Category
こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
売り場で音を鳴らして通行人の注意を引く「呼び込み君」は、今や多くの小売店で活用されています。
一方で、呼び込み君のように音声で訴求できるツールは他にもさまざまあり、売り場の規模や目的に応じて選ぶことで、より高い効果に期待できます。
今回の記事では、呼び込み君の代わりになる音声POP10選を解説します。音声POPの選び方や、音声POP以外に呼び込みを自動化できるソリューションも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事▼
監修者プロフィール

2019年に株式会社TOUCH TO GOを設立。無人決済店舗システムを提供し、次世代型小売の拡大に取り組んでいる。
目次
呼び込み君が売り場で担っている役割
呼び込み君は、商品や売り場の存在を知ってもらい、購買行動につなげるための役割を担っています。ここでは、呼び込み君の売り場でどのような役割をしているのかについて詳しく解説します。
通行人の注意を引く
呼び込み君の大きな役割のひとつが、通行人の注意を引くことです。多くの情報があふれる売り場では、ポップや陳列といった視覚的な訴求だけでは、商品に気づいてもらえないことも少なくありません。
そのような状況の中で、音声による呼びかけは視線を向けていなくても耳に届き、通行人の意識を自然に売り場へ向けるきっかけ作りとして機能しています。
売り場に立ち止まらせる
注意を引いたあとは、売り場に立ち止まってもらうことが重要になります。どれだけ多くの人の視界や意識に入っても、そのまま通り過ぎられてしまっては、商品を認識してもらうことはできません。
呼び込み君の音声は、「何か案内している」「おすすめの商品がある」という印象を与え、通行中の人の足を止めるきっかけになります。立ち止まることではじめて商品や価格、POPの内容が目に入るようになります。
最低限の情報を伝える
呼び込み君は、「おすすめ」「期間限定」「お買い得」など、購買判断のきっかけとなる最低限の情報を音声で端的に伝える役割も担っています。
売り場を通行する人は、ひとつひとつの商品説明をじっくり聞く余裕があるわけではありません。そのため、短くわかりやすいフレーズで売り場の意図を伝えることが重要になります。
こうしたシンプルな呼びかけでも、「今見ておいたほうがよさそう」「少し気になる」という意識を生み出し、商品への関心を高める効果が期待できます。
従業員の声出しを代替する
従業員による声出しは、通行人の注意を引き、売り場に関心を持ってもらううえで有効な手段です。
しかし、レジ対応や品出し、接客などの業務と並行して、常に声出しを続けるのは簡単ではありません。特に、時間や人手に余裕がない現場では、十分な呼び込みができないという課題を抱えがちです。
呼び込み君は、このような店員の呼び込み業務を代替するツールです。一定のリズムと内容で音声による訴求を行うことで、スタッフの負担を抑えながら、売り場づくりを支える役割を担っています。
呼び込み君の代わりになる音声POP10選
| 製品名 | 音声の用意方法 | 電源 | 向いている売り場 |
| HELLO | AI自動生成
(URL入力) |
コンセント | 時間帯や曜日で音声を切り替えたい売り場、内容を柔軟に変えたい店舗 |
| G-vo(ジーボ) | 本体録音/録音カード | コンセント | シンプルに呼び込みを行いたい売り場、音声POPを初めて導入する店舗 |
| トークナビ2 | 本体録音/音声取込 | 乾電池/コンセント | 通路や入口など、人の動きが多い場所 |
| おしゃべり NAVI3 | 本体録音/音声ファイルコピー | 乾電池 | 省スペースで設置したい売り場、感知範囲を調整したい場所 |
| トークロボ スタンダード | カートリッジ式 | コンセント | 季節や催事ごとに音声を切り替えたい売り場 |
| SDトーカー | SDカード | 乾電池/コンセント | 人通りが多く、音声の聞き取りやすさを重視したい売り場 |
| メッセんじゃーシリーズ | 音声データ書換方式
(モデルによる) |
モデルによる | 棚・フック什器など、設置スペースが限られる売り場 |
| ヒカリネ | 音声データ書換方式 | 電池/コンセント | 音声だけでなく、光でも目立たせたい売り場 |
| VoiceFlash EX | 内蔵された音声のみ再生可能 | 乾電池 | アイキャッチを重視した商品棚周辺 |
| センサー式音声POP | 発注時に音声データを入稿 | 乾電池 | コンパクトに設置したい売り場 |
呼び込み君の代わりとして検討できる音声POPには、さまざまな種類があります。サイズや電源方式などのハード面だけでなく、音声の作り方や運用のしやすさも製品ごとに異なります。
ここでは、呼び込み君の代わりになる音声POP10選を紹介します。
HELLO
HELLOは、音声POPにAIの仕組みを取り入れた呼び込みツールです。商品のURLを入力するだけで複数の音声パターンを自動生成でき、読み上げの雰囲気や話し方も指定できます。
そのため、落ち着いた売り場からにぎやかな売り場まで、シーンに応じた音声を使い分けたい店舗に最適。さらに、遠隔操作による音声の切り替えや音量調整にも対応しており、「時間帯や曜日に合わせて流す内容を変える」などの運用も可能です。
省スペースに設置できるコンパクトなサイズで低価格で導入できるため、売り場の訴求力を高めたい店舗にとって取り入れやすい音声POPです。
G-vo(ジーボ)

画像引用:https://www.gunmadenki.co.jp/products/products-original/pop/g-vo/
G-vo(ジーボ)は、群馬電機が展開している音声POPツールです。人感センサーを搭載しており、通行人や来店客の動きを感知して音声を再生する仕組みのため、必要なタイミングで呼び込みを行えます。
感知距離は0~2mで、商品の特徴やキャンペーン情報などをシンプルに伝えたい売り場に向いています。操作方法も比較的分かりやすく、音声POPを初めて導入する店舗でも扱いやすい商品です。
トークナビ2

画像引用:https://www.unit-signs.co.jp/products/voice/talknavi.html
トークナビ2は、赤外線センサーを搭載しており、通路を通る来店客や売り場に近づいた人に対して自動で呼びかけを行える音声POPです。音声は事前に録音したメッセージを再生する仕組みで、商品案内やキャンペーン告知、注意喚起など用途に応じた内容を設定できます。
また、本体にマイクを内蔵しているため、その場で直接音声を録音できるほか、外部から音声データを取り込んで使用することも可能です。電源は乾電池式のため、コンセントの確保が難しい場所でも設置可能です。
おしゃべり NAVI3

画像引用:https://www.daiichisangyo.co.jp/lineup/fps/product/clean/010.html
おしゃべり NAVI3は、人感センサーを搭載した音声案内用の音声POPです。本体はコンパクトで軽量ながら、比較的長い音声を録音できる点が特徴です。商品案内やキャンペーン告知、注意喚起など、用途に応じた音声を設定でき、音量も段階的に調整できます。
また、MP3形式の音声ファイルをパソコンから直接コピーして再生することも可能なため、音声内容の差し替えも行いやすい仕様です。専用カバーを使用することで感知範囲を調整できるため、ピンポイントで呼びかけを行いたい売り場にも対応可能です。
トークロボ スタンダード

画像引用:https://www.popgallery.jp/shop/g/gKZ8-0020/?srsltid=AfmBOool9NYSPEo63Ur267KlY8GKLwjqR8zJ0lzpjDvOlxKD7njCPcX4
トークロボ スタンダードは、来店客の動きを検知すると音声を自動で再生できる、人感センサー搭載の音声POPです。センサーの角度を調整できるため、設置場所や通路の形状に合わせた運用がしやすい点も特徴です。
音声は専用の録音・再生用カートリッジに保存され、カートリッジを差し替えることで内容を変更できます。季節ごとの訴求やキャンペーン、売り場変更に合わせて音声を入れ替えたい場合も手軽に対応できます。
SDトーカー

画像引用:https://www.wayo.co.jp/sdt/
SDトーカーは、SDカードに保存した音声データを再生できる音声POPです。人感センサーを搭載しており、来店客や通行人の動きを検知すると音声が流れる仕組みのため、売り場の入口や通路沿いなど動線上での呼び込みに適しています。
音声データはSDカードに登録する形式で、ファイルを差し替えるだけで内容を変更できます。複数の音声ファイルを登録でき、高音質のため人の行き来が多い場所でも聞き取りやすい設計となっています。
音声POP【メッセんじゃーシリーズ】

画像引用:https://www.wayo.co.jp/product/onsei_pop/messengerseries-2/
音声POP【メッセんじゃーシリーズ】は、売り場の環境や用途に合わせて選べる複数のモデルを展開している音声POPシリーズです。スタンダードな据え置き型から、薄型・軽量タイプまでラインナップが用意されており、設置スペースに制限がある売り場でも導入しやすい点が特徴です。
また、極薄型モデルのようにフック什器や棚の側面など、限られたスペースにも設置しやすい製品が用意されている点もシリーズならではの特長です。売り場のレイアウトや訴求内容に合わせて機種を選びたい場合に、柔軟に対応できる音声POPシリーズです。
ヒカリネ

画像引用:https://www.wayo.co.jp/product/onsei_pop/hikarine/
ヒカリネは、音声による呼びかけに加えて、LEDの光による演出を組み合わせた音声POPです。人感センサーが来店客の動きを検知すると、音声が再生されると同時にLEDが点灯・点滅し、視覚と聴覚の両方で売り場にアピールできます。
また、前面パネルにオリジナルデザインを施せるため、POPとしての視認性を高めながら、商品やブランドイメージと連動した訴求がしやすい点も特徴です。電源は乾電池・ACアダプターの両方に対応しており、設置場所や運用方法に合わせて使い分けられます。
VoiceFlash EX

画像引用:https://impacttv.co.jp/product/voice-flash-ex/
VoiceFlash EXは、人感センサーとLEDライトを搭載した音声POPです。来店客や通行人の動きを検知すると、録音した音声が再生されると同時にLEDが点灯し、音と光の両方で売り場にアピールできます。音声だけでは気づかれにくい場面でも、視覚的な要素を加えることで商品や売り場の存在を伝えやすくなります。
電源は乾電池式のため、コンセントを確保しにくい売り場や商品棚周辺にも設置しやすい設計です。配線を気にせず設置できるため、売り場レイアウトの自由度を保ったまま導入できます。
センサー式音声POP

画像引用:https://www.togu.co.jp/poptool-catalog/detail/297
センサー式音声POPは、コンパクトさと導入しやすさを重視した音声POPです。本体サイズは2パターン用意されており、売り場のスペースや設置場所に合わせて選べます。
どちらもコンパクトなため限られたスペースでも設置しやすく、什器や棚まわりへの導入にも対応しやすい設計となっています。
音質は設定によって切り替えが可能で、短い呼び込みからやや長めの案内まで対応できます。また、WAVやMP3など複数の音声ファイル形式に対応しているため、音源データを準備しやすい点もポイントです。
音声POP以外で呼び込みを自動化できるソリューション
音声POPは、呼び込み君の代わりとして取り入れやすい手段のひとつですが、売り場の目的や環境によっては、音声以外の方法が適している場合もあります。
ここでは、音声POPとは異なるアプローチで、呼び込みの役割を担える方法を紹介します。
映像で足を止めるデジタルサイネージ
デジタルサイネージ(電子POP)は、モニターやディスプレイを使って映像や静止画を表示する販促ツールです。動きのある映像や色の変化によって、通行人の視線を集めやすく、売り場に足を止めてもらうきっかけづくりに活用されています。
商品写真や使い方の動画、価格訴求などを視覚的に伝えられるため、音声だけでは伝えきれない情報を補足しやすい点が特長です。また、時間帯や曜日に応じて表示内容を切り替えることもでき、売り場の状況に合わせた柔軟な運用が行えます。
一方で、設置スペースや電源の確保が必要になるため、売り場の規模やレイアウトに応じた検討が欠かせません。
会話で対応するAI接客型サイネージ
AI接客型サイネージは、画面上の案内役と会話をしながら、商品や売り場の情報を案内できるツールです。話しかけることで商品説明や売り場案内を行えるため、呼び込みだけでなく簡易的な接客まで自動化できます。
例えば、「おすすめ商品を知りたい」「売り場の場所を探している」という来店客の疑問に対してAIが応答することで、店員の対応を補助する役割を果たします。
ただし、導入コストや設置スペース、運用体制の検討が必要となるため、すべての売り場に適しているわけではありません。呼び込みに加えて案内や接客まで任せたい場合の選択肢の一つとなります。
関連記事▼
呼び込み君の代わりを選ぶ際のポイント
呼び込み君の代わりとなるツールには、音声POPやサイネージなどさまざまな選択肢があります。
ここからは、呼び込み君の代わりになるツールの検討時に押さえておきたいポイントを紹介します。
呼び込みの目的をどこまで求めるか
まず考えたいのが、呼び込みにどこまでの役割を求めるかです。「単に通行人の注意を引ければよい」のか、「立ち止まらせて商品情報まで伝えたいのか」によって、適したツールは変わります。
例えば、短い呼びかけで存在を知らせたい場合はシンプルな音声POPでも対応できますが、商品の特徴や使い方まで伝えたい場合は、映像やAI接客のような手段が向いています。あらかじめ呼び込みのゴールを明確にすることで、自店に合ったツールを選びやすくなります。
関連記事▼
現場で無理なく運用できるか
どれだけ機能が充実していても、現場で使いこなせなければ意味がありません。そこで、以下のように現場での運用を想定したうえで検討することが大切です。
- 音声の差し替え頻度
- 設定の手間
- 電源の確保
売り場スタッフの負担が増えてしまうと、結果的に使われなくなる可能性もあります。設置後も無理なく運用できるかどうか、導入前に必ず確認しておきましょう。
売り場ごとに柔軟に使い分けられるか
店舗内でも、入口・通路・棚前など、売り場ごとに求められる役割は異なります。そのため、すべてを同じツールで統一するのではなく、場所に応じて使い分けられるかどうかも重要なポイントの一つとなります。
具体的には、人通りの多い通路では短い音声POPを使用し、商品説明が必要な棚前では別の訴求手段を使うなど、複数組み合わせることで効果を高めやすくなります。
呼び込み後の行動まで設計できるか
呼び込みは、あくまで来店客の行動を促すためのきっかけです。音声や映像で注意を引いたあとに、「商品を見る」「手に取る」「購入する」といった次の行動につなげられるかどうかも考えなければなりません。
POPの内容や設置位置、周辺の売り場づくりまで含めて設計することで、呼び込みの効果をより活かしやすくなります。ただ単に音を鳴らすだけで終わらせず、売り場全体の動線や導線と合わせて検討することが大切です。
関連記事▼
まとめ
呼び込み君は、売り場で注意を引き、立ち止まってもらうためのツールとして現在も活用されています。一方で、近年では呼び込み君以外にもたくさんの音声POPが登場しており、売り場の規模や目的に応じた選択が可能です。
大切なのは、呼び込みの役割を整理したうえで自店に合ったツールを選ぶことです。音声POPをはじめ、サイネージやAI接客などの手段など、売り場に合った形で取り入れていきましょう。


