こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
近年、100円ショップのセリアでは全国的にセルフレジの導入が進んでおり、現金不可・キャッシュレス専用という点でも注目を集めています。
単なるレジ業務の省力化ではなく、人手不足対策や顧客満足度の向上など、店舗運営に直結する効果も見逃せません。
この記事では、セリアでセルフレジが導入される背景・理由をはじめ、使い方や対応している決済方法を紹介します。
自店舗へのセルフレジ導入を検討している方、他社事例からヒントを得たい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
セリアのセルフレジとは?
近年、セリアではセルフレジの導入が急速に進んでおり、買い物のスタイルも大きく変わりつつあります。
セルフレジとはどのような仕組みで、なぜセリアが導入を進めているのでしょうか?ここでは、その概要と背景について見ていきます。
セルフレジの特徴と導入背景
セルフレジは従来の有人レジとは異なり、利用者自身が商品のバーコードを読み取り、キャッシュレス決済で支払いまでを完了させるシステムです。
特に最近は「セルフレジのみ設置」という店舗も増えており、現金が使えないことに驚いたという声も少なくありません。
セリアのセルフレジ導入の取り組みは、業務効率化や人手不足の解消を目的として進められており、2024年時点で全国1955店舗に導入されています。
店舗運営者にとっての参考ポイント
セルフレジを導入することで、店員の会計業務の負担軽減や混雑時の待ち時間短縮につながっており、利用者にとっても店舗側にとってもメリットの多いシステムといえるでしょう。
また、同じようにレジ業務の見直しを検討している小売店オーナーにとっては、セリアのような大手がどのようにセルフレジを導入・運用しているかを見ることは、有力なヒントにもなります。
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セルフレジで使える支払い方法は?
キャッシュレス専用で運用されているセリアのセルフレジでは、さまざまな決済手段に対応しています。
ただし、すべての方法がどの店舗でも使えるわけではなく、事前の確認も大切です。ここでは、セリアのセルフレジで対応している主な支払い方法を紹介します。
クレジットカード
セルフレジで利用できる決済方法は非常に幅広く、クレジットカードでは以下の主要ブランドが使えます。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
普段からカードで買い物をしている方であれば、特に戸惑うことなく決済が可能です。
電子マネー
SuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICをはじめ、以下の非接触型の電子マネーにも対応しています。
- iD
- QUICPay
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
ただし、店舗によって一部対応していない種類もあるため、事前の確認がおすすめです。
QRコード決済も充実
スマートフォンでの決済に慣れている方には、QRコード決済の対応も心強いポイントです。以下のように多くのサービスに対応しています。
- PayPay
- 楽天ペイ
- d払い
- au PAY
- メルペイ
- FamiPay
ただし注意点として、セルフレジの機種や運用方針は店舗ごとに異なるため、利用可能な決済手段も一部異なる場合があります。
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セリアのセルフレジの使い方
セリアのセルフレジはシンプルで使いやすく、スムーズな会計が可能です。ここでは、基本的な使い方をステップごとに紹介します。
1.レジ袋の有無を選択
最初に、セルフレジのタッチパネルに表示される案内に従って、レジ袋の必要・不要を選択します。袋が必要な場合はサイズや枚数を選び、商品と一緒に精算される形になります。
2.商品のバーコードをスキャン
次に、購入する商品のバーコードをレジ横のスキャナーで読み取ります。読み取りが完了すると、画面に商品名と金額が表示されます。すべての商品のスキャンが終わったら、「会計へ進む」を選択します。
3.支払い方法の選択と決済
続いて、希望する支払い方法(クレジットカード、電子マネー、QR決済など)を選び、端末にタッチまたはコードを読み取って決済を行います。
4.レシートの受け取りと終了
支払いが完了するとレシートが自動的に出力されますので、忘れずに受け取って終了です。スムーズな流れで、操作も直感的に行えるよう設計されています。
一部の店舗では、セルフレジの上部にカメラが設置されており、利用者の様子が画面に映し出される仕様になっています。
この仕様は防犯対策の一環でありながら、不正利用の抑止にもつながっています。利用者にとっても安心感のある仕組みといえるでしょう。
セルフレジ利用時の注意点
便利な一方で、セリアのセルフレジにはいくつかの注意点もあります。特に現金が使えない点や、チャージができないことを知らずに困ってしまうケースも見られます。
ここでは、セリアのセルフレジをスムーズに利用するために、押さえておきたいポイントを紹介します。
現金での支払いは不可
セリアのセルフレジは、キャッシュレス専用です。そのため、現金での支払いには対応していません。
現金しか持ち合わせていない場合や、子どもがお小遣いで買い物をする場合などは、有人レジが併設されている店舗を選ぶか、キャッシュレス手段を用意する必要があります。
特に「セルフレジのみ設置」されている店舗では、現金がまったく使えないため、入店前に支払い方法を確認しておくことが大切です。
電子マネーのチャージはできない
もうひとつ注意したいのが、電子マネーのチャージがレジでできないという点です。セリアのセルフレジだけでなく、有人レジでもチャージには対応していません。
たとえばSuicaやWAON、nanacoなどを利用する際は、事前に駅やコンビニ、専用のチャージ機で残高を確認・チャージしておく必要があります。
残高が足りずに決済エラーになると、レジ操作に余計な時間がかかるため注意が必要です。
独自のポイント制度は存在しない
セリアでは、Tポイントやdポイントのような共通ポイントの取り扱いや、セリア独自の会員制度、アプリでのポイントサービスなどは行っていません。
そのため、セルフレジでもポイントが貯まる・使えるといった機能はなく、割引や還元を期待している方は注意が必要です。
ただし、ショッピングモール内のセリア店舗では、施設全体のポイント制度が利用できるケースもあります。
イオンやアリオなどの商業施設では、電子マネーや施設発行のポイントカードが使えることもあるため、店舗ごとの対応状況を確認しておくとよいでしょう。
セリアがセルフレジを導入するメリットとは?
セリアがセルフレジを積極的に導入している背景には、店舗運営上のさまざまな狙いがあります。また、利用者にとっても会計の手間が減ることで、ストレスの少ない買い物体験が可能になります。
ここでは、店舗側と利用者側それぞれの視点から、導入によるメリットをみていきましょう。
店舗側のメリット
まず、店舗側にとって最大のメリットは、レジ業務の効率化と省人化です。
人手不足が深刻化する中で、セルフレジの導入はレジ対応にかかるスタッフの数を減らし、別の業務に人員を回すことを可能にします。
特に繁忙時間帯でもレジ待ちを分散できるため、店内の混雑緩和にもつながります。
また、セルフレジによって現金の取り扱いがなくなることで、釣り銭の準備や両替対応の手間も軽減されます。管理ミスやトラブルのリスクも下がり、防犯面でも安心です。
さらに、セルフレジを導入することで「先進的な店舗」としての印象を与え、利用者にとっても好印象を持たれる可能性があります。
デジタル化が進む現在、IT技術への対応もブランド価値を高める一因になるでしょう。
利用者側のメリット
利用者にとっての大きなメリットは、スピーディな会計です。自分のペースで商品の読み取りと支払いを進められるため、レジ待ちのストレスを最小限に抑えられます。
また、レジスタッフとのやり取りが不要な点も、一部の利用者には安心感につながります。感染症対策が意識されるようになってからは、非接触の会計手段としてセルフレジを好む声も増えています。
さらに、キャッシュレス決済を日常的に使っている人にとっては、いつも通りの支払い方法が使えるた、え、気軽に利用しやすいというメリットがあります。
このように、セリアのセルフレジは店舗と利用者の両方にとって、負担軽減と快適さをもたらす仕組みとなっています。
まとめ
セリアのセルフレジ導入は、人手不足への対応やキャッシュレス時代への適応という点で、他の店舗にも参考になる取り組みといえます。
オペレーションの効率化や顧客満足度の向上など、多くのメリットがある一方で、トラブル対応やスタッフ教育といった事前準備も欠かせません。
小売店を運営する方にとって、こうした最新の事例をヒントにすることで、将来を見据えた次の一手を考えるきっかけになるはずです。
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