こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
人手不足や働き方の変化が進むなかで、無人販売への関心が高まりを見せています。
中でも、パンやスイーツなどの軽食を手軽に購入できるフード系自販機は、非接触・非対面で商品を提供できることから、コロナ禍以降さらに注目を集めています。
とくに「パンの自販機」は、個包装や冷凍などの技術で品質を保てるようになったことから、さまざまな場所で導入が進んでいます。
今回の記事では、パン自販機で販売できる商品や導入の手順・費用を詳しく解説します。パンを自販機もしくは無人で販売したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
パン自販機とは?
パン自販機とは、パンを冷凍もしくは常温で販売できる専用の自動販売機のことです。
販売されるパンは個包装されたものが中心ですが、個人運営のパン屋が「売れ残り品をまとめて販売」する場合などは、3〜5個程度まとめて袋に入っていることもあります。
こうした自販機の特長は、店舗の営業時間外でも商品を提供できる点や、対面での販売を必要としないことから、人手不足対策や衛生面の工夫としても注目されています。
特に近年では、非接触型の販売方法への関心が高まる中で、「省人化」と「販路拡大」を同時に実現できる手段として導入する事業者が増えています。
ただし、電気代や商品の補充・品質管理といったランニングコスト、また設置場所の確保や許可の取得など、事前に検討すべきポイントも多くあります。
販売するパンの種類や提供方法に合わせて、自販機の仕様や運用体制をしっかり考えていくことが、成功の鍵といえるでしょう。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
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パン自販機で販売できる商品例
パン自販機では、保存方法や設置環境に応じて、さまざまなタイプのパンを販売することができます。
なかでもよく見られるのが、個包装された焼き菓子タイプのパンや、冷凍保存されたベーカリー系の商品です。
これらは比較的日持ちがしやすく、補充や在庫管理がしやすいことから、初めて導入する事業者にも選ばれやすい傾向にあります。
常温で販売される商品としては、賞味期限の長いパンが多く、保存性に優れた素材や製法を活かした商品が主流です。
冷凍タイプになると、解凍後にトーストして楽しめる食パンやフランスパン、バターロールなどが展開されており、より幅広いニーズに応えやすくなっています。
どのようなパンを販売するかによって、保存方法や運営体制も変わってくるため、自販機の種類とあわせて商品設計を考えることが大切です。
パン自販機の導入メリット
パンの自販機は、店舗を構えずにパンを販売できるという手軽さに加え、さまざまなメリットがあります。
ここでは、パン自販機の代表的な導入メリットを4つ紹介します。
人件費をかけずに24時間営業ができる
自販機は無人で運営できるため、販売スタッフを常駐させる必要がなく、人件費を大幅に抑えられます。
また、営業時間に縛られることなく、24時間いつでも販売ができるのも大きな魅力です。
特に、深夜や早朝にパンを買いたいニーズを取りこぼさずに済むため、時間帯を問わず売上のチャンスを作り出すことが可能になります。
空きスペースを活用して収益を得られる
パン自販機は比較的コンパクトに設置できるため、以下のようなちょっとした空きスペースの有効活用につながります。
- 店舗前
- オフィスビルのエントランス
- オフィスの休憩室
- 学校の食堂
- 商業施設の一角
限られたスペースからでも収益が見込める点は、既存の設備を持つ事業者にとって大きなメリットとなるでしょう。
話題性やブランドの認知拡大につながる
近年では、個性あるラインナップやユニークな見た目の商品・店舗がSNSで話題になるケースもあり、自販機そのものがプロモーションツールとして機能する可能性もあります。
とくに実店舗を持っている場合は、パン自販機を通じて商品を試してもらい、来店につなげるといった導線づくりにも活用できるでしょう。
飲食業の新たなチャネルとして活用できる
パン作りや販売の経験がある方にとって、自販機は新たな販路を開拓する手段となります。
すでに製造体制や商品を持っている事業者であれば、実店舗以外の場所でも販売機会をつくれるという点で、大きなメリットがあります。
一方で、飲食業の経験がない方にとっても、保存性の高いパンを扱うことで、比較的参入しやすいビジネスモデルといえます。
そのため、無店舗での展開や副業として導入を考えている方にとっても、始めやすい選択肢といえるでしょう。
パン自販機の導入にかかる費用とランニングコスト
パン自販機を導入する際には、初期費用とランニングコストの両方を考慮する必要があります。
まず、初期費用としては、自販機本体の購入費用が挙げられます。自販機本体の価格は機種や機能によって異なりますが、50万円台〜となっています。
また、なかには「コモのパン自動販売機」や「ボスマート」のように、導入価格が無料のサービスもあります。
運営費用に関しては、電気代が主なコストとなります。
常温タイプの自販機では月額約1,000円から5,000円程度、冷蔵・冷凍機能を備えたタイプでは月額約5,000円から8,000円程度が目安とされています。
これらの費用を踏まえ、事業計画を立てることが大切です。
パン自販機導入までの流れ
パン自販機の導入は、準備からアフターフォローまでいくつかのステップを踏んで進めていきます。
具体的な導入方法は利用するサービスや運営方法によって異なりますが、おおまかな流れを以下で説明します。
資料請求・問い合わせ
まずは、導入を検討している旨を問い合わせフォームなどから連絡し、資料請求を行うところからスタートします。
製品の仕様や導入事例、契約条件など、基本的な情報を把握するための重要なステップです。
不明点があればこの段階でまとめて質問しておくと、後のやり取りがスムーズになります。
現地訪問と提案
問い合わせ後、担当者が現地を訪問して、設置希望場所の確認や商品の提案を行います。
以下の項目を確認した上で、どのようなパンをどのように販売するかといった運営プランを一緒に考えていきます。
- 設置したい場所の広さ
- 電源の位置
- 人通りの状況
ここでは、販売のスタイルやラインナップについても具体的に相談できます。
契約と設置準備
提案内容に納得できたら契約に進みます。
設置日や運用開始日のスケジュールを調整し、必要な社内手続きが完了次第、正式に契約を締結します。
金銭管理や商品補充など、運用に関わる実務は委託業者が担う場合もあるため、その点も含めて契約内容を確認しておくと安心です。
自販機の設置
契約が完了したら、指定された日時に設置作業が実施されます。
設置後すぐに販売を開始できるケースが多く、特別な準備が必要になることはあまりありません。
設置作業自体は専門のスタッフが担当するため、スムーズに運営できるでしょう。
導入後のフォローアップ
利用するサービスによっては、設置して終わりではなく、販売開始後も売上状況に応じた提案やサポートが受けられる場合もあります。
定期的なフォローアップを通じて、より効率的に運営を行うためのアドバイスをもらえることもあるため、運用を続けながら改善を重ねていきましょう。
パン自販機の設置に活用できる補助金制度
パン自販機の初期投資の負担を軽減するためには、補助金や助成制度の活用も視野に入れておきたいところです。
こうした制度は事業の後押しになる一方で、公募期間が設けられていたり、申請条件が年度によって変わる場合もあります。
そのため、最新の情報を確認したうえで、適切なタイミングで手続きを進めることが大切です。
申請には、具体的な事業計画書の提出が求められることも多いため、不安がある場合は専門家のサポートを受けながら進めるのもおすすめです。
以下で、パン自販機の設置に活用できる補助金制度をみていきましょう。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
この補助金は、中小企業や小規模事業者が新製品・サービスの開発や生産プロセスの改善を行う際に必要な設備投資を支援するものです。
パン自販機の導入により、新たな販売チャネルを構築する場合などが該当する可能性があります。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者が販路開拓や生産性向上の取り組みを支援する補助金です。
パン自販機の設置による新たな販路開拓や、売上向上を目指す場合に活用できる可能性があります。
事業再構築補助金
新分野展開や業態転換など、思い切った事業再構築を行う中小企業等を支援する補助金です。パン自販機の導入による新たなビジネスモデルの構築などが該当する場合があります。
無人販売の可能性をさらに広げるなら『TOUCH TO GO』
パン自販機は、省人化と販路拡大を両立できる手段として注目されていますが、「もっと自由に商品を並べたい」「価格設定やレイアウトに柔軟性が欲しい」と感じる方もいるかもしれません。
そんなときに選択肢のひとつとなるのが、無人決済システムを活用した販売スタイルです。
TOUCH TO GOでは、来店から商品選択、決済までを無人で完結できる仕組みを提供しています。
カメラやセンサーを活用したTOUCH TO GOのシステムは、駅ナカやオフィスなどでの導入が進んでおり、フード系の販売にも幅広く対応しています。
特に、取り扱いたいパンの種類が多い場合や、パン以外に飲料やお菓子も取り扱いたい場合には、自販機よりも自由度の高いTOUCH TO GOがおすすめです。
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まとめ
パン自販機は、限られたスペースでも手軽に始められ、省人化や24時間営業といったメリットを活かしながら、新たな販路を広げられる販売スタイルです。
冷凍や常温といった保存方法に応じて商品展開の幅を広げられ、実店舗がない方でも取り組みやすい点が特徴です。
導入には一定の費用がかかりますが、補助金や助成制度を活用することで、初期投資のハードルを下げることも可能です。
さらに、自販機に限らず、無人決済システムを活用した柔軟な販売スタイルも選択肢に入れることで、より多様なニーズに対応できます。
自社の商品やビジネスのスタイルに合わせて、どのような形式が合っているのかをじっくり検討しながら、パンの無人販売を前向きに考えてみてください。
以下の記事で、フード自販機の人気ジャンルや売れ筋商品を紹介しています。あわせてご覧ください。
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