こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
近年、キャッシュレス決済が急速に普及し、その中でもQRコード決済は手軽さや利便性から注目を集めています。
スマートフォン一つで簡単に支払いができるQRコード決済は、消費者にとってのメリットが大きい決済手段です。
しかし、QRコード決済にはさまざまな種類やサービスがあり、どのサービスを導入すべきか悩む方も少なくありません。
そこで本記事では、QRコード決済の基本的な仕組みや種類、主要サービスの特徴を詳しく解説します。
QRコード決済以外の決済方法との違いも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事>>QRコード決済のシェアランキングTOP10|利用者数や加盟店数も紹介
目次
QRコード決済とは?
QRコード決済は、QRコードを介して支払うキャッシュレス決済の一種です。
QRコードには、支払い金額や店舗情報などの情報が紐付けされており、スマートフォンで読み取ることで支払いが完了します。
ポイント還元やキャンペーンなど、利用者にとってお得なサービスが提供されていることも多く、近年利用者が増えています。
QRコード決済には主に2つのパターンがあります。
1つ目は、店舗に設置されたQRコードを利用者が決済アプリで読み取る方法で、2つ目は利用者のスマホに表示されたQRコードを店舗側がスキャンする方法です。
決済アプリには、あらかじめチャージした金額や登録済みのクレジットカードや銀行口座の情報が紐づけられています。
これにより、QRコードを介して迅速に支払い処理が行われます。支払いが完了すると、利用者と店舗の双方に通知が送られ、取引が成立します。
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QRコード決済の方式
QRコード決済には、大きく分けて「ユーザースキャン方式」と「ストアスキャン方式」の2つの方式があります。
どちらの方式も、QRコードを介して支払う点は共通していますが、コードを読み取る主体が異なります。
また、導入コストや運用方法にも違いがありますので、店舗の状況に合わせて選択することが大切です。
ユーザースキャン方式
ユーザースキャン方式は、店舗が提示するQRコードを、利用者が自身のスマートフォンで読み取って支払いを行う方式です。
店舗側は、専用端末を用意する必要がなく、印刷したQRコードを店頭に設置するだけで導入できます。
導入コストを抑えたい小規模店舗や移動販売など、場所を選ばずに決済を受け付けたい場合に適しています。
利用者は決済アプリを起動してQRコードを読み取り、支払い金額を入力して決済を完了させます。
ストアスキャン方式
ストアスキャン方式は、利用者がスマートフォンに表示したQRコードやバーコードを、店舗側が専用端末に接続されたスキャナーで読み取り、支払いを行う方式です。
専用端末やPOSレジとの連携が必要となるため、ユーザースキャン方式と比較すると導入コストは高くなります。
しかし、ストアスキャン方式には以下のようなメリットがあり、ある程度の規模を持つ店舗や、顧客情報の活用を重視する店舗に適しています。
- 金額の入力ミスを防げる
- レジ業務の効率化につながる
- 顧客管理や売上分析が容易になる
QRコード決済の支払い方法
QRコード決済の支払い方法は、主に「前払い」、「後払い」、「即時払い」の3つに分類されます。
それぞれの支払い方法には特徴があり、利用者のニーズや店舗の運用方針に合わせて選択できます。
QRコード決済の支払い方法について詳しくみていきましょう。
前払い
前払いは、事前に決済アプリに現金をチャージし、チャージされた残高から支払いを行う方法です。
チャージ方法は、銀行口座からの振込、クレジットカードによるチャージ、コンビニエンスストアでの現金チャージなどがあります。
残高不足の場合は利用できませんが、使いすぎを防げるため計画的に利用したい人に向いています。
また、多くのサービスでチャージ金額に応じたポイント還元が用意されており、お得に利用できます。
後払い
後払いは、クレジットカードのように利用した金額を後日まとめて支払う方法です。
決済アプリにクレジットカードを登録する、もしくは決済サービス独自の与信審査を通過することで利用可能となります。
手元に現金がない場合でも支払いができ、利用限度額内であれば自由に利用できるため、利便性が高い方法です。ただし、使いすぎには注意が必要で、計画的に利用しなければなりません。
即時払い
即時払いは、あらかじめ連携した銀行口座から、支払いと同時に引き落とされる方法です。
銀行口座から直接支払うため、チャージの手間が省けて現金感覚で利用できます。また、多くの銀行と提携しているサービスもあり、幅広い利用者が利用しやすい点も特徴です。
ただし、口座残高以上の利用はできません。
QRコード決済と他の決済方法との違い
キャッシュレス決済には、QRコード決済以外にも以下のような決済方法があります。
- クレジットカード
- 電子マネー
- 非接触決済
それぞれの決済方法には、利用シーンや導入コスト、決済手数料などに違いがあります。ここでは、代表的な決済方法とQRコード決済との違いについて解説します。
クレジットカード
クレジットカードは後払い式の決済方法で、利用者はカード会社が定めた利用限度額まで商品やサービスを購入できます。
国際ブランドの加盟店であれば世界中で利用でき、ポイント還元率が高いカードも多いです。
QRコード決済と比較すると利用できる店舗数が多く、高額決済にも対応しています。
電子マネー
電子マネーは、事前にチャージした金額の範囲内で利用できる前払い式の決済方法です。
交通系ICカードや流通系企業の電子マネーなど、さまざまな種類が存在します。
QRコードを読み取るためのアプリの立ち上げが不要なことから、決済スピードが速い傾向にあります。
しかし、利用できる店舗が限定されることや、チャージが必要であるなどのデメリットも存在します。
非接触決済
非接触決済は、専用端末にスマートフォンやカードをかざすだけで支払いができる決済方法です。
クレジットカードや電子マネーに付帯していることが多く、Apple PayやGoogle Payなどが挙げられます。
QRコード決済と比較すると、決済端末にかざすだけで支払いが完了するため、よりスピーディーな決済が可能です。
また、 QRコード決済には電波が必要ですが、非接触決済はICチップによる磁界と無線通信でデータのやりとりを行うという違いもあります。
主要なQRコードの特徴
日本国内には、さまざまなQRコード決済サービスが存在します。
ここでは、主要なQRコード決済サービスと各サービスの特徴を解説します。
PayPay
PayPayは、ソフトバンクとLINEヤフーが共同で設立した、PayPay株式会社が運営するQRコード決済サービスです。
大規模なキャンペーンを頻繁に実施しており、利用者へのポイント還元率が高いなどの特徴があります。
加盟店舗数も多く、幅広いシーンで利用できます。また、個人間送金機能や、公共料金の支払いにも対応しています。
LINE Pay
LINE Payは、コミュニケーションアプリ「LINE」内で利用できるQRコード決済サービスです。
LINEユーザーであれば、新たにアプリをダウンロードする必要がなく、手軽に利用を開始できます。
LINEの友だちへの送金や割り勘機能など、LINEとの連携機能が充実しています。また、LINEポイントを活用したお得なキャンペーンも多く実施されています。
楽天ペイ
楽天ペイは、楽天市場をはじめとする楽天グループのサービスで利用できるQRコード決済サービスです。
楽天ポイントを貯めたり使ったりできる点が大きな特徴で、楽天カードとの連携で効率的にポイントを貯められます。
また、楽天グループの様々なサービスで利用できるため、楽天ユーザーにとってメリットの大きいサービスです。
d払い
d払いは、NTTドコモが提供するQRコード決済サービスです。ドコモユーザーであれば、携帯電話料金と合算して支払うことも可能で、dポイントを貯めたり使ったりできます。
また、ドコモユーザー以外でも利用可能で、幅広いユーザーが利用しています。
dポイント加盟店であれば、QRコード決済と同時にdポイントカードを提示することで、ポイントの二重取りが可能です。
メルペイ
メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」内で利用できるQRコード決済サービスです。
メルカリの売上金を支払いに利用できる点が大きな特徴です。また、「メルペイスマート払い」という後払い機能も提供しており、利用者のニーズに合わせた支払い方法を選択できます。
iD決済にも対応しており、幅広い店舗で利用できます。
au PAY決済
au PAY決済は、KDDIが提供するQRコード決済サービスです。auユーザーであれば、auかんたん決済を利用して、携帯電話料金と合算して支払うことができます。
Pontaポイントを貯めたり使ったりできて、ローソンをはじめとするPonta提携店舗で利用すると、効率よくポイントが貯まります。
また、au PAYマーケットなど、au関連サービスとの連携が充実しているところも大きな特徴です。
QRコード決済のメリット
QRコード決済には、利用者、店舗双方にとって多くのメリットがあります。一方で、いくつかのデメリットも存在するため、導入前に理解しておくことが重要です。
まず、店舗側には以下のメリットが挙げられます。
- 現金管理の手間やコストの削減
- レジ業務の効率化
- 新規顧客獲得への効果
- インバウンド需要への対応
利用者側としては、以下のメリットが挙げられます。
- スマートフォン一つで簡単に支払いができる利便性
- ポイント還元やキャンペーンによるお得さ
- 現金を持ち歩かなくて済む安全性
さらに詳しいQRコード決済のメリットとデメリットについて、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事>>【店舗・顧客別】QRコード決済のメリット・デメリットを詳しく解説!
QRコード決済とクレジットカード決済のどちらを導入すべき?
店舗経営者が決済方法を導入する際には、QRコード決済とクレジットカード決済のどちらが適しているのかを検討しなければなりません。
どちらの決済方法にもメリット・デメリットがあるため、店舗の規模・業種・ターゲット層などを考慮する必要があります。
例えば、初期費用を抑えたい小規模店舗や、若年層をターゲットとする店舗には、利用者の多いQRコード決済がよいでしょう。
一方、高額商品を扱う店舗や幅広い年齢層をターゲットとする店舗には、クレジットカード決済の導入が適していると考えられます。
また、両方の決済方法を導入することで、より多くの顧客ニーズに対応することもできます。
より多くの顧客に利用してもらい、売り上げの機会を逃さないためには、複数の決済方法に対応できる環境を整えることが大切です。
まとめ
QRコード決済は、その手軽さと利便性から、今後さらに普及が進むと考えられています。
店舗経営者にとっても、QRコード決済を導入することで、業務の効率化や新たな顧客の獲得といった多くのメリットが期待できます。
ただし、導入にはコストや手間が伴う場合もあるため、各サービスの特徴をしっかりと理解し、自店舗に最適なものを選ぶことが大切です。
QRコード決済を導入する際は、各サービスのシェアランキングを紹介した以下の記事も参考にしてください。
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