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セミセルフレジが「意味ない」と言われる理由とは?効果や注意点を解説

こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。

近年、多くの小売業や飲食業で導入が進むセミセルフレジ。会計の省力化や人手不足の解消を目的として注目される一方で、「思ったより効果がない」「意味がないのでは」といった声も聞かれるようです。

では、本当にセミセルフレジは意味がないのでしょうか。もしくは、運用の仕方次第で十分に機能する仕組みなのでしょうか。

本記事では、「セミセルフレジは意味ない」と言われる理由を解説します。また、導入効果や注意点、事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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セミセルフレジが「意味ない」と言われる理由

セミセルフレジの導入を検討する中で、「意味がないのでは」という意見を耳にすることがあるかもしれません。

なぜ、セミセルフレジは「意味がない」と言われるのでしょうか。まずは、その理由の背景についてみていきましょう。

人件費削減につながらないケースがある

セミセルフレジの導入目的としてよく挙げられる「人件費の削減」ですが、実際にはスタッフを完全に削減できるわけではありません。

商品登録や精算サポート、トラブル対応などでスタッフの常駐が必要なケースも多く、期待したほど人手が減らない可能性もあります。

特にピークタイムには、有人レジと同様の人員を配置せざるを得ない店舗もあり、効率化の効果が限定的になることがあります。

操作ミスや顧客の戸惑いが逆効果に

高齢者や機械操作に慣れていない層にとっては、セミセルフレジはかえってわかりにくい存在になることがあります。

精算機の前で戸惑う利用者が多いと会計の流れが滞り、スタッフのサポート対応が頻発します。

その結果、レジのスピードアップどころか、全体の処理効率が下がってしまう可能性も考えられます。

導入コストや設置スペースが重荷になる

セミセルフレジは一般的なPOSレジと比べて高額で、導入初期には端末費用・設置工事・システム連携などのコストが発生します。

また、精算機を置くためのスペース確保が難しい店舗では、レイアウトの見直しも必要になります。

こうした初期投資が経営を圧迫し、「そこまでして導入する意味があったのか」と疑問を抱かれる原因にもなっています。

万引き・トラブルリスクの増加

支払いと商品受け渡しが分離されるセミセルフレジでは、意図的・無意識にかかわらず、支払い忘れや万引きが発生するリスクがあります。

とくに、スタッフがレジから離れている時間が長くなると、不正行為を見逃しやすくなります。

こうしたリスクへの備えが不十分なまま導入した場合、防犯コストやトラブル対応の手間が増加し、店舗全体の運営効率が低下する可能性もあります。

関連記事>>セミセルフレジでクレームやトラブルが起きる原因と対策を解説!

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セミセルフレジのメリットと導入効果

ここまでセミセルフレジが「意味ない」と言われる背景を見てきましたが、すべてのケースで効果が出ないわけではありません。

むしろ、導入の目的と運用方法が明確であれば、業務の効率化や顧客満足の向上に役立つ事例も多く存在します。

ここでは、セミセルフレジの主なメリットと導入効果を紹介します。

業務の効率化と回転率アップ

セミセルフレジの大きなメリットは、スタッフがレジ業務にかける時間を減らせることです。

会計業務のうち、精算部分を顧客が自分で行うため、スタッフは商品のスキャンや案内を終えた後、すぐに次の対応へ移ることが可能になります。

このような流れが定着すると、ピークタイムでもレジ周りの滞留が減り、店舗全体の回転効率が高まります。

結果として、レジ待ちによる機会損失が減少し、売上アップにもつながるといった効果が期待できます。

非接触で衛生的な会計が可能に

セミセルフレジは、精算を顧客が自ら端末で行う仕組みのため、現金やカードの受け渡しといった対面での接触を最小限に抑えられます。

とくに衛生面への意識が高まったコロナ禍以降、この非接触型の会計スタイルは多くの店舗で導入されるようになりました。

こうした対応は、顧客に安心感を与えるだけでなく、従業員の感染リスクを軽減する点でもメリットがあります。

多様な決済手段に対応できる

セミセルフレジの多くは、現金以外にもクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、さまざまな支払い方法に対応しています。

そのため、利用者は自身の好みに合った決済手段を選ぶことができ、会計時のストレスを感じにくくなります。

こうした柔軟な対応は顧客満足度の向上だけでなく、支払い方法が限られていることで生じる機会損失を防ぐことにもつながります。

さらに、決済内容が自動的にシステムに記録されるため、売上管理や会計処理の手間が減り、バックオフィス業務の効率化にも役立ちます。

人手不足対策として有効

人手不足が深刻化する中で、限られたスタッフで店舗運営を継続するには、業務の省力化が不可欠です。

セミセルフレジを導入することで、レジ業務に必要な人員を減らしたり、スタッフを商品補充や接客といった業務に振り分けたりと、柔軟な人員配置が可能になります。

また、レジ業務の負担が軽減されることで、スタッフの作業ストレスが減り、離職率の改善にもつながる可能性があります。

セミセルフレジ導入時の注意点

セミセルフレジには多くのメリットがあるものの、導入すれば効果が出るとは限りません。

現場に合った運用体制やサポート環境を整えておかないと、期待した成果が得られず、かえって負担が増えるケースもあります。

ここでは、導入を成功させるために押さえておきたいポイントを解説します。

スタッフのサポート体制は必須

フルセルフレジとは異なり、セミセルフレジは「完全無人」ではありません。

とくに初めて使う人や、高齢者など操作に慣れていない方にとっては、スタッフのサポートが欠かせない場面も多くあります。

支払いエラーや操作ミスが起きた時にすぐ対応できるよう、スタッフが常に近くで待機し、必要に応じて声がけできる体制を整えておくことが大切です。

そのためには、スタッフ自身が機器の使い方やトラブル時の対応方法を十分理解しておく必要があります。

防犯対策とオペレーション設計

セミセルフレジでは、「支払い」と「商品受け渡し」の流れが分かれるため、万引きや支払い忘れといったリスクへの対策が欠かせません。

とくに、店内の動線や監視体制が整っていない状態で導入してしまうと、不正行為を防ぎきれないおそれがあります。

こうしたリスクを抑えるためには、次のような防犯対策を実施しておくと安心です。

  • 防犯カメラの設置
  • ゲートやセンサーとの連携
  • 入退店の管理

さらに、店舗全体のオペレーションを見直すことで、リスクを抑える仕組みを整えられます。

保守・トラブル対応の事前準備

セミセルフレジは精密機器であるため、故障や通信トラブルといった不測の事態に備える準備も必要です。

機器のダウンが発生すると、会計が停止して業務全体が止まるリスクがあるため、迅速な対応体制をあらかじめ構築しておかなければなりません。

導入時には、機器メーカーやサービス提供会社のサポート体制を確認し、保守契約や問い合わせ対応の内容まで把握しておきましょう。

万が一のトラブルに備えて、簡易レジの準備や対応マニュアルの整備をしておくと安心です。

TTG-MONSTARの導入事例に見る活用のポイント

セミセルフレジを効果的に活用するには、製品の機能だけでなく、導入目的や店舗運営の方針とどう合致させるかが重要です。

ここでは、TOUCH TO GOのセミセルフ型決済機「TTG-MONSTAR」を導入した事例をもとに活用ポイントを紹介します。

BECK’S STATION LOUNGE 東中野店

JR東中野駅にある「BECK’S STATION LOUNGE 東中野店」では、TTG-MONSTARとTTG-GATEWAYの両システムを導入し、入店から注文・決済・退店までの一連の流れをセルフ化しています。

こちらの店舗は時間課金制のカフェラウンジとして運営しており、利用者はゲートから入店。

TTG-MONSTARを使ってドリンクや軽食を注文し、そのまま無人で精算したあとは席で自由に過ごせます。

スタッフはバックヤード業務に集中できるため限られた人員での運営が可能になり、ピークタイムでも効率的なサービス提供を実現しています。

関連ページ>>株式会社JR東日本クロスステーション BECK’S STATION LOUNGE 東中野店

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル内のショップ 『Shop lupine』

千葉県浦安市の大型リゾートホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」内にある売店「Shop lupine」では、TTG-MONSTARの導入により、24時間営業の無人販売を実現しています。

宿泊者は、いつでも売店を利用して飲料や軽食、日用品を購入でき、支払いはTTG-MONSTARによるセルフ精算で完結します。

また、ゲートと連動したセルフレジの仕組みによって、スタッフが常駐しなくても店舗運営が可能となりました。深夜帯の人員配置を抑えつつ、利便性の高いサービス提供につながっています。

関連ページ>>『シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル』内のショップ『Shop lupine(ルピナス)』リニューアルオープン!

まとめ

セミセルフレジは、使い方次第で効果が大きく変わる仕組みです。運用の目的や店舗の特性に合っていなければ、「意味がない」と感じることもあるでしょう。

ですが、適切に導入して体制を整えれば、業務の効率化や人手不足への対応など、課題解決につなげることは十分可能です。

大切なのは、ただ導入するのではなく現場に合った運用方法を見極めることです。自店舗に合った運用方法をしっかり考えたうえで、スムーズに使える体制を整えていきましょう。

関連記事>>セミセルフレジのメリット6つ|課題や成功のポイントも解説


高機能なセミセルフレジを導入したいなら!あらゆる業態で人件費40%削減「TTG-MONSTAR」

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