こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
自動販売機の設置は、個人でも可能です。ただし、設置の際は、必要な費用や手続きについて十分に理解しておく必要があります。
本記事では、自動販売機を個人で設置したい方に向けて、設置場所の選び方や経営方法、具体的な手順について詳しく解説します。
自動販売機ビジネスの始め方のステップも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
自動販売機ビジネスのメリットとデメリット
最初に、自動販売機を個人で設置し、ビジネスとして運用するメリット・デメリットを紹介します。
自動販売機設置のメリット
自動販売機を設置するメリットは、大きくわけて以下の4つです。
初期費用が比較的低額
自動販売機を活用したビジネスは、賃料や内装費をおさえられるため、店舗を開くよりも初期費用が安く済みます。
自販機本体の購入費用は必要ですが、店舗の開業に比べると低額なため、低リスクで始められるビジネスといえます。
無人での運営が可能
自動販売機は24時間365日稼働するため、人件費がほとんどかかりません。営業時間外でも売上が確保でき、手間のかからない運営が可能です。
場所を選ばない
オフィス街・商業施設・駅周辺・住宅街など、人通りの多いさまざまな場所に設置できるのもメリットです。
扱える商品の幅が広い
自動販売機では、飲料や食品、日用品、タバコなど、さまざまな商品を販売できます。
種類に応じた自動販売機の選定が必要ですが、ターゲットや設置場所に最適な商品を用意することで、安定的な売上が見込めます。
自動販売機設置のデメリット
自動販売機を設置するデメリットとして、以下の4つが挙げられます。
競合が多い
自動販売機は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、他の小売店との競合が激しく、近くに店舗がある場合は売上が見込みづらくなります。
売上変動の可能性がある
天候や季節、イベントなどの影響で売上が大きく変動する可能性があります。
安定した収益を得るためにも、設置場所や商品選定を工夫する必要があります。
管理の手間がかかる
自動販売機の運営には、定期的な保守点検や商品の補充、売上管理など、管理の手間がかかります。
店舗を運営するほどではありませんが、手間がかかることはデメリットの1つといえるでしょう。
盗難や破壊行為の可能性がある
設置場所によっては、自動販売機が盗難や破壊行為の可能性があります。盗難や破壊行為のリスクを下げるためにも、防犯対策は必須です。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
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自動販売機の設置場所の選び方
次に、自動販売機の設置場所の選び方を紹介します。
自動販売機のサイズや形にあっている
自動販売機のサイズや形にあったスペースがあるかどうかを確認しましょう。
設置場所が狭すぎると、搬入や設置が困難になるだけでなく、商品補充やメンテナンスも難しくなります。
人通りが多い場所
自動販売機は人通りの多い場所に設置することで、購入されやすくなります。駅周辺・オフィス街・商業施設・公園など、人が集まる場所を選びましょう。
土地の所有権がある
自動販売機を設置するには、土地の所有権が必須です。そのため、自動販売機を設置する場所の土地の所有権を確認しましょう。
他人の私有地に設置したい場合は、その土地の所有者からの許可が必要となります。
地目が適切
「地目」とは、土地の使用目的を示すもので、たとえば「住宅用地」「商業用地」「農地」などに分類されています。
自動販売機を設置する際は、この地目が適切でなければなりません。
土地の目的が商業用途や宅地として指定されていない場合、設置が認められないことがあります。
地面の強度や傾斜に問題がない
自動販売機を設置する場所の、「地面の強度」や「傾斜」に問題がないかどうかも確認しましょう。
自動販売機は本体だけで250kg程度あります。そのため、地面が頑丈で耐えられる場所でなければ設置できません。
また、地面が斜めになっている場所は、自動販売機が倒れる可能性があり危険です。
景観への悪影響がない
自動販売機を設置することで、周囲の景観に悪影響を与えないかどうかを確認しましょう。
とくに住宅街や観光地などでは、景観への配慮から設置できないケースもあります。
電源を確保できる
自動販売機を稼働するには、電源が必要です。そこで、設置場所の近くに電源があるかどうかを確認しましょう。
電源がない場所に自動販売機を設置するには、コンセント工事が必要です。
自動販売機の経営の種類
自動販売機には、「フルオペレーション」と「セミオペレーション」という2つの経営方法があります。
それぞれの経営方法について、以下で詳しく紹介します。
フルオペレーションタイプ
フルオペレーションタイプは、自動販売機の設置から商品管理、売上管理、保守点検まで、すべて業者に委託する方法です。
オーナーは設置場所の提供と売上の一部を受け取るだけのため、管理の手間が少なく、初心者でも始めやすいというメリットがあります。
ただし、フルオペレーションは10〜20%程度の売上手数料を業者に支払うため、利益率は低くなります。
セミオペレーションタイプ
セミオペレーションタイプは、商品管理や売上管理、保守点検などすべての業務を自分でおこなう経営方法です。
管理の手間はかかりますが、経費を差し引いた売上はすべて自分のものになるため、販売手数料が必要なフルオペレーションタイプよりも利益率が高くなります。
自動販売機を提供する業者の選び方
次に、自動販売機を提供する業者の選び方を紹介します。
取り扱い商品の内容
業者が提供する自動販売機の種類や、販売できる商品の幅を確認しましょう。
自販機には飲料だけでなく、食品や日用品などを販売する機種もあります。
安定した売上を得るためには、設置場所やターゲット層に適した商品の取り扱いがある業者を選ぶことが大切です。
コスト面
設置費用・維持費・売上手数料など、業者が提示する条件をよく確認しましょう。
とくに売上手数料が高い業者を選ぶと、利益が少なくなってしまうため注意が必要です。
キャッシュレス対応の有無
自動販売機業者を選ぶ際は、キャッシュレス対応の有無も重要なポイントです。
近年、現金を使わずにスマートフォンやクレジットカード、電子マネーで支払いができる自動販売機が増えており、キャッシュレスに対応しているかどうかも、売上に大きな影響を与えます。
そのため、キャッシュレス対応の機種を選ぶことで、より多くの人をターゲットにできるようになります。
アフターサポートの内容
アフターサポートの有無や内容も、自動販売機を提供する業者によってさまざまです。
自動販売機の運用が初めての場合、予期しないトラブルや故障に対処するために、アフターサポートが充実している業者を選ぶとよいでしょう。
業者のサポート体制が整っていれば、機械の不具合が発生した際に迅速に対応してくれるので安心です。
自動販売機の適切な管理について
次に、自動販売機の適切な管理について、以下の5つの項目を解説します。
保守・点検
自動販売機は24時間稼働しているため、定期的な点検による保守管理が必要です。
自動販売機に故障や不具合が発生すると、修理が完了するまで商品を販売できず、売上に影響します。
セミオペレーションの場合は保守・点検もすべてオーナー自身で対応しなければならないため、不安な方はフルオペレーションでの運営を検討しましょう。
商品の管理
商品の在庫状況を常に把握し、品切れを起こさないように管理しましょう。また、賞味期限切れの商品がないかも、定期的に確認する必要があります。
売上管理
自動販売機の売上を管理し、収益状況を把握しましょう。売上管理には、専用の管理システムを利用したり、手動で記録したりといった方法があります。
清掃
自動販売機本体や設置場所が汚れていると、「ここで買うのはちょっと…」と感じる人が多くなり、販売機会を逃してしまうことがあります。
定期的な清掃で常に清潔な状態を保ち、より多くの人に利用される自販機を目指しましょう。
自動販売機オーナーになるためのステップ
ここでは、自動販売機オーナーになるためのステップを詳しく解説します。
1:契約する会社を決める
自動販売機ビジネスを始めたいと思ったら、まずは自動販売機を提供している会社を調べましょう。
複数の会社の取扱商品・販売手数料・アフターサポートなどの内容を比較検討し、希望にあった会社を選ぶことが大切です。
2:問い合わせ
契約する会社が決まったら、メールや電話で問い合わせをして、設置場所や商品、販売方法などの詳細を打ち合わせましょう。
3:契約書の確認・締結
業者からの説明を聞き、双方が納得できれば契約書を結びます。契約書の内容を確認し、問題なければ締結しましょう。
のちのトラブルを防ぐためにも、不明点があれば契約前にすべて聞いて解決しておくことが大切です。
4:設置までの流れを打ち合わせ
契約が完了したら、自動販売機の設置場所・設置日時・設置方法などを業者と打ち合わせます。
5:設置工事
設定した日程がきたら、自動販売機を設置するための工事が実施されます。基本的に、設置工事は業者に依頼します。
6:設置完了・販売開始
設置工事が完了したら、自動販売機の販売開始となります。
販売開始前に、業者から使用方法やメンテナンス方法について詳しく確認し、適切に管理しながら運営していきましょう。
まとめ
自動販売機は個人でも設置可能です。自動販売機の設置場所を選ぶ際は、人通りの多いエリアや土地の条件をしっかりと確認しましょう。
また、自動販売機を提供する業者によっては、取扱商品やサポート体制が異なるため、比較しながら選ぶことをおすすめします。
入念な準備を整えて自動販売機を設置し、安定的な収入の確保を目指しましょう。
TOUCH TO GO の 無人決済店舗システムは、カメラで人物をトラッキングし、どの棚のどの商品が何個お客様の手に取られたかをセンサーで感知します。
店舗の省人化・人件費削減をご検討中の方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。
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