こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
最近、街中やサービスエリアで見かけることが増えた「食べ物の自動販売機」。
食べ物系自販機は比較的少ない初期投資で始められる、新しい販売手法として注目されています。
とはいえ、設置には費用やスペース、メンテナンスの手間なども関わるため、「本当に利益が出るのか?」「どんな商品が売れるのか?」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、食べ物の自販機の概要や人気商品例、設置方法を紹介します。
屋外に設置する際のポイントも解説しているので、食べ物の自販機の設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
食べ物の自動販売機とは?
最初に、食べ物系自販機の特徴や、どんな商品が販売されているのかについて見ていきましょう。
一般的な飲料自販機との違い
食べ物の自販機とは、その名のとおり「飲料以外の食品を販売する自動販売機」です。
近年では、ラーメンやスープ、おにぎり、冷凍弁当、パン、スナックなど、軽食や冷凍食品を中心に多彩な商品を取り扱う機種が増えています。
一般的な飲料自販機との大きな違いは、温度管理や保存方法の幅広さにあります。
食べ物系の自販機では、冷蔵・冷凍・常温など複数の温度帯に対応していたり、電子レンジ機能を備えてその場で温められたりと、機種によっては特殊な構造となっています。
販売されている主な商品ジャンル
現在流通している食べ物自販機の多くは、「冷凍食品」や「レトルト食品」など賞味期限が比較的長いものを中心に構成されています。 代表的なジャンルは以下のようなものです。
- ラーメン、餃子、カレーなどの冷凍調理品
- スープ、シチュー、おでんなどのレトルト系
- おにぎり、パン、ホットスナックなどの軽食
- 地元の特産品やご当地グルメ
- アイスクリームや冷凍スイーツ
近年では、手作りパンなどの個人店が参入しやすい“個性重視”の商品展開も増えており、単なる販売機ではなく「店舗の代わり」としての活用も進んでいます。
設置する地域やターゲットに合わせて商品を選べば、自販機でもファンをつくることが可能です。
「TOUCH TO GO」のプロダクトは、自販機を設置するように、工事不要でコンビニ区画を導入できます。
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なぜ今「食べ物系自販機」が注目されているのか?
近年、飲料ではなく食べ物を扱う自動販売機が各地で急増しています。
これは単なる流行ではなく、「社会の変化」や「消費者のニーズに合わせた販売形態」として注目されていることが背景にあります。
ここでは、なぜ今、食べ物系の自販機が支持を集めているのかを詳しく見ていきましょう。
コロナ以降の非接触ニーズ
新型コロナウイルスの影響により、非接触・非対面での買い物が一気に広まりました。
その流れのなかで、人と接することなく商品を購入できる自販機が再評価されており、特に食品系の自販機は「手軽さ」と「安心感」を兼ね備えた販売方法として注目されています。
飲食店の時短営業や休業が相次いだ時期には、自販機による24時間営業の利便性が改めて認識されました。
営業時間を気にせず購入できる便利さ
食べ物の自販機は、24時間いつでも利用できるのが大きな魅力です。
早朝や深夜など、飲食店が閉まっている時間帯でも軽食を手に入れられるため、仕事や生活スタイルが不規則な人にも重宝されます。
特にコンビニやスーパーが近くにないエリアでは、ちょっとした空腹を満たせる手段として、住民や利用者の強い味方になっています。
「時間を気にせずに買える安心感」は、食べ物の自販機が支持される理由のひとつといえるでしょう。
SNS映えや話題性による集客効果
ユニークな食べ物を扱う自販機は、それ自体がちょっとした話題になります。
たとえばラーメンの冷凍自販機や、ご当地グルメが買える自販機、スイーツ専門の自販機など、見た目にも珍しく、つい写真を撮って投稿したくなるようなデザインや商品が増えています。
こうした自販機は、SNSでの拡散や口コミにつながりやすく、自然と集客につながるのも魅力のひとつです。
「この自販機でこんなものが買えるらしい」といった情報が広まることで、新しい顧客を呼び込むきっかけにもなります。
飲食店や施設の一角に設置することで、既存のサービスにプラスアルファの話題性を加えることも可能です。
食べ物系自販機の人気商品例
食べ物の自販機と一口にいっても、販売されている商品はさまざまです。ここでは、食べ物系自販機で人気の商品例を紹介します。
おにぎり・パン・冷凍食品などの軽食系
忙しい朝や仕事の合間など、手軽に食べられる商品はやはり根強い人気があります。
コンビニで買うような感覚で利用できるため、気軽に立ち寄れるオフィス街や駅周辺などで特に売れやすい傾向があります。
また、電子レンジで温めるだけの簡単な冷凍食品などは、保存が利くため、自販機との相性が良い商品といえます。
ラーメン・スープ・グルメ系の冷凍商品
最近では、有名ラーメン店やご当地グルメとコラボした商品も多く登場しています。
本格的な味を家庭で楽しめるという手軽さが好まれ、週末や夜の「ちょっと贅沢したい時間」に利用されることもあります。
特にラーメンやスープは、冷凍のまま持ち帰って調理するスタイルが主流で、幅広い年代から支持を集めています。
地域の特産品や限定商品
観光地や高速道路のサービスエリアでは、その地域ならではの名物商品を扱う自販機も増えています。
たとえばご当地バーガー、郷土料理をベースにしたレトルト食品、地元のベーカリーが作るパンなど、限定性のある商品は話題性もあり、観光客からの需要も見込めます。
地元の小さな店舗が自販機を通じて販路を広げるケースも多く、地域活性化の一環として導入するのもよいでしょう。
以下の記事で、フード自販機(食べ物自販機)の人気ジャンルを紹介しています。あわせてご覧ください。
関連記事>>フード自販機の人気ジャンルや費用・補助金について解説!
食べ物の自販機を設置する方法
食べ物の自販機を運営してみたいと思っても、「何から始めればいいのか分からない」という方は多いのではないでしょうか。
ここでは、自販機の設置方法や流れ、必要な設備についてわかりやすく解説します。
1. メーカーや専門業者に「委託」する
もっとも手軽に始められるのが、自販機メーカーや代理店に設置・運営を委託する方法です。
自販機の設置・補充・管理をすべて業者側が担当するため、オーナーはスペースと電源を提供するだけでOKというケースが多く、ほとんど手間がかかりません。
【メリット】
- 初期投資がほとんど不要(業者側が機器を用意)
- 商品補充やトラブル対応も任せられる
- 売上の一部が収入になる(歩合制)
【注意点】
- 売る商品や価格は業者により決定される
- 自由度は低め(オリジナル商品などは扱えない)
2. 自販機を「リースまたはレンタル」して自分で運営する
自販機本体をレンタル・リースし、自分で商品の仕入れや補充を行う方法です。
自社商品を販売したい事業者や、小規模飲食店などに人気のスタイルで、自由度の高い運用が可能になります。
【メリット】
- 販売する商品を自由に決められる
- 利益率が高く、工夫次第で収益も大きくなる
- 自社ブランド商品の販売にも使える
【注意点】
- 仕入れ、在庫管理、補充などの手間がかかる
- 食品衛生法や保健所への届け出が必要な場合がある
- 冷凍・冷蔵機能付きは初期費用が高めになりやすい
3. 自販機を「購入」して完全に自営で運用する
完全に自前で運営したい場合は、自販機本体を購入する方法もあります。初期費用はかかりますが、長期的に見ると運用コストは抑えやすく、収益もすべて自分のものになります。
【メリット】
- 100%自由な運営が可能
- 設置期間が長いほどコストパフォーマンスが良い
- 中古自販機を利用すれば初期投資を抑えられる
【注意点】
- メンテナンス・修理対応を自分で管理する必要がある
- トラブル発生時の対応体制も自分で構築しなければならない
食べ物の自販機を屋外に設置する際のポイント
食べ物の自販機を運用するうえで、「屋外に設置できるかどうか」は多くの方が気になるポイントではないでしょうか。
もちろん屋外設置は可能ですが、飲料の自販機とは違って、食品を扱う自販機ならではの注意点があります。
ここでは、屋外設置の際に確認しておきたいポイントを紹介します。
屋外用の食べ物自販機を選ぶ
食べ物の自販機を屋外に設置する場合は、防水や耐熱・耐寒性能を備えた「屋外対応型」の自販機を選ぶ必要があります。
特に冷凍・冷蔵商品を扱う場合、温度管理機能の安定性が売上や衛生面に直結します。
最近の機種はキャッシュレス決済や遠隔管理に対応しているものも多く、運営の手間も軽減できます。
設置環境や扱う商品の特性に合わせて、専門業者に相談しながら機種を選びましょう。
雨風や直射日光を防ぐ工夫が必要
屋外用の自販機には防水性・耐候性が備わっていますが、食べ物を扱う場合は温度管理がより繊細になるため、設置場所にはひと工夫が必要です。
そのため、できるだけ軒下や屋根のある場所、または日差しが直接当たらない方角への設置を検討しましょう。
特に夏場は機械の内部が高温になりやすく、商品への影響や故障の原因になりやすいため、直射日光を避けることが大切です。
また、強風や台風などの災害時に備えて、転倒防止措置も検討しておきましょう。
電源の確保は必須条件
冷凍・冷蔵機能を備えた食べ物の自販機は、常に安定した電力が必要になります。
一般的には100Vまたは200Vの電源を使用しますが、屋外にコンセントがない場合は電気工事が必要になることもあります。
設置を検討する際には、事前に電源の有無と設置可能な容量を確認しておきましょう。
また、電力の容量に余裕がないと、他の電気機器と併用したときに電源が落ちるリスクもあるため、電力会社との契約内容の見直しも視野に入れておくと安心です。
防犯・安全面の対策も忘れずに
屋外に食べ物自販機を設置する場合は、防犯や安全面の対策も欠かせません。以下のような、防犯面や安全面の対策を検討し、トラブルを未然に防ぐ工夫が必要です。
- 人目につく場所に設置する
- 夜間でも明るく照らされる位置に設置する
- 防犯カメラを設置する
また、冬場の凍結や落雪、夏場の虫の侵入など、季節による環境変化にも注意が必要です。
まとめ
一見ハードルが高く感じられる「食べ物の自販機」ですが、設置方法や運営スタイルの選び方次第で、小規模なビジネスでも十分に取り入れることができます。
特に最近は、冷凍食品や軽食、スイーツなど、商品ラインナップも多様化しており、ちょっとした買い物ニーズや“話題性”を生かした集客にもつながる点が魅力です。
もちろん「電源の確保」や「設置場所の選定」、「衛生管理」といった準備は必要ですが、専門業者によるサポートを活用することで、導入ハードルを下げることも可能です。
無人運営や非対面サービスが求められる今、食べ物の自販機は新しい収益源としても注目されています。
将来を見据えた販路のひとつとして、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
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