コストコ再販店は、コストコの商品を会員登録せずに購入できる便利な店舗です。
しかし、「コストコの商品を再販することは違法ではないのか?」と疑問に感じている方も多いと思います。
そこで本記事では、コストコ再販店の概要や違法性、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
コストコの再販が違法になるケースも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
コストコ再販店とは?
コストコは会員制の大型倉庫型スーパーマーケットで、食品や日用品、家電製品などの商品を卸売価格に近い価格で販売しています。
しかしコストコには会員制というハードルがあるため、誰でも気軽に利用できるわけではありません。
そこで登場したのが、コストコで購入した商品を販売する『コストコ再販店』です。
コストコ再販店は、コストコのビジネス会員が商品を仕入れて一般消費者向けに販売する店舗のことで、仕入れ値と販売価格の差額を利益とするビジネスモデルです。
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コストコ再販店の違法性
コストコの再販とは、コストコで購入した商品を再度販売(転売)する行為のことを指します。
そもそも転売は「商品を仕入れて購入価格よりも高い価格で再販売すること」を指します。
日本では、再販(転売)を抑止する法律はありませんし、コストコとしても再販店ビジネスを制限する規約はありませんので、違法性はありません。ビジネス会員の登録と店舗の営業に必要な許可さえ取得していれば開業可能です。
ただ、商標利用に関する注意喚起として、以下の記載があります。
コストコは基本的に再販事業の業務提携を行っておらず、「コストコ公認」や「コストコ再販店」を謳う事業者様とは一切の関係がございません。
コストコ商品の再販事業をされているお客様に関しては、弊社ガイドラインをもとに商標の適正使用について注意喚起を行わせていただきます。
再販ビジネス自体は問題ありませんが、コストコと事業的なつながりがあると伝えるような営業はNGですので、その点は注意しましょう。
コストコの再販が違法になるケース
コストコの再販は法律上問題ありませんが、場合によっては法に触れることもあるので注意しなければなりません。
ここでは、コストコの再販が違法になるケースを2つ紹介します。
許可が必要なジャンルの商品を無許可で販売
コストコで購入した商品であっても、なかには再販に許可が必要となるジャンルの商品もあります。
たとえば、食品を販売する場合は、食品衛生法にもとづいて営業許可を取得する必要がありますし、一部の医薬品やサプリメント、医薬部外品、化粧品などは薬事関係法令にもとづき、販売許可を取得しなければなりません。
これらのジャンルの商品を無許可で販売すると違法となり、罰則の対象となるため注意が必要です。
確定申告していない
コストコ再販店で得た利益は、確定申告の対象となります。そのため、一定以上の売上があるにもかかわらず、確定申告せずに利益を隠蔽することは違法となります。
確定申告せずに営業を続けると、税務署から調査が入り税務上のペナルティが課される可能性があるので注意しましょう。
なお、コストコ再販店で得た利益は、売上高から仕入れ代金、経費などを差し引いた金額が該当します。
コストコ再販店で利益を出している場合は、必ず毎年決められた期日までに確定申告をおこないましょう。
コストコ再販店のメリット
コストコ再販店は運営側・利用者側にとってもメリットが多く、便利に利用できる店舗として人気があります。
ここでは、コストコ再販店の代表的なメリットを3つ紹介します。
手軽で便利に利用してもらえる
コストコ再販店のもっとも大きなメリットといえるのが、会員登録が不要で、好きなタイミングで商品を購入できることです。
コストコを利用するには、年会費を支払って会員になる必要がありますが、再販店であれば会員登録不要で、誰でも気軽にコストコの商品を購入できます。
また、コストコがある地域は限定されており「店舗が近くにない」というケースも少なくありません。自宅近所にコストコ再販店ができることで、多くの人が手軽で便利にコストコの商品を購入できるようになります。
コストコの人気商品を販売できる
コストコの人気商品や季節商品を販売できるのも、コストコ再販店のメリットの1つです。
たとえば、食料品や家電、家具、衣料品、日用品、さらには健康食品や書籍など、コストコではさまざまな商品を取り扱っています。
コストコで購入できる商品ジャンルが幅広いことにより、地域にあわせた商品選びができるのもポイントです。
また、各ジャンルの商品を豊富に取り扱うことで、利用者が効率よく買い物できてリピーター獲得にもつながります。
独自のプロモーションで売上アップを目指せる
コストコ再販店では、独自の特典やプロモーションを定期的に実施しています。
顧客獲得や売上拡大などを目的としたプロモーション施策の例としては、割引クーポンやポイント還元、商品プレゼントなどが挙げられます。
コストコではこのような特典やプロモーションはあまり実施されないため、コストコ再販店独自のプロモーションを実施することで、さらなる売上アップを目指せます。
コストコ再販店のデメリット
コストコ再販店には通常の小売店とは異なる部分もあるため、デメリットを踏まえたうえで対策や工夫を考えることが大切です。
ここでは、コストコ再販店のデメリットを3つを解説します。
販売価格と利益の調整が必要
コストコ再販店は、コストコで仕入れた価格に上乗せし、その差額を利益として運営しています。
基本的にコストコで販売されている商品は大容量なため、仕入れ後に小分けにして販売している再販店も多くみられます。
1つの商品を小分け販売することにより、コストコ倉庫での販売価格よりも高く設定できて、十分な利益を出すことが可能になります。
ただし、コストコで直接購入する場合と比べて割高になることから、利用者に「高い」と感じられる可能性もあるため、価格設定の調整は必要不可欠です。
品質管理への課題
コストコ再販店は、コストコから仕入れた商品を適切に保管できる環境づくりが必須となります。
しかし再販店の設備や運営体制によっては、商品の保存状態や品質管理が不十分な場合もあり注意が必要です。
とくに、生鮮食品や冷凍食品などは品質管理が重要な商品となるため、再販店で取り扱う場合は商品を保存できる専用設備が必要となります。
なお、取り扱い商品によっては、食品衛生関連の許可も取得しなければなりません。
販売できる商品には限界がある
売場面積の広いコストコ倉庫と比べて、コストコ再販店は狭くなるのが一般的です。そのため、コストコ倉庫で販売している商品をすべて仕入れて販売することはできません。
さらに、コストコ再販店は売れる商品を優先的に仕入れることが重要なため、ニッチな商品は取り扱えない可能性もあります。
「販売できる商品に限界がある」というデメリットを踏まえたうえで、売れやすい商品をリサーチして取り扱うことが成功の秘訣となります。
コストコ再販店を上手に運営するコツ
コストコ再販店の運営を軌道に乗せるには、いくつかおさえておきたいポイントがあります。
ここでは、コストコ再販店を上手に運営する3つのコツを紹介します。
仕入れ価格と販売価格のバランスを考慮する
コストコ再販店は、コストコから商品を仕入れて販売するため、仕入れ価格と販売価格のバランスが重要となります。
仕入れ価格が高すぎたり販売価格が安すぎたりすると、再販店を維持できるような利益を出せなくなります。
そこで、仕入れ価格と販売価格のバランスを考慮し、利益を確保しながら利用者が購入しやすい価格設定を意識しましょう。
適切な在庫管理
コストコ再販店は一般的な小売店と同じように、在庫の管理が必要です。
在庫が多すぎると保管費用が多額になり、不良在庫を抱えることにもつながります。とはいえ在庫が不足すると、販売機会を逃してしまう可能性もあります。
そこでおすすめなのが、在庫管理のDX化です。
コストコ再販店を開業する際、設備を整える段階で「在庫管理機能」が搭載されたレジシステムの導入を検討してみましょう。
たとえば「TOUCH TO GO」の無人店舗システムやセルフレジには、商品管理機能が搭載されており、在庫の動きを常にチェックできます。
このようなシステムを導入して適切に在庫を管理することで、過剰在庫や在庫不足の発生を回避できます。
販売戦略を練る
コストコ再販店では、顧客層を明確化し、ターゲットにあわせた商品を販売することも大切です。
もともとコストコの商品は”ブランド化”されているため、激しい価格競争は起こりにくいと考えられます。
とはいえ、周囲に低価格帯のスーパーやディスカウントストアがある場合、割高なコストコ再販店は利用されにくくなるかもしれません。
そこで、「どうしてもコストコの商品が欲しい」といった顧客をターゲットに販売戦略を練ることで差別化を図りやすくなり、価格競争に巻き込まれにくくなります。
コストコ再販店で取り扱うおすすめ商品
ここからは、コストコ再販店でどのような商品を販売しようかお悩みの方に向けて、おすすめの商品を紹介します。
食品
コストコは食品の種類が豊富で、品質も高いことから人気があります。とくに冷凍食品やお菓子など賞味期限が長く保存しやすい商品は、再販店でも扱いやすくておすすめです。
テレビや雑誌、インターネットで取り上げられ話題になることも多いので、人気商品を豊富に揃えておくことで売上を伸ばしやすくなります。
日用品
コストコにはさまざまな日用品が販売されており、コストコ再販店でも人気ジャンルの1つとなっています。
なかでも、トイレットペーパーや洗剤などの消費量が多いものは再販店でも需要があります。
日用品は気に入ったものを長く使う人も多くいるため、リピーター獲得につながりやすくなる点もポイントです。
家電
コストコでは海外製の生活家電を多く扱っており、国内製の家電にはないデザインが楽しめるなど、ファンも多い商品ジャンルとなっています。
代表的な家電にはテレビや冷蔵庫、洗濯機、掃除機、パソコン、スピーカーなどがあります。
なお、大きな家電は陳列場所の確保や配送面での手配も必要になることから、取り扱う場合は事前にしっかり検討しておくことが大切です。
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まとめ
コストコ再販店はコストコが認めている店舗形態のため、違法ではありません。
ただし、取り扱う商品によっては許可が必要になる場合もあり、状況に応じて申請・取得することになります。
また、効率よくコストコ再販店を運営するには、セルフレジシステムを導入するなど、店舗の設備にもこだわることが大切です。
コストコ再販店の開業を検討している方は、セルフレジシステム「TTG-MONSTAR」の導入を検討してみてください。
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