んでいるとき、自然と視線を動かす先にレジ周りがあります。
このタイミングで目に入るレジPOPは、購入決定直前の「あと一押し」として顧客の心理に大きく影響します。
商品棚までわざわざ足を運ばなくても、その場で気軽に手に取れるため、衝動的な追加購入につながりやすくなるのです。
購入意欲が高まるタイミングを活かせる
顧客がレジに向かうとき、すでに「何かを買おう」という気持ちは高まっています。
この段階では、新たな商品やサービスにも関心を持ちやすく、追加購入を促す絶好のチャンスです。
「せっかくだからこれも買ってみよう」「今ならお得みたいだから試してみよう」という前向きな心理が働きやすくなります。
レジPOPは、そんな購買意欲を自然に引き出し、スムーズに売上アップへとつなげる強力なツールです。
小額商品・サービスの訴求にぴったり
レジ周りに設置するPOPは、特に価格が手ごろな商品や、追加で利用できるサービスの案内に最適です。
数百円から数千円程度の商品であれば「ついで買い」のハードルが低く、購入を後押ししやすくなります。
また、サブスクリプションの登録やポイントカードへの入会など、気軽に申し込めるサービスの紹介にも効果的です。
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レジ周りに設置する代表的なPOPの種類
レジPOPと一口にいっても、その役割や目的によっていくつかの種類に分かれます。
ここでは、レジ周辺によく設置される代表的なPOPの種類を紹介します。
商品紹介POP
もっとも基本的なレジPOPが、特定商品の紹介を目的としたものです。
たとえば「今売れてます!」や「スタッフおすすめ!」といったキャッチコピーとともに商品を紹介し、購入を後押しします。
新商品や注目商品を自然にアピールできるため、短期間で売上アップを狙いたいときに効果的です。
キャンペーン・割引告知POP
期間限定セールや割引キャンペーンを告知するPOPも、レジ周りでは重要な役割を果たします。
「今だけ10%オフ」「ポイント2倍キャンペーン中」など、目を引く表現で訴求することで、購入意欲を刺激します。
来店時に気づかなかったキャンペーンでも、レジ前で伝えることで購買行動を後押しできます。
クロスセル・アップセルPOP
関連商品の購入につなげる「クロスセル」や、より高額商品の購入を促す「アップセル」にもレジPOPは効果的です。
たとえば「この商品におすすめのアクセサリーはこちら」や「+〇〇円でサイズアップできます」などの案内を出すことで、単価アップを狙うことができます。
レジ待ちのちょっとした時間を活用して、新しい商品を提案ができるのがポイントです。
新商品・季節商品の案内POP
季節限定の商品や新発売アイテムを紹介するPOPも、レジ周辺に適しています。
たとえば「春限定 桜フレーバー登場」や「新発売!今だけお試し価格」など、季節感や新しさを押し出すと、顧客の興味を引きやすくなります。
タイムリーな情報をタイミングよく伝えることで、購買チャンスを逃さずに済みます。
注意喚起・マナー案内POP
販売促進とは少し違いますが、レジ周りで注意喚起やマナー向上を目的としたPOPを設置することもあります。
たとえば「順番にお並びください」「マスク着用をお願いしています」といった案内を掲示することで、スムーズな接客やトラブル防止につながります。
POPの見せ方によって、店舗全体の印象をよくする効果も期待できます。
効果的なレジPOPを作成する際のポイント
レジPOPは、ただ設置するだけでは効果を十分に発揮できません。購買行動を促すためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
ここでは、効果的なレジPOPを作成する際のポイントを4つ紹介します。
視認性を意識する
レジ周りは多くの顧客が動線上で目にする場所のため、パッと見ただけで内容が伝わる「視認性」が重要です。
小さすぎる文字や複雑なデザインは避け、誰でも一目で内容がわかるレイアウトを心がけましょう。
また、設置位置にも工夫が必要です。レジ待ちの列に自然に視線が向かう場所や目線の高さに配置すると、効果が高まります。
短く分かりやすいメッセージにする
基本的に、レジPOPに長い文章は不要です。例えば、以下のようなシンプルな言葉でストレートに伝える方が、顧客に響きやすくなります。
- 新発売
- 本日限り10%オフ
- セットでお得
特に、レジ前は支払いや荷物整理などで忙しい場所でもあるため、瞬時に理解できる表現を意識しましょう。
デザインやカラーで注目を集める
色使いやデザインの工夫も、レジPOPでは大きな役割を果たします。
たとえば「赤・黄色」は特売やセール感を演出しやすく、「青・緑」は安心感や信頼感を与えるといわれています。
テーマに合わせてカラーを使い分けると、より効果的なアピールが可能になります。
さらに、イラストや写真を加えるのもよいでしょう。ビジュアルで直感的に伝えられるPOPは、言葉だけよりも強い印象を与えられます。
ターゲット層に合わせた内容にする
「誰に向けたPOPなのか?」を意識することも大切な要素の一つです。
たとえば、若い女性をターゲットにするならかわいいデザインに、ビジネスパーソン向けならスマートな表現にするなど、ターゲットに合わせてトーンやビジュアルを調整しましょう。
ターゲット層に寄り添ったPOPは、より自然に興味を引き、購買行動を後押ししてくれます。
レジPOP活用の注意点
レジPOPは効果的な販促ツールですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。
ここでは、レジPOPを活用する際に注意したいポイントを紹介します。
設置スペースを圧迫しない
レジ周辺は、限られたスペースしかありません。そのため、POPがレジ操作や顧客の動線を妨げてしまうと、かえってストレスを与えてしまう可能性があります。
あくまでもレジPOPは必要最小限で、レジのスタッフがスムーズに作業できる環境や、顧客が気持ちよく会計できるスペースの確保を優先しましょう。
情報量を詰め込みすぎない
あれもこれも伝えたいと欲張って情報を詰め込むと、POPの効果は薄れてしまいます。
情報量が多いとメッセージが散漫になり、結果的に顧客に何も伝わらない事態になりかねません。
POPには「ひとつのテーマ」「ひとつの訴求ポイント」に絞った情報だけを掲載するのが基本です。端的でわかりやすい情報発信を心がけましょう。
定期的に入れ替える
長期間同じPOPを掲示していると、常連の顧客にとっては「見慣れた景色」となり、効果が薄れていきます。
そこで、季節の変わり目や新商品の投入タイミングに合わせて、POPの内容やデザインを定期的に入れ替えましょう。
目新しさを感じてもらうことで、リピーターにも新たな発見や購買意欲を促すことができます。
店舗イメージと統一感を持たせる
レジPOPのデザインや雰囲気が店舗全体のイメージと合っていない場合、違和感を与えてしまうことがあります。
たとえば高級感を売りにしている店舗で、カジュアルすぎるPOPを使ってしまうと、ブランディングにマイナスの影響が出るかもしれません。
そのため、店舗のコンセプトやターゲット層に合わせた色使いやフォント、言葉選びを意識し、統一感を持たせることが大切です。
「レジPOPも店舗の一部」と考えて、トータルでの店舗イメージを意識しましょう。
スタッフとも情報を共有する
レジPOPを設置したら、それを接客にどう活かすか、スタッフとしっかり共有することも重要です。
たとえばレジPOPでおすすめしている商品について、スタッフが質問に答えられない状態では、せっかくの販促効果が半減してしまいます。
新しいPOPを設置したときはスタッフ全員に簡単に説明し、連携を取るようにしましょう。
レジPOPに使えるアイデア例
レジPOPは、工夫次第でさらに大きな効果を発揮できます。ここでは、活用しやすいレジPOPのアイデアをいくつか紹介します。
「今すぐ買う理由」を作るメッセージ
レジ前では、ちょっとした後押しが購買行動につながります。具体的には、以下のようなフレーズを入れることで、今すぐ手に取らないと損をするような気持ちを強められます。
- 数量限定
- 今だけ特別価格
- 本日最終日
特に短期間のキャンペーンや季節商品の販売時には、こうしたメッセージが非常に効果的です。
商品の「メリット」を端的に伝える
顧客は、目の前の商品にどのようなメリットがあるのかを知りたいと思っています。
そこで、以下のような商品の特徴を1~2行で表現し、魅力をアピールしましょう。
- 疲れを癒す香り
- 朝の時間を短縮できる便利グッズ
- 片手で食べられる
あまり売り込みすぎず、自然に「これ、いいかも」と思ってもらえる表現を意識しましょう。
季節感やイベントを取り入れる
季節ごとにPOPを変えることで、常に新鮮な印象を与えられます。
たとえば春なら「新生活応援グッズ」、夏なら「ひんやりスイーツ特集」など、時期に合わせたテーマでPOPを展開すると、顧客の購買意欲を高めやすくなります。
バレンタインやハロウィン、クリスマスなどのイベントに合わせた限定感を出すのも効果的です。
手書き風デザインで親しみを演出する
最近では、あえて手書き風のデザインにすることで、温かみや親しみを演出するPOPも人気です。
特に地域密着型の店舗や個人店では、スタッフの一言コメントやイラスト入りPOPが、顧客との距離を縮めるきっかけになります。
デジタル印刷に比べると多少手間はかかりますが、オリジナリティが伝わりやすく、リピーター獲得にもつながるメリットがあります。
まとめ
レジPOPは、レジ前という限られたスペースを活用して、追加購入やキャンペーン告知などを効果的に促せる販促ツールです。
設置方法やメッセージの工夫次第で、客単価のアップやリピーター獲得に大きく役立ちます。
ぜひ今回紹介したレジPOPの活用アイデアや注意点を参考に、店舗の売上アップや物件活用に役立ててみてください。
以下の記事で、陳列方法や導線設計について解説しています。あわせてご覧ください。
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