こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
冷凍食品やスイーツ、お菓子などを扱う小規模な無人販売所は、人手をかけずに運営できることから、省人化を目指す個人・事業者にとって選択肢の一つとなりつつあります。
「店舗を持ってみたい」「なるべくリスクを抑えて事業を始めたい」と考える中で、フランチャイズという形に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
とくに、商品や機器、運営ノウハウがパッケージ化された無人販売フランチャイズなら、店舗運営の経験がなくても始めやすいという魅力があります。
今回の記事では、無人販売フランチャイズの仕組みやメリット・デメリット、費用の内訳を紹介します。
契約前にチェックしておきたいポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
関連記事▼
目次
無人販売のフランチャイズとは?
無人販売のフランチャイズとは、商品補充や清掃など最低限の業務だけで運営できる「省人化ビジネス」を、加盟金や契約に基づいて始められる仕組みです。
通常のフランチャイズと同様、ブランドやシステムを活用して店舗を展開できる点が特徴ですが、スタッフを常駐させる必要がないため、比較的少ない労力で始めやすいといえるビジネスです。
近年は、冷凍食品・スイーツ・生鮮食品・日用品などを販売する無人店舗が増えており、時代のニーズにもマッチしたビジネスモデルとして、フランチャイズでも採用が進んでいます。
無人販売の仕組みと種類
無人販売といっても、そのスタイルや扱う商品はさまざまです。ここでは、フランチャイズで採用されている主な無人販売の種類と、それぞれの仕組みを簡単に紹介します。
無人販売の多くは、冷凍や常温で保存できる食品を扱っています。あらかじめ商品を設置しておき、利用者がセルフで商品を選んで支払いを済ませる仕組みが一般的です。
扱われる商品ジャンルには、以下のようなものがあります。
- 冷凍食品
- スイーツ
- お菓子・パン・飲料などの軽食系
- ご当地グルメ
近年では、冷蔵ロッカー型の機器や、自動販売機形式のショーケースを使って運用しているフランチャイズもあります。
設置場所や商材の特徴に応じて、最適な販売スタイルを選ぶのがポイントです。
フランチャイズとして展開されている形態
無人販売のビジネスモデルは、機器を購入もしくはリースして始めるのが一般的ですが、近年ではフランチャイズ(FC)として展開している企業も増えてきています。
フランチャイズ型の場合、すでに仕組みが整っているため、経営未経験の方でも比較的スムーズにスタートしやすいのが特長です。
実際にフランチャイズとして展開されている主な形態は以下のようなものがあります。
- 冷凍食品専門の無人販売所
- スイーツ・お菓子の無人販売
- 生鮮食品の無人販売
いずれも、フランチャイズ本部から提供される「ノウハウ」や「販促ツール」「遠隔監視システム」などがセットになっているため、ゼロから無人店舗を立ち上げるよりも安心して始められる点が魅力です。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
横展開できるビジネスモデルを作りたいフランチャイザーの方、これから開業に向けてレジを選びたいフランチャイジーの方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。
▼【無料】TOUCH TO GO の概要資料をダウンロード
https://ttg.co.jp/download/download4/
無人販売フランチャイズのメリット
無人販売をフランチャイズで始める際、個人でゼロから立ち上げる場合にはない多くのメリットがあります。
ここでは、無人販売フランチャイズの代表的なメリットを4つ紹介します。
人件費を抑えて運営できる
無人販売の最大のメリットは、やはり人件費を大幅に削減できる点です。
従来の店舗運営では必須の、販売スタッフやレジ担当の人員を配置する必要がありません。
これにより、給与・社会保険料・教育費などのコストを削減でき、利益率が大きく向上します。
さらに、時間や曜日に縛られることなく、24時間営業も実現可能になり、売上機会の最大化にもつながります。
副業としても運営しやすい
無人販売は、店舗に常駐する必要がないため、本業がある方でも運営しやすいというメリットがあります。
無人販売フランチャイズに必要な以下の業務は、比較的自由な時間に行うことが可能です。
- 商品の補充
- 清掃
- 売上金の回収
また、店舗の状況は、防犯カメラやPOSシステムを通じて遠隔で確認できるため、リアルタイムでの状況把握も容易です。
副業でも運営しやすいことからは、サラリーマンや主婦など、さまざまな層が気軽にビジネスオーナーになるチャンスが広がります。
初期費用を抑えることが可能
無人販売フランチャイズは、有人店舗に比べて初期費用を抑えてスタートできる傾向があります。
というのも、フランチャイズによっては「初期費用・設置費用ともに0円」というケースもあり、選び方によっては独立開業より低コストで始められます。
また、人件費があまりかからないことから運転資金も抑えれるため、起業資金が限られている方でも、参入しやすいビジネスモデルといえるでしょう。
本部のサポートが受けられる
フランチャイズに加盟することで、店舗運営に必須である以下の項目のサポートを受けられます。
- 商品の仕入れ
- 店舗の運営ノウハウ
- 販促活動
未経験から成功するためのノウハウを体系的に学べるため、安心して事業をスタートできるはずです。
また、本部が開発したオリジナル商品や、共同仕入れによるコスト削減などのメリットもあります。
経営知識がない方が個人で開業する場合に比べて、成功の確率を高められる点は、大きなメリットとなります。
無人販売フランチャイズのデメリット
無人販売フランチャイズは多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。
ここからは、代表的な4つのデメリットについて詳しく解説します。
売上が安定しない可能性がある
無人販売フランチャイズは人件費を抑えられる反面、対面販売のような顧客とのコミュニケーションが少ないため、売上が安定しない可能性があります。
立地条件や商品の魅力度、周辺環境の変化など、さまざまな要因に影響を受けやすい点は大きなデメリットといえるでしょう。
例えば、競合店の出現や周辺住民の好みの変化など、予測できない外部要因によって売上が大きく変動するリスクもあります。
商品管理や在庫補充の手間がかかる
無人販売フランチャイズでは、商品の補充や陳列、在庫チェックなどをオーナー自身が行う必要があります。
定期的に店舗を訪れて、「在庫の確認」・補充」「賞味期限切れ商品の入れ替え」、「陳列の整頓」などを行うため、完全放置で運営できるわけではありません。
とはいえ、一般的な有人店舗に比べると業務負担は少なく、平日の夜や週末などの空いた時間での対応も可能です。
月額費用やロイヤリティが発生する
フランチャイズに加盟する以上、月額費用やロイヤリティが発生します。
これは、本部のブランド力やノウハウ、サポート体制を利用するための”対価”ともいえるもので、売上の一部を支払うことになります。
ロイヤリティの料率は、フランチャイズ本部によって異なり、固定額の場合もあれば、売上に応じて変動する場合もあります。
そのため、月額費用やロイヤリティも考慮した上で、収益性を十分に検討することが大切です。
ブランドや運営方法に制限がある
フランチャイズビジネスの多くは、ブランドのイメージやサービス品質を守るために、以下のような項目に対して、細かなルールが定められています。
- 運営方法
- 商品構成
- 価格設定
- 広告宣伝の内容
本部が定めるルールはフランチャイズ全体の信頼性を保つうえで重要ですが、オーナーとしては「もっと自由にやりたい」と感じる場面も出てくるかもしれません。
たとえば、自分の地元の特産品を取り扱いたくても、本部の方針によっては難しい場合もあります。
また、営業時間や店舗レイアウトに関しても自由が利かないケースがあり、「自分のアイデアを活かせない」と感じる可能性もあります。
無人販売フランチャイズの費用の内訳
無人販売のフランチャイズを始めるには、初期費用と運用にかかるランニングコストの両方をしっかりと把握しておくことが大切です。
ここでは、無人販売フランチャイズの一般的な費用の内訳を紹介します。
初期費用の内訳
無人販売フランチャイズの初期費用には、以下のようなものが含まれます。
- フランチャイズ加盟金
- 店舗設備や専用機器
- 設置工事・内装工事
- 開業前の研修やサポート費用
なお、導入する商品や設備の内容、契約する本部によって費用は大きく異なります。
ランニングコストの内訳
運用開始後にかかる継続的な費用には、以下のような項目があります。
- 商品の仕入れ費用
- 電気代
- ロイヤリティ
- 定期的な清掃・メンテナンス費用
- 通信費
なお、販売する商品によっては賞味期限や季節性の影響を受けやすいため、補充頻度や在庫管理を工夫する必要があります。
具体的な開業資金については、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事>>【業種別】フランチャイズ開業資金の目安|融資を受ける際の注意点も解説
契約前にチェックしておくべきポイント
ここからは、無人販売フランチャイズの契約前に、必ずチェックしておきたいポイントを3つ紹介します。
契約期間や違約金の有無
フランチャイズ契約は、数年単位の長期契約になるのが一般的です。そのため、途中解約の可否や違約金の発生について、必ず確認しておきましょう。
また、予想よりも収益が少なかった場合や、家庭の事情で運営継続が難しくなった場合なども想定して、無理なく運営できるフランチャイズを選ぶことが大切です。
ロイヤリティや追加費用の条件
ロイヤリティの金額や料率だけでなく、次のような追加費用が発生する可能性もあるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
- 設備の修理費
- システムの更新料
- 広告費の一部負担
- 商品仕入れに関わる別途手数料
上記のように見落としがちな費用も含めて全体像を把握しておくことで、正確な利益を把握できるようになります。
途中解約時の対応
仮に途中で運営をやめる場合、設備の返却や原状回復の条件、本部への報告義務などが発生することもあります。
そこで、撤退時のリスクや最悪のケースに備えたシミュレーションも、契約前に行っておくと安心です。
契約書を交わす前には、弁護士や行政書士に内容を見てもらうのもひとつの方法です。
ビジネス上の契約では、「知らなかった」では済まない項目が多いため、慎重に進めることをおすすめします。
まとめ
無人販売フランチャイズは、人手不足や省人化ニーズの高まりを背景に、注目されているビジネスモデルです。
特に、冷凍食品やスイーツなどは話題になりやすく、街中や施設内など、さまざまな場所で導入が進んでいます。
フランチャイズとして始めることで、本部のノウハウや運営サポートを受けながらスタートできる点は大きなメリットです。
一方で、デメリットとなる部分もあるため、契約前に「本当にこのフランチャイズが最適なのか」を考えましょう。
以下の記事で、儲かるフランチャイズ業種や、フランチャイズに向いている人・向いていない人を解説しています。あわせてご覧ください。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
横展開できるビジネスモデルを作りたいフランチャイザーの方、これから開業に向けてレジを選びたいフランチャイジーの方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。
▼【無料】TOUCH TO GO の概要資料をダウンロード
https://ttg.co.jp/download/download4/