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こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
店内でよく耳にする、印象的な音楽と音声。売り場の前を通ると、思わず足を止めてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
小売店の現場では、こうした「音」を使った販促ツールとして呼び込み君が広く活用されています。ただし、効果的に使うためには仕組みや特徴、注意点を理解しておくことも大切です。
今回の記事では、呼び込み君の役割から販促に効果的な理由、使用時の注意点を詳しく解説します。売り場づくりや販促手法を見直したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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監修者プロフィール

2019年に株式会社TOUCH TO GOを設立。無人決済店舗システムを提供し、次世代型小売の拡大に取り組んでいる。
目次
呼び込み君とは?

画像出典:https://www.gunmadenki.co.jp/products/products-original/pop/yobikomikun/
呼び込み君とは、音声や音楽を使って売り場への注意を促す、音声POP型の販促ツールです。最大の特徴は、人感センサーと音声再生を組み合わせている点です。
必要な場面のみで音声が流れるため、常に音が鳴り続ける状態を避けやすく、店内環境に配慮しながら運用できる設計となっています。
呼び込み君の役割
呼び込み君の主な役割は、売り場の前を通る来店客に「気づき」を与えることです。ポスターやPOPだけでは見落とされがちな商品でも、音声によるアナウンスが加わることで、自然と視線や意識を向けてもらいやすくなります。
また、スタッフが常に売り場に立って声かけを行わなくても、一定の訴求を継続できる点も特徴です。忙しい時間帯や人手が足りない売り場でも、販促効果を維持しやすくなります。
主な機能と仕様の概要
呼び込み君には以下のような機能などが搭載されており、売り場や商品に合わせた使い分けが可能です。
- 人感センサー
- 音声再生機能
- 音量調整機能
- 録音再生機能
なお、電源はACアダプター式で複雑な設定は不要です。専門知識がなくても導入しやすい点も、小売店で広く使われている理由の一つです。
人感知センサー
人感知センサーは、売り場の前を通る来店客の動きを検知し、音声を再生するための機能です。呼び込み君は、約0〜3mの範囲で人の動きを感知し、一定の距離に入ったタイミングで音声が流れる仕組みとなっています。
録音・外部マイク入力
呼び込み君は、本体裏側のボタンを押すことで、内蔵マイクにオリジナルの音声を録音できます。さらに、外部マイク入力端子を使用することで、外部機器からのアナログ音声も録音可能です。
LEDを使ったPOP表示
呼び込み君のPOP部には、LED(半導体発光素子)が使用されています。音声再生とあわせてLEDが点灯することで、音だけでなく光による演出が加わり、視線が分散しやすい店内でも売り場の存在感を高めやすくなります。
呼び込み君の特徴的なBGM「ポポーポポポポ」の曲名
呼び込み君で使用されているメロディは、専用のメモリーカードを差し替えることで再生される仕組みとなっています。あらかじめ用意された専用楽曲を利用することで、売り場に合わせた音の演出が可能です。
標準で収録されているメロディは、落ち着いた雰囲気のボサノバ調「No.2」と、特徴的なフレーズから「ポポーポポポポ」と呼ばれることの多い「No.4」の2曲です。
どちらも販促用途を前提に制作されたBGMで、歌詞がないシンプルなメロディラインで構成されています。過度に主張しすぎない一方で、繰り返し流れることで無意識のうちに記憶に残りやすくなる点もポイントです。
視覚的なPOPと組み合わせることで、売り場全体の印象づけに役立ち、商品への関心を高める効果が期待できます。
呼び込み君が使われている店舗と設置場所
呼び込み君は、さまざまな小売業態で活用されており、設置場所によって役割や効果も異なります。ここでは、代表的な店舗例と、よく見られる設置場所について紹介します。
店舗|スーパーマーケットやドラッグストア
呼び込み君は、スーパーマーケットやドラッグストアなど、来店客の回遊性が高い店舗で多く使われています。特売商品や期間限定商品など、見逃されやすい売り場で音声による訴求を行うことで、足を止めてもらいやすくなります。
特に、日用品や食品など選択肢が多い売り場では、音声で存在を知らせることで、商品棚に気づいてもらうきっかけ作りとなります。スタッフが常に立ち会えない売り場でも、一定の販促効果を期待できます。
設置場所|商品棚前や特売・催事スペース
設置場所として多いのが、商品棚の前や特売・催事スペースです。来店客の動線上に配置することで、通過するタイミングに合わせて音声が流れ、自然に売り場へ視線を誘導できます。
また、期間限定の催事や売り場変更が多い場所では、視覚的なPOPだけでなく音声を組み合わせることで、短期間でも存在感を出しやすくなります。
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呼び込み君を使う際の注意点
呼び込み君は便利な販促ツールですが、使い方によっては逆効果になることもあります。導入時には、店内環境や他の販促施策とのバランスを意識することが重要です。
ここでは、呼び込み君を使用する際の注意点を解説します。
音量設定の調整に気をつける
音量が大きすぎると、来店客に不快感を与えたり、店内の落ち着いた雰囲気を損ねたりする可能性があります。売り場の広さや周囲の環境に合わせて、適切な音量に調整することが大切です。
時間帯や混雑状況によって音量を見直すなど、状況に応じた運用を行うことで、販促効果を保ちながら快適な店内環境を維持しやすくなります。
店内BGMや他の音声POPとの干渉に注意する
店内にBGMや他の音声POPがある場合、それぞれの音が重なり合うことで、内容が聞き取りづらくなることがあります。複数の音源を使用する際は、再生タイミングや音量のバランスに注意が必要です。
売り場ごとに役割を整理し、音声が集中しすぎないよう配置を工夫することで、来店客にとってストレスの少ない販促環境を整えられます。
呼び込み君はどこで買える?
呼び込み君は、業務用の販促ツールとして販売されており、主に公式オンラインショップや各種ECサイトを通じて購入できます。購入先によって取り扱いモデルや情報量が異なるため、用途に応じて選ぶことが大切です。
メーカー公式オンラインショップ
呼び込み君は、群馬電機株式会社の公式オンラインショップから購入することができます。業務用モデルを中心に取り扱われており、製品仕様や対応アクセサリーなどもあわせて確認できる点が特徴です。
メーカー直販のため正規品を確実に入手しやすく、製品情報を重視したい場合に向いています。
業務用販促サイト
店舗向けの什器や販促用品を扱う業務用販促サイトでも、呼び込み君が販売されています。売り場での使用を前提とした説明が多く、他の販促ツールと比較しながら検討しやすい点がメリットです。
店舗全体の販促施策の一環として導入を考えている場合には、こうした専門サイトを利用する方法も選択肢となります。
ECサイト
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった一般的なECサイトでも、呼び込み君を購入できる場合があります。価格や在庫状況を比較しやすく、手軽に入手できる点が特徴です。
なお、呼び込み君には小型モデルとして「呼び込み君ミニDX」も存在します。呼び込み君ミニDXは、販促用途を想定した業務用モデルとは異なり、玩具として販売されている商品です。
全長は約53mmと小さいながらも、呼び込み君の特徴的な音をしっかり再生できます。ECサイトでは業務用モデルと並んで掲載されていることもあるため、間違えて選ばないように注意が必要です。
小売店で呼び込み君を導入すべきケース
呼び込み君は、すべての売り場で必須というわけではありませんが、条件が合えば販促効果を発揮しやすいツールです。ここでは、小売店の現場で特に導入効果が期待できる売り場を紹介します。
人手不足で声かけが難しい売り場
スタッフによる声かけが理想と分かっていても、人手不足により常時対応できない売り場は少なくありません。呼び込み君を設置することで、スタッフの代わりに一定のアナウンスを継続でき、最低限の販促を維持しやすくなります。
また、スタッフが常駐しない無人店舗や省人化を進めている売り場においても、呼び込み君は有効です。人による声かけができない環境でも、音声によって売り場の存在や商品の特徴を伝えられるため、最低限の案内手段として活用できます。
人手不足や無人化などの課題について、以下の記事でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
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来店客が立ち止まりにくい売り場
通路沿いや入口付近など、来店客が足早に通過しやすい売り場では、商品棚に気づいてもらうこと自体が課題になることがあります。このような場所では、音声による訴求が「立ち止まるきっかけ」として機能しやすくなります。
視覚的なPOPだけでは伝わりにくい場合でも、音が加わることで売り場への注意を引きやすくなります。
商品の特徴が伝わりにくい売り場
商品点数が多く、違いが分かりにくい売り場では、来店客が選択に迷ってしまうことがあります。そこで呼び込み君を使って簡単な特徴やおすすめポイントを伝えることで、商品理解を助けることができます。
文字情報だけに頼らず音声で補足することで、売り場全体の分かりやすさを高める効果も期待できます。
まとめ
呼び込み君は、音声や音楽を使って売り場への注意を促す音声POP型の販促ツールです。人感センサーによって必要なタイミングで音声を流せるため、店内環境に配慮しながら売り場の存在感を高めることができます。
こうした仕組みにより、特徴的なBGMや音声による訴求が、視覚的なPOPだけでは伝わりにくい情報を補完し、来店客の「気づき」を生み出すきっかけになります。
呼び込み君をうまく活用することで、スタッフの負担を抑えつつ、売り場の訴求力を高めることが可能です。自店の課題や売り場の特性を踏まえたうえで、導入すべきかどうか検討してみてください。

