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こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
スマホ決済を導入すれば、店舗経営における現金管理の手間やレジの混雑などの悩みを一気に解消できます。
しかし「本当にコストに見合うのか?」「うちの業態に合うのか?」と不安な経営者も多いでしょう。
この記事では、スマホ決済のメリットから端末の選び方、補助金の活用術について解説しています。
自店舗に適切な導入方法が分かるため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
スマホ決済を店舗に導入するメリットとは
スマホ決済を導入すると、店舗運営は「現金管理の削減」「レジ業務の効率化」「インバウンド対応による売上拡大」など、複数の面で大きな効果を得られます。
以下に3つの主要メリットを整理します。
- 現金管理に関する手間の削減
- レジ業務の効率化と混雑の緩和
- インバウンド対応で売上チャンスが拡大
現金管理に関する手間の削減
スマホ決済の導入により、現金の受け渡しや釣り銭の準備、入金処理などの手間が大幅に削減されます。
現金管理が不要になると、レジ締めや売上計算が簡素化され、ミスや盗難のリスクも低下するのがメリットです。
さらに、取引データは自動で記録されるため、会計処理や確定申告時の業務負担も軽減されます。
そのため、スタッフは接客などの業務に集中でき、生産性の向上にもつながります。
レジ業務の効率化と混雑の緩和
スマホ決済を導入すると、利用者がアプリやQRコードで即時決済するため、現金の受け渡しやお釣りのやりとりが不要になり、1件あたりの会計時間が大幅に短縮されます。
その結果、レジの混雑が緩和され、ピークタイムの対応力が向上します。
回転率が上がれば、店舗の売上アップにもつながるでしょう。
特に飲食店やコンビニなど、短時間で多くの会計を処理する業態では効果が大きくなります。
インバウンド対応で売上チャンスが拡大
訪日外国人観光客が多いエリアでは、スマホ決済の対応が売上を左右します。
AlipayやWeChat Pay、PayPayなどの国際的なモバイル決済サービスに対応すると、海外からの顧客にもスムーズに対応できます。
実際に、インバウンド向け決済を導入した店舗では、外国人観光客の来店率と客単価が向上し、売上が大幅に伸びた事例もあるのです。
さらに、自治体による導入支援制度が活用できるケースもあり、コストを抑えつつ導入できます。
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スマホ決済端末の種類と仕組み
スマホ決済端末にはQRコード決済と電子マネー、クレジットカードの3方式があり、端末の構造にも「オールインワン型」「専用端末型」「モバイル型端末」といった違いがあります。
以下の内容について、それぞれ解説します。
- QRコード決済・電子マネー・クレジットの違い
- オールインワン型と専用端末型の比較
- モバイル型端末の利便性と導入例
QRコード決済・電子マネー・クレジットの違い
スマホ決済の主な方式はQRコード決済、電子マネー、クレジットの3種類に分類されます。
QRコード決済には、スマートフォンのアプリに表示されたコードを店側が読み取る「店舗スキャン方式」と、店側が掲示したコードを顧客が読み取る「顧客スキャン方式」があります。
導入コストが低く、手軽に開始できるのが特徴です。
電子マネー決済は非接触IC技術を使い、交通系ICカードなどでタッチするだけで支払えるスピード決済方式です。
クレジットカード決済は、磁気ストライプやICチップ、タッチ決済などの手段があり、高額決済やポイント還元との相性が良いのが利点です。
オールインワン型と専用端末型の比較
決済端末には複数の決済手段に対応した「オールインワン型」と、特定の方式のみに対応する「専用端末型」の2種類があります。
オールインワン型はクレジットカードや電子マネー、QRコードなどに1台で対応できるため、レジ周りがスッキリするうえ、業務効率も向上します。
ただし、導入費用はやや高めになるのが懸念点です。
一方、専用端末型は導入コストが低く、必要な機能に特化しているため、コストパフォーマンスに優れています。
しかし、多様な顧客ニーズには対応しづらいというデメリットもあります。
モバイル型端末の利便性と導入例
モバイル型端末はコンパクトで持ち運びが可能なスマホ決済端末で、Wi-Fiやモバイル通信に対応しています。
コードレスで使えるため、飲食店のテーブル会計や屋外イベント、移動販売車などでも活用されています。
代表的な端末には「AirPAY」「Square」「STORES決済」などがあり、いずれも低コストかつアプリ連携が可能な点が魅力です。
また、POSシステムと連携すれば、売上や在庫の管理も一括で行えるため、業務効率がさらに向上します。
関連記事>>POSレジの価格相場はいくら?種類別の導入費用と選び方も解説
スマホ決済導入時に比較すべき5つのポイント
スマホ決済端末を導入する際は「費用」「手数料」「入金」「対応手段」「サポート体制」の5点を軸に比較検討すると、店舗に適した選択ができます。以下にそれぞれの要点を解説します。
- 初期費用と端末価格の違い
- 決済手数料の仕組みと負担者
- 入金のタイミングとキャッシュフローへの影響
- 対応決済手段の網羅性
- サポート体制とトラブル対応
初期費用と端末価格の違い
スマホ決済端末の導入費用は、端末本体の価格や初期設定料、月額利用料などで構成されます。
SquareやSTORES決済のように端末代0円・月額無料のサービスもあれば、高機能なPOS一体型は5万〜10万円前後のコストがかかるケースもあります。
キャンペーンを利用すれば初期費用を抑えられる場合も多いため、導入のタイミングも重要です。
決済手数料の仕組みと負担者
スマホ決済では、売上に対して一定の決済手数料が発生します。
相場は2〜4%ですが、決済手段ごとに異なるのが特徴です。
例えば、AirPAYはクレジットカード決済で2.48%、Squareは一律2.5%と明示されています。
この手数料は店舗側の負担になるため、利益率に与える影響が大きく、業種や客単価に応じた選定が必要です。
入金のタイミングとキャッシュフローへの影響
売上金の入金タイミングは、事業者の資金繰りに直結します。
Squareは最短で翌営業日の入金、AirPAYは月3〜6回、PayPayは月1回が基本です(銀行によっては月2回も可能)。
資金サイクルが早いほど、日々の仕入れや運転資金に余裕を持たせられます。
特に飲食や小売など、現金の回収サイクルが短い業種には重要な比較項目といえるでしょう。
対応決済手段の網羅性
導入する端末が対応する決済手段の数は、来店する顧客の利便性に直結します。
国内主要ブランド(Visa、Mastercard、JCB)だけでなく、交通系ICやiD、QUICPay、QR決済(PayPay、楽天ペイ、d払い)、訪日外国人向けのAlipay、WeChat Payまでカバーできるかがポイントです。
オールインワン型端末の場合は、1台で多くの決済に対応可能です。
サポート体制とトラブル対応
スマホ決済を選択する際は、トラブル発生時のサポート体制も重要です。
例えば、USEN PAYは電話や訪問、遠隔での対応を提供し、機器トラブルや操作不明時に即時支援が可能です。
サポート受付時間や対応スピード、交換対応の有無なども事前確認が必要です。
営業時間中に決済停止が起きた場合の損失リスクに備える意味でも、信頼性は重要といえるでしょう。
関連記事>>店舗経営者必見!おすすめのセルフレジや選び方・費用を詳しく紹介
人気のスマホ決済サービスランキング【個人事業主向け】
個人事業主がスマホ決済を導入する際、コストや使いやすさ、入金サイクルなどの要素が選定のポイントとなります。
ここでは、特に人気の4サービスを取り上げ、特徴や活用事例を交えて解説します。
- AirPAYの特徴と利用事例
- STORES決済の手数料と使い勝手
- Squareの導入コストと端末性能
- PayPay導入の注意点と補助金対応
AirPAYの特徴と利用事例
AirPAYは初期費用と月額利用料が無料でスタートできるオールインワン型決済サービスです。
クレジットカードや交通系IC、QRコード決済に対応し、Apple PayやiDにも対応できます。
手数料は業種やキャンペーンにより変動しますが、標準でクレジットカードは2.48%です。
飲食点や美容サロン、小売業を中心に導入実績が豊富で、POSレジ「Airレジ」との連携により、売上管理や予約管理も一括化できます。
さらに、iPad無償貸与などの支援もあるため、導入のハードルが低い点が強みです。
STORES決済の手数料と使い勝手
STORES決済は旧コイニーが提供する決済サービスで、電子マネー決済の手数料が業界最低水準(1.98%〜)という点が特徴です。
スマホまたはタブレットと専用端末を接続して使用する仕組みで、ネットショップとの連携にも強みがあります。
月額3,300円の有料プランに加入すると、クレジット決済手数料を1.98%まで下げられるため、コストを抑えて運用できます。
実店舗とECの両立を目指す個人事業主に適したサービスといえるでしょう。
Squareの導入コストと端末性能
Squareは端末価格の安さと機能性の高さを兼ね備えたサービスです。
最安で4,980円のSquareリーダーから、プリンター内蔵のSquareターミナル(39,980円)まで、用途に応じて選べます。
クレジット決済手数料は一律2.5%で、シンプルな料金体系が魅力です。また、最短で翌営業日に入金されるため、資金繰りも安心です。
PayPay導入の注意点と補助金対応
PayPayは日本国内での利用者が多く、集客効果が高いスマホ決済サービスです。
初期費用は無料で、月額プランに加入すると決済手数料は1.6%と業界最低水準になります(未加入でも1.98%)。
ただし、導入には審査があり、業種によっては時間がかかるケースがあります。
自治体の補助金対象にもなっており、地域によっては導入費用を大幅に軽減可能です。
自営業者にとって、新規顧客やリピーターの獲得に寄与する手段となっています。
関連記事>>【2025年版】無人店舗の導入に使える補助金まとめ | IT導入補助金や省力化補助金
店舗経営者が失敗しないための選び方と注意点
スマホ決済を導入する際は「客層と店舗形態の特性」「コストと売上のバランス」「通信障害時の対応力」を踏まえて選定すると、経営の安定と顧客満足に直結します。
以下にその判断基準を解説します。
- 客層と店舗形態に合わせた選定基準
- ランニングコストと売上規模のバランス
- 通信トラブル時の対応策とバックアップ体制
客層と店舗形態に合わせた選定基準
スマホ決済サービスを選ぶ際には、顧客層と店舗業態に適した決済手段を提供できるかがポイントです。
例えば、若年層が多いカフェではQRコード決済が重視され、ビジネス街の飲食店では交通系電子マネーが好まれる傾向があります。
また、テーブル会計が必要な店舗では持ち運びできるモバイル端末が適しています。
一方、レジが固定された小売店では、オールインワン型端末で複数決済に対応する方が効率的です。
ランニングコストと売上規模のバランス
スマホ決済の導入コストには、端末代や初期費用、月額利用料、決済手数料などがあります。
これらのコストは、売上規模とのバランスで検討しましょう。
売上が少ない事業者には月額無料のAirPAYやSquareが向いており、売上が大きい場合は定額プランを提供するSTORES決済などの方が手数料を抑えやすくなります。
また、手数料率が数%違うだけでも、年間の利益に大きな影響を与えるため、シミュレーションによる比較が必要です。
通信トラブル時の対応策とバックアップ体制
スマホ決済はインターネット接続が前提のため、通信障害時に備えた対策も重要です。
例えば、光回線に加えてモバイル回線(SIM)を持つWi-Fiルーターを併用すれば、回線障害時でも決済が継続できます。
また、モバイル端末を1台追加しておくと、端末トラブル時の代替にもなります。
さらに、トラブル時に即時対応できるサポート窓口の有無も、信頼性の高い選定基準の1つです。
関連記事>>おすすめのPOSレジ15選!対応できる業種別に各製品のおすすめポイントを徹底解説
スマホ決済導入で活用できる補助金と助成制度
スマホ決済の導入には費用がかかるため、中小企業や個人事業主にとって補助金や助成制度の活用は大きなサポートとなります。
本章では、制度の概要や申請時の注意点、対象となる端末や条件について解説します。
- 最新の補助金制度とは
- 申請時の注意点とスケジュール
- 補助金の対象となる決済端末と条件
最新の補助金制度とは
スマホ決済を導入する際に活用できる代表的な制度に「IT導入補助金」「小規模事業者持続化補助金」「業務改善助成金」があります。
IT導入補助金は、POSレジやキャッシュレス端末の導入を支援する制度で、補助率は1/2〜2/3、補助額は最大450万円です。
小規模事業者持続化補助金は、最大50万円(特例ありで100万円超)の補助があり、店舗の販路拡大や業務効率化に向けた導入費用をカバーします。
さらに、業務改善助成金では賃上げと合わせて設備導入を行うと、最大600万円までの支援が可能です。
申請時の注意点とスケジュール
補助金申請にはスケジュール管理が重要です。
例えば、IT導入補助金では「gBizID」の取得や事前申請、交付決定後の契約と購入という順序があり、事後購入は補助の対象外になります。
また、制度ごとに書類様式や提出方法が異なり、交付までに数ヶ月を要することもあるため、早めの準備が必要です。
審査には事業計画の整合性や業務改善効果が問われるため、支援事業者と連携しながら計画を作成しましょう。
補助金の対象となる決済端末と条件
補助対象となるのは、クレジットやQR、電子マネーに対応したスマホ決済端末や、これと連携可能なPOSレジとタブレットなどです。
IT導入補助金では、導入する端末やソフトが「IT導入支援事業者」経由で提供される点が条件となっています。
また、小規模事業者持続化補助金では、必要性や販路開拓の目的が明確であれば、汎用性の高い端末でも対象です。
補助対象になるかは、制度の公募要領や支援事業者に必ず確認しましょう。
関連記事>>「IT導入補助金」でPOSレジを導入!最大370万円の補助金を活用する方法
まとめ
スマホ決済を店舗に導入すると、現金管理に対する手間の削減やレジ業務の効率化、インバウンド対応など、店舗経営にさまざまなメリットがあります。
また、QRコードや電子マネー、クレジットなど決済手段の違いや、オールインワン型・モバイル型など端末の種類によって、使い勝手やコストも異なります。
導入する際は初期費用や手数料、入金サイクル、対応手段、サポート体制の5項目を比較することが重要です。
さらに、AirPAYやSTORES決済、Square、PayPayなどの主要サービスには、それぞれに特徴があり、業態や客層に合った選定が経営の安定につながります。
補助金制度も活用すれば、初期費用を抑えながらスマホ決済を導入できるため、コスト面の不安も解消できます。
自店舗のニーズを見極めた上で、適切なスマホ決済サービスを導入しましょう。
TOUCH TO GO の セルフ/セミセルフレジ「TTG-MONSTAR」はスマホ決済に完全対応。最新のキャッシュレスニーズに応え、顧客満足度と回転率を大幅にアップできます。
スマホ決済の導入を検討中の方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。
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https://ttg.co.jp/download/download1/