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こんにちは。無人決済店舗システムを提供しているTOUCH TO GO 編集部です。
近年スーパーやコンビニなどの小売店を中心に、さまざまな業界でセルフレジが導入されています。しかし、これまでと異なるレジシステムに懸念があり、導入を決断できない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、セルフレジの仕組みや種類などの概要、メリット・デメリットについて詳しく解説します。セルフレジの活用を決めた企業の導入事例も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
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監修者プロフィール

2019年に株式会社TOUCH TO GOを設立。無人決済店舗システムを提供し、次世代型小売の拡大に取り組んでいる。
目次
セルフレジ(自動精算機)とは?
セルフレジとは、店舗へ来店した顧客自身で精算するレジシステムのことです。
ただ、ひと口に「セルフレジ」といっても種類はいくつかあり、それぞれ搭載されている機能も異なります。
まずはセルフレジの概要を理解するために、仕組みと種類について詳しくみていきましょう。
セルフレジの仕組み
セルフレジでは、商品登録に必要な「スキャナー」と操作用モニターが設置された機械を使用し、顧客自身で精算作業をおこないます。
また、現金とキャッシュレス決済の両方の支払いに対応している製品もあれば、現金のみの製品もあります。
セルフレジの仕組みについては以下の記事でも詳しく紹介していますので、併せてご確認ください。
関連記事>>【理解するセルフレジ】そのテクノロジーと仕組み
セルフレジの種類
次に、セルフレジの種類についてみていきましょう。セルフレジの種類は、大きく次の3つにわけられます。
セミセルフレジ
セミセルフレジは、商品登録などの作業はスタッフが対応し、支払い作業は顧客がおこなうレジシステムです。
スタッフの配置が必要になるため人件費はかかりますが、支払いに関する作業を顧客に任せることで、1人あたりの対応時間の削減につながります。
なお、商品を登録するための機械と精算機は離れていることも多く、精算機を複数台設置することにより、混雑回避が期待できます。
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フルセルフレジ
フルセルフレジは、商品登録から会計まですべての作業を顧客自身がおこなうレジシステムのことを指します。
たとえば、スーパーやコンビニなどの商品購入時には、商品についているバーコードを顧客自らスキャンして商品を登録し、支払いを済ませます。
また、カフェなどの飲食店であれば、タッチパネル式のモニターで顧客自身が注文したいメニューを選んでオーダーし、会計作業まで対応できます。
1台で複数の役割をこなす多機能型のセルフレジ『TTG-MONSTAR』などもありますので、用途にあわせて導入を検討してみてください。
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券売機型(発券機型)
券売機型のセルフレジとは、おもに飲食店などに導入されている発券機システムで、料理の注文から支払い、発券の受け取りまで1台で完結できるシステムです。
オーダーはシステムで厨房へ連携されるため、スタッフによるオーダー確認が不要になります。
また、近年ではQRコードチケット発券システムを導入する、テーマパークやレジャー施設も増えており、入場ゲートでの業務負担の削減や人件費削減につなげられています。
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セルフレジ普及の背景と最新の導入動向
セルフレジの普及が進む背景には、人手不足の深刻化、感染症対策、キャッシュレス決済の広がりといった社会的要因があります。
とくに新型コロナウイルスの流行以降は、非接触での会計ニーズが急速に高まり、セルフレジの導入が加速しました。
近年では、AIや画像認識技術を活用した次世代型のセルフレジも登場しており、よりスムーズな精算体験が可能になっています。
タッチパネルの操作性向上や多様な決済手段への対応など、ユーザビリティの強化も進められています。小売や飲食に限らず、今後さらに幅広い業態での導入が進んでいくと考えられます。
TTG-MONSTARは1台で「券売機」「セルフ後会計レジ」「セミセルフ・セルフレジ」の3役をこなす多機能型セルフレジです。
セルフレジの導入をご検討中の方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。
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https://ttg.co.jp/download/download1/
セルフレジと他の注文システムとの違いは?
近年では、レジ業務の効率化や人手不足への対応策として、セルフレジだけでなくモバイルオーダーやタブレット注文といった注文システムも広く導入されています。
それぞれの仕組みには異なる特徴があるため、自店舗の業態や利用者の属性にあわせて選定することが大切です。
ここでは、セルフレジと他の注文システムとの違いについて解説します。
モバイルオーダーとの違い
モバイルオーダーは、顧客自身のスマートフォンなどを使って商品を注文・決済する仕組みです。
専用アプリやQRコードを通じてメニューにアクセスし、店舗に到着する前に注文を完了できるシステムもあります。
一方、セルフレジは基本的に店内に設置された機器を使って精算をおこなうのが主流です。
スマートフォンの操作に不慣れな層でも利用しやすく、アプリのダウンロードや通信環境に左右されないのが特徴です。
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タブレット注文との違い
タブレット注文は、店内のテーブルやカウンターに設置されたタブレット端末を使い、顧客自身が商品を選んで注文する仕組みです。
注文内容はそのまま厨房へ送信され、スタッフを介さずに対応できます。特に飲食店や居酒屋で多く導入されています。
一方、セルフレジは、注文だけでなく会計までを顧客自身が完結させる点が、大きな違いです。
なお、タブレット注文には、注文のタイミングを自由に決められるというメリットがあります。
また、「おすすめ商品を表示する」「追加注文を促す」といった機能も実装しやすいため、接客の補助ツールとして活用しやすいのも特徴です。
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併用・切り替え導入のポイント
セルフレジ・モバイルオーダー・タブレット注文はいずれかを単体で導入するだけでなく、併用することで利便性や対応力が高まるケースもあります。
たとえば、モバイルオーダーで注文を受けてセルフレジで決済するといった運用は、テイクアウトや事前注文が多い店舗に向いています。
また、混雑時はタブレット注文を活用し、非接触決済にセルフレジを使うことで、スタッフの動線を最適化できるでしょう。
いずれのシステムも一長一短があるため、業態や顧客層にあわせて、必要に応じて柔軟な組み合わせを検討することが大切です。
セルフレジ導入後の運用を効率化する活用方法
セルフレジは、単に会計業務を無人化するだけのツールではありません。
POSレジや各種データ管理システムと連携させることで、業務全体の効率化や店舗運営の最適化にもつながります。
ここでは、セルフレジ導入後に得られるデータ活用の効果について紹介します。
販売データの自動集計と分析が可能
セルフレジはPOSレジと連動して動作することが多く、販売時点での情報をそのままデータベースに取り込むことができます。
これにより、以下のようなさまざまな指標をリアルタイムで把握することが可能になります。
- 店舗ごとの売上
- 客単価
- 時間帯別の来客傾向
人力でレジ集計をおこなう場合と比べ、精度が高くスピーディーな分析ができるのは大きなメリットです。
売上の推移を即座に可視化できるようになることで、販売戦略の改善や仕入れの最適化にも役立てられます。
在庫管理・人員管理にも活用可能
販売データを活用すれば、在庫管理の精度も向上します。
たとえば、商品ごとの販売スピードを可視化することで、人気商品の補充タイミングを逃さずに対応できるようになります。
逆に、動きの鈍い商品を把握して仕入れを調整するなど、ロス削減にもつながります。
また、時間帯別の来客数データをもとに、シフトの最適化や人員配置の調整も行いやすくなります。
ピークタイムを正確に把握し、必要な人数だけスタッフを配置することで、人件費を抑えつつサービス品質を維持できる体制づくりが可能です。
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セルフレジを導入するメリット6つ
セルフレジを導入する前に、どのようなメリットがあるのかを把握しておきましょう。
ここでは、セルフレジを導入するメリットを6つ紹介します。
人件費の削減・人手不足解消
顧客の数が多いほどスタッフの人数も必要になり、当然ながらその分の人件費もかかります。
しかし、セルフレジを導入することで、今までスタッフがおこなっていた業務を削減することが可能です。
店舗に常駐するスタッフも減らせるため、人件費の削減や人材不足の問題解消にもつながります。
業務負担を軽減
セルフレジを導入することで、スタッフによるレジ対応業務を減らせるのも大きなメリットです。
どのタイプのセルフレジを導入するかによってスタッフの対応範囲は変わりますが、導入後はすべてのレジ業務、もしくは業務の一部の削減が可能です。
スタッフ1人あたりのレジ対応業務を減らすことができれば、品出しや発注、事務作業などほかの業務に時間を費やせるようになります。
精算時のヒューマンエラーを防止
スタッフが現金を数えてお釣りを渡すような場合、間違いが生じることもあるでしょう。
しかし、機械が自動で精算してくれるセルフレジでは、ヒューマンエラーによる計算間違いを防げます。
非接触・非対面での精算が可能
コロナ禍の時期と比べて落ち着いてきたとはいえ、他人との接触や対面が気になる方は一定数いらっしゃいます。
有人レジであればスタッフと顧客が対面する形となりますが、セルフレジなら「非接触・非対面」での精算が可能です。
人と接する時間が減ることや、商品に触れる機会を減らすことは、感染症対策としても有効です。
レジ待ちの時間短縮
レジの待ち時間は顧客がストレスを感じやすい要素であり、レジの待ち時間が長いほど顧客離れにつながります。
しかし、セルフレジを導入することで、顧客のレジ待ちの時間短縮に期待できます。
支払機を複数導入することで、複数の顧客が同時に精算できるようになります。
さらに、フルセルフレジは顧客自身の操作不慣れにより時間がかかる可能性もあり、台数を増やすことで、全体の回転率アップにもつながります。
キャッシュレス決済対応が容易
セルフレジは、キャッシュレス決済との相性が良いのも大きな特徴です。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、多様な支払い方法に対応できるため、現代の消費者ニーズに合ったサービスを提供できます。
とくに、キャッシュレス決済の利用が進む若年層や訪日外国人をターゲットにしている店舗にとっては、導入するメリットが大きいといえるでしょう。
セルフレジを導入するデメリット5つ
セルフレジには多くのメリットがある一方で、デメリットとなる部分もあります。
デメリットを知らずにセルフレジを導入すると、のちのち「思っていたのと違った」と後悔するかもしれません。
そこで、これから紹介するセルフレジのデメリットを知ったうえで、導入を検討してみましょう。
導入にはコストがかかる
セルフレジの導入には、本体や周辺機器の購入、設置作業などのコストがかかります。
費用は製品や搭載機能、店舗の規模などによって異なりますが、数十万円〜数百万円の初期費用がかかることもあるでしょう。
また、導入後もランニングコストは定期的に必要です。初期費用と維持費をあらかじめ確認し、どの程度のコストが必要なのかを把握しておきましょう。
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顧客が操作に慣れるまで時間がかかる可能性がある
セルフレジを導入した店舗では、顧客にセルフレジの操作を覚えてもらう必要があります。
もちろんすぐに慣れる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。また世代によっては、操作に慣れるまで時間がかかる可能性も十分考えられます。
そのため、本来のメリットである「レジの待ち時間の短縮」の効果を得るまで一定の期間を有するケースもあり、導入当初は効果を実感できないかもしれません。
レジ操作のサポートスタッフが必要
顧客が操作に不慣れであれば、操作をサポートするスタッフが必要になります。
たとえば、画面の操作方法がわからなかったり、スキャンがうまくいかなかったりというシチュエーションでは、スタッフのスムーズな対応が求められます。
また、不正行為の監視役としてのスタッフの配置も欠かせません。そのため、一般的なセルフレジの導入だけで無人にするのは難しく、「最低限のスタッフは必要」と考えておくほうがよいでしょう。
なかにはTTG-MONSTARのように、1台で無人販売店舗が運営できるセルフ/セミセルフレジもあります。
具体的な機能として「遠隔でのコールセンターサポート」「多言語音声案内」「機器故障時には機能を縮小してレジ稼働」などが搭載されており、レジ操作のサポートスタッフなしの完全無人店舗運営が可能になります。
製品ページ>>TTG-MONSTAR
トラブル時のスタッフ対応が必要
セルフレジは便利な反面、機器の故障や決済エラーなどのトラブルが発生した際には、スタッフによる迅速な対応が欠かせません。
店舗にスタッフを常駐させない場合は、遠隔で接客できるシステムの導入が必要となります。
また、システム障害が起こればレジ全体が停止してしまうリスクもあるため、予備機の用意や復旧マニュアルの整備など、バックアップ体制の構築も重要です。
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万引きやバーコードの通し忘れのリスクがある
セルフレジは顧客自身で操作するため、万引きやバーコードの通し忘れのリスクがあります。
実際に、「わざとスキャンせずにバッグに入れた」「安い商品のバーコードをスキャンした」など、顧客によるレジ操作を悪用した万引き事例もあります。
当然ながら故意による万引きは犯罪ですが、急いで操作してスキャンし忘れたなど無意識に商品を持ち帰るケースもあり、万全な対策が求められます。
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セルフレジの導入にかかるコスト
セルフレジを導入する際には、機器そのものの購入費だけでなく、設置後の保守費用や運用に伴うコストも視野に入れる必要があります。ここでは、セルフレジ導入にかかる代表的な費用の内訳について解説します。
本体価格や初期費用
セルフレジ本体の価格は、機能やメーカーによって大きく異なります。シンプルなセミセルフレジであれば、1台あたり数十万円から導入できます。
一方で、複数の決済方式に対応した多機能型や、大型ディスプレイ・釣銭機を備えたフルセルフレジの場合は、1台あたり100万円を超えることも珍しくありません。
初期費用には、本体価格に加えて、以下のような費用が含まれます。
- 設置工事費
- ソフトウェア設定費用
- 操作マニュアル作成や研修費用
特に複数台の導入を検討する場合は、費用が大きくなるため、見積もり取得時に詳細を確認しておくことが重要です。
維持管理・保守コスト
導入後の運用においても、月々の保守費やメンテナンスコストが発生します。一般的には、年間保守契約を結ぶケースが多く、1台あたり数万円〜十数万円程度の維持費が必要です。具体的には、以下のようなサービスが含まれます。
- 定期点検
- 故障時の修理対応
ソフトウェアアップデート - 電話・訪問サポート
保守契約の内容によっては、「リモートサポート」や「代替機の提供」などの付加サービスもあるため、運用に不安がある場合はサポート体制の手厚さも選定基準にするとよいでしょう。
レンタル/リースと購入の比較
導入方法としては「一括購入」以外にも、「レンタル」や「リース」といった選択肢があります。初期費用を抑えたい店舗では、レンタルやリース契約を活用することで、導入時の負担を分散できます。
レンタルは短期間の利用に向いており、イベント出店や期間限定店舗などで柔軟に対応できます。
一方、リースは中長期的な導入に適しており、契約期間中は定額で機器を使用できますが、契約終了後に返却または買い取りが必要になる点には注意が必要です。
以下の表に、それぞれの特徴をまとめました。
導入方法 | 費用の特徴 | 契約期間 | 向いているケース | 特徴・注意点 |
購入 | 初期費用が高め | なし(自由に使える) | 長期的に使用する店舗 | 導入後は月額費用が発生しないが、保守・修理費用は自己負担 |
リース | 月額支払い(サービスによる) | 中〜長期(数年) | 常設店舗での長期運用 | 契約終了後に返却または買取が必要。途中解約は不可な場合も |
レンタル | 月額支払い(サービスによる) | 短期(1日〜数か月) | イベント・ポップアップストアなど | 長期利用の場合、割高になる可能性がある |
購入・リース・レンタルのいずれを選ぶかは、導入目的や店舗の資金計画、運用期間を踏まえて判断することが大切です。必要に応じて複数社から見積もりを取り、総コストの比較検討を行いましょう。
セルフレジの導入事例
ここからは、実際にセルフレジ『TTG-MONSTAR』を導入した企業の事例を6つ紹介します。
セルフレジに置き換えた効果や、導入の決め手となった理由などもあわせてチェックしていきましょう。
JR東日本スポーツ株式会社
総合型フィットネスクラブや専門ジムなどを展開する「JR東日本スポーツ株式会社」では、フィットネス施設のフロントにセルフレジを設置しました。
TTG‑MONSTAR導入の決め手となったのは、カスタマイズ性の高さと費用の安さの2点です。
将来的に既存POSシステムとの連携を検討していることから、月会費や回数券使用など柔軟な支払いに対応できるところも選定の理由になりました。
導入後は操作が容易だったこともありスムーズに稼働できたとのことで、1件あたりの対応時間の短縮につながったと実感いただいています。
インタビュー記事>>JR東日本スポーツ株式会社のみなさんにお話を伺いました。
シダックス株式会社
創業60年を超える給食運営受託企業「シダックス株式会社」では、顧客の事業所の食堂にセルフレジTTG‑MONSTARを設置しました。
導入の決め手となったのは、オペレーションの実績・マーケットの相性・システムの柔軟性の3点。
昼食時に集中する多くの利用者にも迅速に対応でき、さらに拠点ごとのカスタマイズや本部側でのデータ管理が可能になるなど、さまざまなメリットを実感されています。
また、多彩な決済手段と利便性アップにより、想定よりも顧客満足度の向上を実感しているとのことです。
インタビュー記事>>シダックス株式会社のみなさんにお話を伺いました。
株式会社JR東日本クロスステーション BECK’S STATION LOUNGE 東中野店
時間課金型のカフェ「ベックスステーションラウンジ東中野店」では、セルフレジTTG‑MONSTARと、ゲートシステム『TTG‐GATEWAY』を導入しています。
コロナ禍で多くの売上が見込めない立地でも、出店していけるカフェを構築したいという思いもあり、ゲートシステムを導入したことで、省人化運営が可能になることを実証しています。
また、現金・カード・クレジットとマルチ決済対応(今後)という点も導入のポイントになりました。
実際にゲートシステムによる時間課金制カフェを運営することで、今後の出店目安となる店舗面積や客席のレイアウトなどが把握できるようになりました。
インタビュー記事>>株式会社JR東日本クロスステーションのみなさんにお話を伺いました。
Omnomnom(オムノムノム)|24時間営業の無人スイーツ販売店
スイーツのセレクトショップ「Omnomnom」は、東京・世田谷に無人店舗としてオープンしました。省スペース型のセルフレジ端末TTG‑MONSTARを採用し、完全無人でのスイーツ販売を実現しています。
冷凍スイーツなどの商品を非対面で購入できるようにし、人手不足への対応と深夜の販売機会拡大を両立しています。
関連ページ>>24時間営業の無人スイーツ販売店!「Omnomnom(オムノムノム)」 に多機能セルフレジTTG-MONSTARを導入
紀ノ国屋アントレ エキュート上野店|スーパーマーケット
高品質な食品を扱う紀ノ国屋は、JR上野駅構内の「紀ノ国屋アントレ エキュート上野店」に、多機能セルフレジTTG‑MONSTARを導入しました。スーパーマーケット業態におけるTTG‑MONSTARの導入は、こちらの店舗が初の事例です。
TTG-MONSTARは、「通常時はセミセルフ」「混雑時にはフルセルフ」と、状況に応じて運用形態を切り替えられるのが特長です。これにより、通常時の省人化とピークタイムのスムーズな会計を両立しています。
関連ページ>>多機能セルフレジ「TTG-MONSTAR」がスーパーマーケットで初導入!「紀ノ国屋アントレ エキュート上野店」2025年4月24日(木)リニューアルオープン!
『A-FACTORY』内のFood Marchē(フードマルシェ)|青森県産品セレクトショップ
青森駅から徒歩2分の場所にある『A‑FACTORY』内のFood Marchē(フードマルシェ)は、2024年7月のリニューアルにあわせて、TTG‑MONSTARを導入しました。
人手不足への対応策として、省スペース設計で柔軟な運用が可能なTTG‑MONSTARを採用。
JR東日本グループ共通のポイントサービス「JRE POINT」対応に加え、年齢確認や多言語表示にも対応しており、スタッフと対面せずにスムーズな購入ができる環境を整えています。
関連ページ>>『A-FACTORY』内のFood Marchē(フードマルシェ)に多機能セルフレジTTG-MONSTARを導入
業態・店舗規模別のセルフレジの選び方
セルフレジにはさまざまなタイプがあり、店舗の業態や規模によって最適な機種は異なります。
導入するシステムを適切に選ばないと、オペレーションの複雑化や顧客満足度の低下につながることもあるため、自店舗の特徴を踏まえた導入が重要です。
ここでは、店舗タイプ別に適したセルフレジの選び方を紹介します。
小規模店舗におすすめのセルフレジ
スペースに限りのある小規模店舗では、コンパクトで使いやすいセルフレジが適しています。
たとえば、タブレット型の精算機や、決済機能が一体になったオールインワン端末など、省スペースでコストパフォーマンスにも優れた機種がよいでしょう。
なお、扱う商品の点数が少ない店舗では、読み取り精度よりもスムーズな会計の流れを作ることが大切です。
中〜大規模店舗に適したセルフレジ
取り扱う商品数や来店客数が多い中〜大規模店舗では、高い処理能力を備えたフルセルフレジやセミセルフレジが向いています。
複数台のレジを連携させたり、POSシステムと統合したりすることで、会計業務に加えて売上分析や在庫管理まで一元化できるため、効率的な店舗運営が可能になります。
さらに、ピーク時の回転率向上や有人レジとの併用により、混雑状況に応じた柔軟な運用ができる点も、中〜大規模店舗にとって大きなメリットといえます。
飲食店に向いているセルフレジ
飲食店では、注文から支払いまでをスムーズに処理できるセルフオーダー機能付きの券売機やタブレット型セルフレジが活躍します。
特にテイクアウト専門店やフードコート形式の店舗では、顧客が自身でメニューを選び、そのまま会計まで完了できる仕組みが、回転率の向上に効果的です。
また、厨房と連携可能なオーダーシステムと統合することで、オペレーション全体の効率化が図れるため、導入時にはこうした連携機能も重要な検討ポイントとなります。
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物販店に向いているセルフレジ
アパレルや雑貨などの物販店では、商品点数や価格帯に応じて柔軟に運用できるセミセルフレジが好まれる傾向にあります。
バーコードの読み取りやキャッシュレス決済への対応はもちろん、返品処理やポイントサービスとの連携など、多様な機能が求められます。
また、防犯面を重視する場合は、スタッフが近くでサポートできる設計のセルフレジを活用することで、安心して運用できます。
セルフレジ導入までの流れと期間
セルフレジを導入するにあたっては、導入プロセスを把握しておくことが大切です。
スムーズな導入を実現するためにも、事前に流れを理解しておきましょう。
導入までの一般的なステップ
セルフレジ導入のステップは、大きく分けて以下のような流れで進みます。
まずは、業種や店舗規模、顧客層に合った製品選定を行い、ベンダーと打ち合わせをします。
この段階で以下の内容を伝えておくと、その後の工程がスムーズです。
- 導入目的
- 希望機能
- 予算
次に、店舗環境に合わせた設計・レイアウト調整を行い、必要に応じて工事や回線手配が進みます。
その後、実際の機器が納入され、設置・初期設定・動作確認を経て、スタッフへの操作説明やトレーニングが実施されます。
最後に、実運用がスタートし、必要に応じて保守や改善対応が続いていきます。
規模や設備状況によって工程が増減する場合もありますが、基本的にはこのような流れとになります。
設置に必要な準備
セルフレジを導入するには、あらかじめ店舗側で用意すべき設備や環境があります。
たとえば、機器を稼働させるための安定した電源、POSや決済システムと通信するためのネットワーク回線が必要です。
Wi-Fiのみでの運用が難しい場合もあるため、有線LANの設置や回線契約の見直しが必要になるケースもあります。
また、レジを設置するためのスペースや導線の確保も重要です。店舗の出入り口付近や、会計時に他の顧客の通行を妨げない位置などを選ぶ必要があります。
導入機種によっては、券売機や発券機など大型の筐体になることもあるため、事前に製品サイズや重量を確認し、搬入・設置の可否を調べておくことも忘れないようにしましょう。
導入までにかかる期間の目安
セルフレジの導入期間は、システムの種類や店舗の準備状況によって異なりますが、一般的には数ヶ月が目安とされています。
とくにカスタマイズが必要なケースや、複数台を同時に導入する場合は、準備期間を長めに見込んでおいた方が安心です。
また、補助金を活用する場合や、工事を伴う設置を予定している場合は、申請期間や工期を含めてスケジュールに余裕を持たせることが大切です。
セルフレジを選ぶ際のポイント7つ
セルフレジは各社さまざまな製品を提供していることから、選び方に悩む方も多いと思います。
また、セルフレジは一度導入すると長く使うことになるため、業種や目的、用途にあわせて選ぶことが大切です。
ここでは、セルフレジを選ぶ際におさえておきたいポイントを7つ紹介します。
①操作性の高さをチェックする
1つ目のポイントは、操作性の高さです。セルフレジの操作方法は製品や設定内容によって異なります。
基本的にはどのセルフレジも、商品登録(商品選び)から会計まで完結するといった搭載機能は同じですが、顧客層を踏まえつつスタッフも使いやすいと感じる製品を選ぶとよいでしょう。
とくに年齢層が高い店舗への導入であれば、操作が簡単なものを選ぶとトラブルが起きにくくなります。
②店舗の広さやレイアウトを考慮する
2つ目のポイントは、店舗の広さやレイアウトを考慮して選ぶことです。セルフレジの本体サイズは製品によって異なるため、配置場所・配置方法を事前に検討しておくことが望ましいです。
セルフレジが店舗の広さとあっていなければ、レイアウトを考える際に苦労するかもしれません。
顧客のスムーズな導線も意識しつつ、どのようなセルフレジをどのように配置するか、イメージを膨らませて選びましょう。
③セキュリティの高さもチェックする
3つ目のポイントは、セキュリティの高さです。セルフレジでは、スタッフの目が届かないタイミングで万引きが発生する可能性もゼロではありません。そこでチェックしておきたいのが、セキュリティ面です。
セキュリティの高いセルフレジであれば万引きなどのトラブル防止に期待できるため、どのようなセキュリティ機能が搭載されているのかチェックしておきましょう。
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④拡張性・カスタマイズ性をチェックする
4つ目のポイントは、拡張性・カスタマイズ性です。
セルフレジを導入したあとで、「あの機能も欲しかった」「運用にあわせて少し仕様を変えたい」と感じるケースは少なくありません。
そうした場合に備え、導入予定の製品が拡張性やカスタマイズ性に優れているかも確認しておきましょう。
たとえば、将来的に「ポイント連携」や「予約システム」との統合や機能の追加などを検討している場合、柔軟に組み合わせられるシステム設計であれば再導入の手間が省けます。
⑤サポート体制・保守対応の充実度をチェックする
5つ目のポイントは、サポート体制や保守対応の充実度です。
セルフレジは日々の運用でトラブルが起きる可能性もあるため、ベンダーのサポート体制や、保守サービスの内容も重要な選定ポイントです。
操作トラブルや機器故障が発生した際、すぐに問い合わせができる窓口があるか、現地対応や遠隔サポートに対応しているかを確認しておきましょう。
⑥対応している決済方法の種類をチェックする
6つ目のポイントは、決済方法の種類です。
近年は、現金だけでなくキャッシュレス決済のニーズが高まっており、セルフレジも多様な決済手段に対応する必要があります。
導入を検討する際は、以下のどの決済に対応しているかを事前に確認しておきましょう。
- クレジットカード
- 交通系IC
- QRコード決済
- 電子マネー
特に若年層やインバウンド客が多い店舗では、非接触決済やスマートフォン決済のニーズが高くなっています。
将来的に対応方法を追加できる拡張性があるかどうかも含めて、柔軟に選べるセルフレジを選ぶと顧客の利便性が向上し、会計時のストレスも軽減されます。
⑦多言語対応の有無も確認する
7つ目のポイントは、多言語対応の有無です。
インバウンド需要の高まりや外国人居住者の増加に伴い、多言語対応はセルフレジ選定の重要な要素になりつつあります。
製品によっては、タッチパネル画面の言語切り替え機能や、「TTG-MONSTAR」のように、英語・中国語・韓国語などの音声案内が用意されているものもあります。
また、サポートセンターやリモート対応時に多言語での問い合わせが可能かどうかも、確認しておきたいポイントです。
まとめ
セルフレジは便利で画期的なレジシステムですが、業種や目的、顧客層にあわなければ逆効果になる可能性もあります。
そのため、導入する店舗の広さやレイアウト、顧客層など、さまざまな角度からもっともよいと考えられる製品を探してみてください。
本記事で紹介したセルフレジのメリットとデメリットの両方を理解し、自社店舗に最適なセルフレジを選びましょう。
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TTG-MONSTARは1台で「券売機」「セルフ後会計レジ」「セミセルフ・セルフレジ」の3役をこなす多機能型セルフレジです。
セルフレジの導入をご検討中の方は、以下のリンクよりプロダクト概要資料をご確認ください。
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