こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
コストコの商品をお得に仕入れて販売できる「コストコ再販店」は、近年注目を集めているビジネスモデルです。
しかし、実際に開業するとなると気になるのが「どれくらいの資金が必要なのか」ということではないでしょうか。
初期費用の目安や運転資金、さらには資金調達の方法をしっかり把握しておくことで、無理のないスタートが可能になります。
この記事では、コストコ再販店を開業するために必要な資金の目安と、資金調達の具体的な方法についてわかりやすく解説していきます。
関連記事>>コストコ再販店の始め方をステップ形式で紹介！成功させる5つのポイントとは？
目次
コストコ再販店の開業資金の目安とは？
コストコ再販店の開業資金は、店舗の規模や立地、取り扱う商品によって大きく変動します。
一般的に、小規模な店舗であれば300万円から500万円程度、中規模以上の店舗であれば800万円から2,000万円程度が目安となるでしょう。
なお、コストコ再販店を開業する際に必要となる費用の内訳は以下のとおりです。
- 物件の取得費
- 内装費
- レジや陳列棚などの設備
- 仕入れ費用
- 人件費
- 広告宣伝費
- その他
特に、仕入れ費用は商品の種類や量によって大きく変わるため、初期費用としてある程度の金額を用意しておく必要があります。
また、開業後しばらくは売上が安定しないことも考慮し、運転資金も確保しておかなければなりません。
開業前にしっかりと事業計画を立て、必要な資金を正確に見積もることが、成功への第一歩となります。
以下の記事で、コストコ再販店の仕組みについて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事>>コストコ再販店の仕組みと無人レジ・セルフレジの舞台裏
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
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コストコ再販店の開業資金を調達する5つの方法
コストコ再販店の開業資金を調達する方法は、多岐にわたります。
自己資金だけで全てを賄えるのが理想ですが、多くの場合、外部からの資金調達が必要になります。
ここでは、コストコ再販店の開業資金を調達する5つの方法について詳しく解説します。
日本政策金融公庫からの融資を受ける
日本政策金融公庫は、民間の金融機関を補完する政府系金融機関です。
特に、「新規開業資金」は、新たに事業を始める方や、事業開始後おおむね7年以内の方を対象とした融資制度です。
無担保・無保証人で利用できる制度で、創業時の資金調達を支援し、事業の円滑なスタートをサポートすることを目的としています。
融資限度額は7,200万円（うち運転資金は4,800万円まで）で、返済期間は以下のとおりです。
- 設備資金：最長20年（据置期間5年以内）
- 運転資金：最長10年（据置期間5年以内）
利率は基準利率が適用されますが、以下の対象者には特別利率が設けられています。
- 女性
- 35歳未満の人
- 55歳以上の人
- 特定の創業支援を受けた人
地方自治体の創業融資を受ける
地方自治体も、地域経済の活性化や雇用創出を目的に、独自の創業支援制度を設けています。
低金利・無担保・無保証など、日本政策金融公庫の融資と同じように条件が有利で、メリットが多い制度といえます。
例えば、信用保証協会が保証を行う融資制度や、利子の一部を補助する制度などが挙げられます。
融資限度額や金利、返済期間は自治体によって異なるため、事前に確認が必要です。
また、自治体によっては、創業セミナーや専門家派遣などのサポートを受けられる場合があります。
事業を展開する地域で利用できる制度がないか、各自治体のホームページや窓口で調べてみてください。
地方自治体や国の補助金制度を活用する
国や地方自治体は、創業や事業拡大を支援するための補助金制度を設けています。
基本的に補助金制度で受給した資金は返済の必要がないため、資金調達の有力な手段といえるでしょう。
ただし、補助金の対象となる事業や条件は厳しく、採択されるためにはしっかりとした事業計画と高い競争力が必要です。
また、募集期間や審査期間が限られているため、常に最新情報をチェックし、早めに準備に取り掛からなければなりません。
地方自治体や国が実施する補助金制度は、資金調達だけでなく事業計画の見直しにもつながるため、積極的に活用を検討しましょう。
以下の記事でコストコ再販店の始め方を紹介しています。あわせてご覧ください。
関連記事>>コストコ再販店の始め方をステップ形式で紹介！成功させる5つのポイントとは？
クラウドファンディングを活用する
クラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を募る方法です。
自身の事業やアイデアに共感した人から支援を受けることができるため、資金調達だけでなく、マーケティングやファン作りの効果も期待できます。
クラウドファンディングを成功させるには、魅力的なプロジェクトページを作成し、SNSなどで積極的に情報を発信する必要があります。
また、支援者への魅力的なリターン（商品やサービスなど）を用意することも大切です。
投資家からの出資を募る
ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家は、将来性の高いスタートアップ企業に投資を行う専門家です。
これらの投資家から出資を受けることで、まとまった資金を調達できるだけでなく、経営ノウハウや人脈などのサポートも受けられます。
出資を受けるためには、「事業の成長性」や「収益性」、「市場規模」などを具体的に示す必要があります。
また、投資家は事業計画だけでなく、経営者の熱意や能力も重視するため、信頼関係を築くことも重要なポイントとなります。
コストコ再販店の開業資金で融資を受ける際のポイント
コストコ再販店の開業資金を融資で調達する際には、審査を通過するためのポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、コストコ再販店の開業資金で融資を受ける際のポイントを3つ紹介します。
開業資金の30％以上の自己資金を用意する
金融機関は、融資を申し込む際に自己資金の割合を重視する傾向があります。
そのため、自己資金が少ない場合、「返済能力に問題がある」と判断され、融資審査に通りにくくなる可能性があります。
一般的には、開業資金の30%以上の自己資金を用意しておくことが望ましいとされています。
これは、事業に対する本気度やリスクを自ら負う意思を示すことにもつながります。
なお、自己資金は預貯金だけでなく、不動産や有価証券などの資産も含まれる場合があります。
必要な資料・書類を作成する
金融機関は、事業計画書だけでなく「資金繰り表」などの財務資料も重要視します。
資金繰り表とは、日々の現金の出入りを記録したもので、資金の流れを把握する上で欠かせないものです。
金融機関はこの資料を通して、事業の収益性や資金繰りの安定性を判断します。
提出が求められる資料をしっかりと作成することで、事業の信頼性を高めることができ、融資審査を有利に進めることができます。
なお、より精度の高い資料・書類を作成するために、専門家に相談することも検討しておきましょう。
融資面談の対策をしておく
融資の審査では、金融機関の担当者との面談が必ず行われます。
面談では、事業計画の内容や経営者の熱意、事業に対する理解度などが確認されます。
このとき、提出された資料だけでは判断できない部分を直接確認されるため、しっかりと面談対策をしておく必要があります。
想定される質問を事前に準備し、スムーズに答えられるように練習しておきましょう。
面談は自身の事業をアピールするチャンスと捉え、イメージトレーニングを重ねて臨むことをおすすめします。
コストコ再販店で融資を受ける際に必要な書類
コストコ再販店で融資を受ける際には、さまざまな書類が必要になります。
これらの書類は、事業計画の妥当性や返済能力を証明するために不可欠です。
金融機関によって必要な書類は多少異なりますが、一般的に以下の書類が求められます。
- 借入申込書
- 事業計画書
- 資金繰り表
- 創業計画書
- 身分証明書のコピー
- 預金通帳のコピー
- 許認可証のコピー
また、設備資金として借入る場合は、見積書も必要です。融資を受ける際は、必要書類をすべて用意した上で審査に申請しましょう。
コストコ再販店の創業計画書を作成するコツ
創業計画書は、金融機関からの融資を受けるためだけでなく、事業の方向性を定める上でも非常に重要な書類です。
ここでは、コストコ再販店の融資を受ける際に重要となる、創業計画書の作成のコツを3つ紹介します。
開業の動機
開業の動機は、融資を受ける際に重視されるポイントの一つです。
なぜコストコ再販店を開業したいと思ったのか、その動機を明確に記述しましょう。
単に「儲かりそうだから」という理由だけでなく、自身の経験や熱意、市場のニーズなどを具体的に述べることで、説得力のある動機になります。
開業の動機は事業の根幹をなす部分のため、時間をかけて丁寧に記述しましょう。
創業者の経歴
創業者の経歴は、事業の成功を左右する重要な要素です。
過去の職務経験やスキル、実績などを具体的に記述しましょう。
特に、小売業や接客業の経験がある場合は、その経験をどのように事業に活かせるかを明確に述べることが大切です。
また、資格や専門知識、人脈などもアピールポイントになります。
差別化ポイント
競合他社との差別化ポイントを明確に記述し、アピールしましょう。
コストコの商品をそのまま販売するだけでなく、独自のサービスや商品展開、ターゲット層などを明確にすることが大切です。
例えば、地域限定の商品を揃えたり、オンライン販売に特化したりするなど、他社にはない強みを伝えることで、説得力を高められます。
資金の使い道・金額・返済期間
開業に必要な資金の使い道を、具体的な金額とともに記述しましょう。
物件の取得費・内装費・仕入れ費用・広告宣伝費など、項目ごとに分けて詳細に記載することが重要です。
また、必要な資金額だけでなく、返済期間や返済計画も具体的に示しましょう。
資金の使い道が明確であるほど、融資の審査に通りやすくなります。
また、無理のない範囲で現実的な返済計画を立てるようにしましょう。
損益計画
損益計画は、事業の収益性を評価するための重要な要素です。
以下の要素を算定し、将来の収益性を具体的に示しましょう。
- 売上高
- 売上原価
- 販管費
- 利益
なお、損益計画は、過去のデータや市場調査に基づき、現実的な数値を提示することが大切です。
根拠のある数値を算定することで、事業の実現可能性に信憑性が生まれ、融資を受けやすくなります。
資金繰り表
資金繰り表は、事業の「お金の流れ」を管理するための表です。
具体的には、一定期間の「現金収入」と「現金支出」を整理して、最終的に手元にどれだけの現金が残るかなどを確認するものです。
特に新規開業時や事業拡大時には、資金繰り表をしっかり作成することで予想外の資金不足を防ぎ、安定した運営につながります。
資金繰り表は、事業の継続性を判断するための重要な情報であり、金融機関が最も重視する資料の一つとなります。
まとめ
コストコ再販店の開業には、まとまった資金が必要となりますが、さまざまな資金調達方法があります。
自己資金だけでなく、融資や補助金、クラウドファンディングなど、自身の状況に合った方法を選択しましょう。
融資を受ける際には、事業計画書や資金繰り表などの書類をしっかりと作成し、面談対策を行うことが大切です。
本記事を参考に資金調達を成功させ、コストコ再販店ビジネスを軌道に乗せましょう。
以下の記事で、コストコ再販店の違法性や転売との違いについて解説しています。あわせてご覧ください。
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